【FOMCは2022年に3回の利上げ方針を示す】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2021/12/18】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年12月20日から12月24日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2021年12月13日~12月17日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 相場見通し ~FOMCはややタカ派的内容で、ドル高目線の継続で問題なし~

ドル円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

ドル円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

12月13日週のドル円の値幅は最大で「1.123円」となりました。

先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。

今週の注目は何と言っても米FOMCでしたが、結果は下記の通り予想よりもややタカ派的内容でしたね。

FOMC要点
1.テーパリングの終了時期を2022年3月に設定
2.ドットチャートにおける政策金利見通しを上方修正(2022年は3回の利上げ方針)
これを受けてドル円は一時114.20円台まで急伸しましたが、上昇はここまで。
イベント通過の買い一服、株安や米長期金利の下落、米中対立の懸念などもあり週末にかけては113.10円台まで下落する展開となりました。
最終的にはFRB理事による「3月FOMCでの利上げ」示唆の発言もあり、113.60円台での越週となっています。
ドル円に関しては、112円台中央に強力な支持線があることや、ファンダメンタル的にも余程のリスクオフ相場が来ない限り、下落余地は限定的と考えます。
今回のFOMCで示された通り、利上げ期待を念頭に置き、押し目買い狙いのトレードを継続したいと思います。

そんなドル円に関する12月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

来週はクリスマスということで、週末にかけては欧米市場が薄商いとなりそうです。

12月20日:米景気先行指数(11月)
12月22日:米GDP確報値(第3四半期)、米消費者信頼感指数(12月)
12月23日:黒田日銀総裁講演、米個人所得支出(11月)
12月24日:日本消費者物価指数(11月)、米市場休場

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

【環境認識】
・112円台半ばに強力な支持線有り、一方で114円台では上値の重い値動き
・RCIは短期線が水平、中期線が上向き、長期線が下向きで方向感を探る展開を示唆

【移動平均線】
現在レート:113.697円
20日移動平均線:113.748円
50日移動平均線:113.823円
100日移動平均線:112.022円
200日移動平均線:110.792円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.112.50-113.10円:112.50円ラインのサポートラインを目安に、113円台前半から段階的な買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「114.00-114.50円」

【売りエントリーポイント】
1.114.20-114.50円:12月13日週高値を目安に114円台での売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「113.20-113.50円」

※来週は欧米市場はクリスマス休暇もあり、薄商いが予想されます。

今週のドル円の想定レート
・「112.90円~114.50円」:短期的には売り買いどちらも狙える相場、理想は112円台で買い114円台で売る。

ユーロ円 相場見通し ~ECBば2022年中の利上げ見通しは低いとの見解を示す~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

12月13日週のユーロ円の値幅は最大で「1.898円」となりました。

先週比で高値・安値は上回ったものの、終値は下回る結果となっています。

週半ばにかけては129.60円台まで急伸しましたが、やはりラガルド総裁の2022年中の利上げ可能性は低いとの発言や欧州での感染拡大懸念、週末の株安による影響で1週間の上昇を帳消しにする下落を見せての越週となっています。

ユーロ自体に積極的な買い材料ない状況が続いており、引き続きユーロは売り目線でのトレードを想定しています。

そんなユーロ円に関する12月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

12月20日:ユーロ・経常収支 10月
12月24日:ドイツ市場は休場

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

【環境認識】
・100日移動平均線を前に反落、再び20日移動平均線を下抜ける
・RCIは短長期線が下向き、中期線が水平で売り優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:127.742円
20日移動平均線:128.343円
50日移動平均線:130.180円
100日移動平均線:129.768円
200日移動平均線:130.473円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.127.30-127.50円:12月3日安値付近を目安に買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「128.30-128.50円」

【売りエントリーポイント】
1.128.30-128.40円:20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う
2.128.90-129.10円:129.00円を目安に売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「127.30-127.50円」
3.127.30円を明確に下抜けたら、売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「126.30-126.50円」

