ダウ平均株価 相場見通し ~追加経済対策の期待感で最高値更新中、懸念材料は長期金利の動向~
2月8日週のダウ平均株価の値幅は最大で「352.6ドル」となりました。
先週比で比較すると高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、堅調な値動きとなっていることが確認できます。
堅調な値動きとなっている背景には、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあることが挙げられるでしょう。
ピーク時は、アメリカの1日のコロナ新規感染者が20万人以上でしたが、2月8日週は約10万人前後まで減少しており、ピークアウトしつつあります。
それに加えてバイデン大統領の目玉でもある大型の追加経済対策がアメリカ経済を下支えするとの期待感から株価は今後も堅調に推移することが予想されます。
唯一の懸念材料として、米長期金利(10年債利回り)も上昇傾向にあることを認識しておくべきでしょう。
教科書通りに言えば、金利が上がると株価は下がるとされていますが、今は金利も株価も上昇しており、何か嫌な予感がしています。
筆者的には、「1.2-1.3%」ラインが上値余地として考えていますが、2月12日に「1.215%」での越週となっており、非常に気掛かりなポイントとなっています。
日足チャート 徹底解説 ~移動平均線はパーフェクトオーダーを維持で、押し目買い狙いは継続~
それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
環境認識を行います。
2.日足50MA(青:30,500ドル)・・・個人的には微妙、ここまで待つならもう少し下で買う
3.上昇平行チャネルの下限(30,000-30,200ドル)・・・過去に複数回サポートラインとして機能した実績あり、ただし短期的にこのラインまで下落する可能性は低いのが難点
「30,500ドル~32,500ドル」:買い目線、下がったら買う。自分の資金状況次第で強気に攻めるか深い押し目を待つかを選択する。
ドル円 相場見通し ~ドル買いは一服も、リスク選好のドル売りか金利上昇のドル買いによる綱引きで方向感を下がる展開~
2月8日週のドル円の値幅は最大で「1.262円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、一先ずのドル買いは一服したと言えるでしょう。
次週は、コロナワクチンの普及によるリスク選好ムードの高まりを受けてのドル売りと米長期金利上昇によるドル買いの綱引き状態から方向感を探る展開となると想定をしています。
ドル円に関する2月15日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
連日何らかのイベント・経済指標がありボラティリティ拡大を期待できそうですね。
2月16日:米NY連銀製造業景気指数(2月)
2月17日:米小売売上高(1月)、米生産者物価指数(1月)、米FOMC議事録(1月26-27日開催分)
2月18日:米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(2月)
2月19日:日本消費者物価指数(1月)、米製造業PMI速報値(2月)
日足チャート 徹底解説 ~日足100MAから日足200MA間での値動きを想定、ブレイク狙いのトレードもあり~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
環境認識を行います。
・「104.00円~105.70円」:レンジ上限・下限での逆張りトレードを想定。やや売り優勢ではあるが下値余地も限定的。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「30,500ドル~32,500ドル」
・想定レートは「104.00円~105.70円」
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