【ウクライナ情勢・米金融政策を注視】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/2/26】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年2月28日から3月4日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年2月21日~2月25日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年2月28日~2022年3月4日)

ドル円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

【振り返り】
・2月21日週のドル円の値幅は最大で「1.353円」となりました。
・先週比で高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっています。
・米長期金利は「1.8-2.0%」付近で推移しています。
【考察】
・今週はロシアのウクライナ侵攻を契機にリスクオフ相場が強まりました。ただしドル円に関しては、一時は114.40円台まで下落するも、有事のドル買いにより115円台ミドルまで反発しての越週となったことからも、下値余地は限定的であることが再確認できました。
ウクライナ情勢が落ち着くまでは、上値余地の拡大は見込めないものの、先述の通り暴落の可能性は低く、日銀による金融緩和スタンスの明確化もあることから、買い目線は継続すると想定しています。

そんなドル円に関する2月28日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

米雇用統計やパウエルFRB議長の議会証言には要注目です。

3月1日:米自動車販売(2月)、米ISM製造業景気指数(2月)、バイデン米大統領演説
3月2日:米ADP雇用者数(2月)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
    パウエルFRB議長の議会証言
3月3日:米ISM非製造業景気指数(2月)、パウエルFRB議長の議会証言
3月4日:日本雇用統計(1月)、米雇用統計(2月)

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

【環境認識】
・100日移動平均線にサポートされ、再び20日移動平均線を上抜ける
・RCIは短期線が上向き、中期線が下向き、長期線が水平でレンジ相場を示唆

【移動平均線】
現在レート:115.520円
20日移動平均線:115.199円
50日移動平均線:114.905円
100日移動平均線:114.364円
200日移動平均線:112.252円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.114.350-114.900円:100日移動平均線を下値余地として、114円台での買いエントリーを段階的に狙う。
└利益確定のターゲットは「116.00-116.30円」
※直近の値動きを見ても、20日移動平均線は支持線として機能していないことから、焦らずにエントリーポイントを待つのが良さそうです。

【売りエントリーポイント】
1.115.90-116.30円:年初来高値を目安に115.90円から売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「114.90-115.20円」
※年初来高値更新で損切設定を推奨

今週のドル円の想定レート
・「114.30円~116.50円」:レンジ相場を想定。基本的には114円台での段階的な買いエントリーを狙いつつ、年初来高値の更新を見据えたいところです。週末の米雇用統計にも要注目です。また、「リスク回避の円買い、有事のドル買い」もあり、一方的な下落の可能性は低いと考えますが、ウクライナ情勢の動向には引き続き警戒が必要です。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年2月28日~2022年3月4日)

ユーロ円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

【振り返り】
・2月21日週のユーロ円の値幅は最大で「2.987円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを下回る結果となっています。
【考察】
・ウクライナ情勢緊迫化に伴う地政学リスクの高まりから欧州通貨は弱気相場を形成しています。週末は持ち直したものの、やはりウクライナ情勢を鑑みると「円買いドル買い」が優勢な状況下では、上値余地は限定的で売り優勢を想定しています。

そんなユーロ円に関する2月28日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

3月1日:ドイツ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値) 02月
3月2日:ドイツ・雇用統計 02月
3月3日:ユーロ・雇用統計 01月

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

【環境認識】
・週末に持ち直すも、各移動平均線は下抜けての越週
・RCIは短期線が水平、中長期線が下向きで売り優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:130.198円
20日移動平均線:130.675円
50日移動平均線:130.187円
100日移動平均線:130.183円
200日移動平均線:130.331円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.127.90-128.40円:2月21日週安値を目安に128円台前半から買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「130.00-130.40円」
※安値更新で損切設定を推奨

【売りエントリーポイント】
1.130.70-131.00円:20日移動平均線を目安に131円にかけての売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「128.70-129.00円」

今週のユーロ円の想定レート
・「128.00円~131.00円」:売り優勢、20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年2月28日~2022年3月4日)