今週のユーロ円の想定レート
・「126.50円~129.00円」:売り目線、12月3日安値更新で下値余地の拡大を期待。

ポンド円 相場見通し ~英中銀政策金利は「0.25%」とサプライズ利上げ~

ポンド円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

12月13日週のポンド円の値幅は最大で「2.87円」となりました。

先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。

今週は英中銀政策金利がまさかの「0.25%」にサプライズ利上げを実施したことで、ポンド円は一時は152.60円台まで急伸。

ポンド買いが強まり、一気に上昇するかと思いましたが、週末にはクリスマス前のポジション調整や株安、米中対立の問題など円買いが強まり、150.40円台まで反落しての越週となっています。

そんなポンド円に関する12月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

12月22日:英国・実質GDP(確報値) 第3四半期、英国・経常収支 第3四半期

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

【環境認識】
・100日、200日移動平均線にタッチするも20日移動平均線を下抜けるまで反落
・RCIは短期線が下向き、中期線が上向き、長期線が水平で方向感を探る展開を示唆

【移動平均線】
現在レート:150.455円
20日移動平均線:151.083円
50日移動平均線:153.460円
100日移動平均線:152.421円
200日移動平均線:152.473円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。三角保ち合いを明確にブレイクした方にエントリーを狙うのもあり。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.149.90-150.10円:節目の150.00円を目安に買いエントリーを狙う
2.148.90-149.00円:12月3日安値を目安に買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「151.00-151.10円」

【売りエントリーポイント】
1.151.10-151.40円:20日移動平均線+下落トレンドラインを目安に売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「150.10-150.40円」

今週のポンド円の想定レート
・「149.00円~152.50円」:売り買いどちらも狙える相場、どちらかというとクリスマスムードで調整売りの動きが優勢な印象はある。

豪ドル円 相場見通し ~82円台を維持できずに反落、ダウンサイドリスクに警戒~

豪ドル円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2021/12/13-12/17)の画像

12月18日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.961円」となりました。

先週比で高値安値を上回ったものの、終値は下回っており、ダウンサイドリスクに警戒が必要です。

今週の豪ドル円は他のクロス円同様に週後半までは堅調な値動きで一時は82円ラインをブレイクするなら、上昇の勢いを感じました。

しかしながら週末にかけては、円高ドル高相場が強まり、豪ドル円も80.90円台での越週となっています。

そんな豪ドル円に関する12月20日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

特になし

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2021/12/18時点)

【環境認識】
・82円台を維持できずに反落、20日移動平均線を下抜ける
・RCIは短長期線が下向き、中期線は上向きでやや売り優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:80.972円
20日移動平均線:81.194円
50日移動平均線:83.101円
100日移動平均線:81.795円
200日移動平均線:82.684円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円はやや売り優勢であると考えています。

特に80.40円ラインには注目しています。明確に下抜けるようだと、下値余地の拡大が期待できます。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.80.40-80.50円:12月14日の上昇の起点ラインを目安に買いエントリーを狙う
2.79.80-80.00円:79円台での買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「81.70-82.00円」

【売りエントリーポイント】
1.81.70-82.00円:100日移動平均線+82円ラインを目安に売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「80.40-80.50円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「79.80円~82.00円」:クリスマス前でポジション調整もありやや売り優勢か、週明けは80.40円ラインに注目。下抜けたら、ダウンサイドリスクが高まり再び安値更新を目指す値動きを想定。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:短期は売り買い中立、長期は買い目線
・想定レートは「112.90円~114.50円」:短期は112円台で買いエントリー、114円台で売りエントリーを狙う。
長期目線は112円台でしっかりと買いポジションの保有を狙う。
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「126.50円~129.00円」:週明け早々に127.30円を明確に下抜けるようだと、ダウンサイドリスクに警戒。
・ポンド円:売り買い中立
・想定レートは「149.00円~152.50円」:日足レベルでの三角保ち合いを形成、ブレイク狙いのトレードもあり。
・豪ドル円:やや売り優勢
・想定レートは「79.80円~82.00円」:80.40円ラインを下抜けるかに注目、抜けたら下値余地の拡大が期待できる。下げ渋るようなら買いで勝負するのもあり。

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