また、先週(2024年10月28日~11月1日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2024年11月4日~2024年11月8日)
月日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■11月5日(火)
・米大統領選・議会選挙
・豪・中銀政策金利 11月
・アメリカ・ISM非製造業景気指数 10月
■11月7日(木)
・英国・英中銀政策金利 11月
・アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 11月
・パウエルFRB議長会見
今週の振り返り
週足陽線:ユーロ円
週足陰線:ドル円、ポンド円、豪ドル円
■10月28日週は日本の衆院選選挙明けから、円安スタートで始まりました。
背景としては、自民党・公明党で過半数割れとなったことを受け、日本の政局運営の不安⇒日銀の追加利上げ期待が後退
■週後半は日銀会合&植田日銀総裁の会見の内容に注目が集まりました。
結果としては、金利据え置きで10月会合での利上げは見送りました。一方で植田日銀総裁は「時間的な余裕がある」との文言を一度も使わず、タカ派的内容だったこともあり、早期の利上げ期待が再燃した。
■週末にかけては円買いが優勢となったものの、151円台で下げ渋ると最終的には152円台後半まで買い戻されるなど、ドル円は底堅い値動きを見せての越週となり、次週の米大統領選・FOMCを迎えることになっています。
来週の相場見通し(期間:2024年11月4日~2024年11月8日)
ドル円(USD/JPY)
【環境認識】
■5日MAに沿った強い上昇トレンドは終了、ただし200日MAが支持線として機能
■日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:152.869円
5日移動平均線:152.949円
20日移動平均線:150.982円
50日移動平均線:146.777円
100日移動平均線:150.344円
200日移動平均線:151.572円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のドル円の想定レート:「148.00円~157.50円」
■テクニカル的には下値を切り下げて上昇しており、押し目買いを狙いたい局面ではありますが、正直に言って11/4週は米大統領選・議会選挙の結果次第でしょう。
■トランプ氏勝利の場合ドル買い、ハリス氏勝利の場合ドル売りが強まると予測されており、現状の予想では接戦(若干トランプ氏有利の報道もあり)となっています。そのため結果が出るまで時間が掛かる可能性た高く、為替は乱高下相場となると考えます。
■FOMCについては、11/1に発表された米雇用統計が予想を下回る結果となったことで、「0.25%」の利下げが織り込まれています。そのため、「0.50%」などの大幅利下げがないか、またパウエルFRB議長の会見内で今後の利下げペースに関して発言があるか要警戒です。
ユーロ円(EUR/JPY)
【環境認識】
■5日MAに沿った上昇トレンドは終了したものの、200日MAより上で推移
■日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:165.634円
5日移動平均線:165.815円
20日移動平均線:163.912円
50日移動平均線:161.361円
100日移動平均線:164.366円
200日移動平均線:164.695円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のユーロ円の想定レート:「163.50円~168.00円」
■ドル円の分析でも述べたように、米大統領選・議会選挙やFOMCなどファンダメンタル的な要素が非常に強い1週間で、ボラティリティ拡大が予想されます。
■テクニカル的には上目線で、各日足移動平均線を目安に段階的な買いエントリーを狙いつつも、円買いが優勢となった場合は、買いポジションの解消→売り目線に切り替えるなど柔軟な対応が求められます。
ポンド円(GBP/JPY)
【環境認識】
■一時20日MAを下抜けるも、100日MAでサポートされ反発
■日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:197.525円
5日移動平均線:198.085円
20日移動平均線:196.279円
50日移動平均線:192.598円
100日移動平均線:195.068円
200日移動平均線:194.099円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週のポンド円の想定レート:「194.00円~201.50円」
■11/4週のポンド円は正直かなり難しいと考えています。リスクに過敏に反応する通貨のため、米大統領選・議会選挙・FOMC・英中銀政策金利に伴うボラティリティ拡大の影響を諸に受ける予想します。
■英中銀では11月に「0.25%」の利下げ、12月は据え置きの見方が強まっています。予想外のサプライズ的な動きがあれば、買いであれば200円ラインの突破や、売りであれば200日MAを下抜ける可能性も十分にあり、結果には要警戒です。
豪ドル円(AUD/JPY)
【環境認識】
■99円~101円間での値動き
■日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:100.320円
5日移動平均線:100.499円
20日移動平均線:100.490円
50日移動平均線:98.789円
100日移動平均線:100.593円
200日移動平均線:100.439円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
今週の豪ドル円の想定レート:「98.00円~102.50円」
■11/5に豪中銀政策金利の発表が予定されています。直近の現状は金利据え置きと早期利下げ予想は五分五分となっており、結果には注目が集まっています。
■据え置きの場合は、底堅い値動きを維持することが予想されますが、利下げとなった場合は下値予想の50日MAを割り込む可能性も十分にあります。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート&目線まとめ
・想定レートは「148.00円~157.50円」
⇒中立
※米大統領選・議会選挙、FOMCとボラティリティ拡大が予想され、要警戒
・想定レートは「163.50円~168.00円」
⇒中立
・想定レートは「194.00円~201.50円」
⇒中立
・想定レートは「98.00円~102.50円」
⇒中立
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