ポンド円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

【振り返り】
・2月21日週のポンド円の値幅は最大で「3.407円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを下回る結果となっています。
【考察】
・ユーロ円同様に、欧州通貨はウクライナ情勢の緊迫化の影響を諸に受けています。特にポンド円はリスクに過敏に反応するため、現在の不安定な相場でのトレードは非常に難しい印象です。もちろん値動きは激しいので、上手くやれば大きく利益を稼げるわけですが・・・
・来週以降も引き続きウクライナ情勢、欧州株の値動きを見つつのトレードとなります。

そんなポンド円に関する2月28日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

英国独自の経済指標は特になし

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

【環境認識】
・続落するも、200日移動平均線でサポートされて反発
・RCIは短中長期線が下向いており、売り優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:154.879円
20日移動平均線:155.947円
50日移動平均線:155.332円
100日移動平均線:154.936円
200日移動平均線:153.398円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.153.00-153.40円:200日移動平均線を目安に153円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「155.00-155.30円」

【売りエントリーポイント】
1.155.60-155.90円:20日移動平均線目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「153.00-153.50円」
※20日移動平均線を明確に上抜けた場合は、損切設定を推奨
2.200日移動平均線を明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「151.00-151.40円」

今週のポンド円の想定レート
・「153.00円~156.70円」:売り優勢、戻りの上昇の勢いを見つつ20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙いたい。
200日移動平均線を明確に下抜けたタイミングでの売りエントリーを狙うのも検討の余地あり。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年2月28日~2022年3月4日)

豪ドル円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/2/21-2/25)の画像

【振り返り】
・2月26日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.822円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
・資源高による影響もあり、オセアニア通貨は底堅い動きが確認できます。
【考察】
・今週は豪州独自の重要な経済指標はなかったものの、ウクライナ情勢でリスクオフ相場となりました。ただし、今回は資源高の影響もあり資源国であるオーストリアなどオセアニア通貨は底堅い動きで上値余地を模索する展開となっています。
・個人的には原油高が続くようなら、豪ドル円はの押し目買いは狙い目だと考えています。

そんな豪ドル円に関する2月28日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

来週は「豪中銀政策金利」には要注目です。

2月28日:豪・小売売上高 01月
3月1日:豪・中銀政策金利 03月
3月2日:豪・実質GDP 第4四半期

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/2/26時点)

【環境認識】
・20日移動平均線が支持線となる
・下落TLを上抜けるかに注目
・RCIは短期線が上向き、中長期線が水平で買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:83.464円
20日移動平均線:82.422円
50日移動平均線:82.453円
100日移動平均線:82.777円
200日移動平均線:82.269円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.82.00-82.40円:20日、50日、200日移動平均線を目安に82円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「83.80-84.10円」

【売りエントリーポイント】
1.83.90-84.10円:下落トレンドラインを目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「82.60-82.90円」
※下落トレンドラインを明確にブレイクした場合は、損切推奨
今週の豪ドル円の想定レート
・「82.20円~84.50円」:買い優勢、基本的には各移動平均線を目安に82円台での買いエントリーを狙う。上値余地としては、下落トレンドラインをブレイクできるかが焦点。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

引き続きウクライナ情勢の動向には要警戒です。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:やや買い優勢
・想定レートは「114.30円~116.50円」:有事の円買い、ドル買いで下値余地は限定的。
基本的には114円台での段階的な買いエントリーを狙う。
また「米雇用統計」や「パウエルFRB議長の証言」など米独自のイベントにも要注目です。
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「128.00円~131.00円」:20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。
・ポンド円:売り優勢
・想定レートは「153.00円~156.70円」:戻りの上昇の勢いを見つつ、20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。または200日移動平均線を明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う。
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「82.20円~84.50円」:原油高を背景に、資源国であるオセアニア通貨は底堅い展開。82円台での買いエントリーを狙いつつ、長期の下落TLをブレイクできるかに注目。

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