【FX】ドル安織り込みでクロス円は底堅い!ユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2020/11/22】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2020年11月23日から11月27日にかけての相場見通しを解説します。
先週の振り返りや、2020年11月23日から10月27日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
記事:【どうなる景気対策案】FXドル円・ダウ平均株価相場予測【2020/11/21】
また、先週(2020年11月16日から11月20日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
記事:【ワクチン恩恵で豪ドルが強気】FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2020年11月15日】

ユーロ円 相場見通し ~ドル安に支えられているものの、ユーロは弱含みの展開を想定~

ユーロ円の1週間の値動き(2020/11/16-11/20)

ユーロ円の1週間の値動き(2020/11/16-11/20)

今週のユーロ円は最大で「1.593円」の値動きとなりました。

先週と比較すると高値と終値が「50~60銭」程度下落しています。安値は更新されていないことから122円台では底堅さを確認できます。

とはいえ、ユーロに関しては欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大・経済活動の制限など先行きの不安感が募っており、ドル安の流れがあるため大崩れとはなってはいませんが、厳しい状況が続きます。

11月23日週のユーロに関する主なイベント・経済指標は下記の通りです。

11月23日:ドイツ製造業PMI速報値(11月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(11月)
11月24日:ドイツIFO景況感指数(11月)
11月26日:ドイツGFK消費者信頼感(12月)

日足チャート 徹底解説 ~三角保ち合いを下抜け、ユーロ円は売り目線~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年11月21日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2020/11/21時点

先週のユーロ円は上値が重く、緩やかに下落しています。最終的には三角保ち合いを下にブレイクし「123.091円」での越週となっています。

123円台は維持したものの、MACDはデッドクロスしており、戻り売りを狙ったトレードが想定されます。

目先の下値余地としてはフィボナッの38.2%ライン(122.30円)までが想定されます。

現状の価格帯から売りエントリーを狙っても旨味がなく、先述したドル安の流れもあることから大崩れは期待できませんので、週明けは戻りを待って123円半ばから124円にかけての戻り売りを狙いましょう。

今週のユーロ円の想定レート
・「122.00円~124.00円」:売り目線、一旦は戻りを待ちましょう。

ポンド円 相場見通し ~底堅さを確認、ユーロが足枷で上値を攻めきれかは不透明~

ポンド円の1週間の値動き(2020/11/16-11/20)

ポンド円の1週間の値動き(2020/11/16-11/20)

今週のポンド円は最大の値幅が「1.674円」とポンドにしては狭いレンジでの値動きとなりました。

先週と比較すると高値は138.80円台と先週比で「-1.42円」となった一方で、安値は137.10円台で下げ止まっており、先週比で「+1.47円」と底堅さを確認することができます。

ネガティブ要素の多い英国含む欧州ですが、英国とEUの貿易交渉に進展が見られ、来週明けには合意できる可能性もあるとの一部報道もあり、注目が集まります。

売り目線のユーロとは違い、買うならポンドや後述の豪ドルを推奨したいところです。

11月23日週のポンドに関連する主なイベント・経済指標は下記の通りです。

・個別の経済指標は特になし
・引き続き「英国とEUの貿易交渉」に注目、一部報道では来週明けには合意できる可能性ありとのこと

日足チャート 徹底解説 ~短期・中期移動平均線をサポートラインとして買い目線、ターゲットは140円~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年11月21日時点のポンド円の日足チャート画像

ポンド円(日足チャート):2020/11/21時点

11月16日週のポンド円は狭い範囲での値動きとなりました。

目安は上値をフィボナッチの23.6%ライン、下値を中期移動平均線としたレンジ相場とも取ることができます。

MACDがデッドクロスしているため、突っ込んでの買いは厳禁ですが、週明けは短期・中期移動平均線をサポートラインとしての押し目買いを狙うことになります。

またフィボナッチの23.6%ラインを長時間超えれないようなら注意が必要です、その場合はポジションを決済して、次の機会に備えることとなります。

今週のポンド円の想定レート
・「136.80円~140.00円」:週明けは買いから、短期・中期移動平均線をサポートラインとして認識。フィボナッチの23.6%ラインを抜けれるかに要注意。

豪ドル円 相場見通し ~目先は引き続き強気相場で押し目買い狙い~

豪ドル円の1週間の値動き(2020/11/16-11/20)

豪ドル円の1週間の値動き(2020/11/16-11/20)

11月16日週の豪ドル円の最大の値幅は「1.366円」と落ち着きを見せつつあります。

より詳細に確認すると、高値が切り下がっている一方で、安値は切り上がっていることが確認できます。ポンド円に近いパターンとなっていますね。

11月19日に発表された豪雇用統計(10月)は、失業率7.0%(予想7.1%)、雇用者数は+178,800人(予想-2.75万人)と事前の予想より良かったものの、値動きは限定的となっています。

豪ドル円に関しては、75円を割り込まない限りは、強含みの展開を想定しており、引き続き押し目買いを狙う相場と考えています。

11月23日週の豪ドルに関連するイベント・経済指標は下記の通りです。

・個別の経済指標はなし
・世界的な感染者数の動向やワクチン開発の認可についての報道を注視

日足チャート 徹底解説 ~75.00円から77.00円の値動きを想定~

それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年11月21日時点の豪ドル円の日足チャート画像

豪ドル円(日足チャート):2020/11/21時点

現状の豪ドル円は中期移動平均線付近の75.819円での越週となっています。

目先は75.00円~77.00円間での値動きを想定しており、週明けは75.00円をサポートラインとしての押し目買いを狙いたいと思います。

上値想定の77円台では上位足の下落トレンドラインがあるため決済兼売りエントリーを狙うポイントとなります。

MACDはデッドクロスしている点がやや気掛かりではあるものの、ドル安となっていることから他のクロス円同様に大きな下落はないと考えています。

今週の豪ドル円の想定レート
・「75.00円~77.00円」:週明けは押し目買い狙い、77.00円からは決済兼売りエントリーを狙うポイント。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「122.00円~124.00円」:じ売り目線、一旦は戻りを待ちましょう。
・ポンド円:やや買い優勢
・想定レートは「136.80円~140.00円」:短期・中期移動平均線をサポートラインとして認識。フィボナッチの23.6%ラインを抜けれるかに要注意。
・豪ドル円:買い優勢も77円台からは売り検討
・想定レートは「75.00円~77.00円」:週明けは押し目買い狙い、77.00円からは決済兼売りエントリーを狙うポイント。

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