ダウ平均株価 相場見通し ~方向感に欠ける値動き、GAFAの決算発表待ち~
今週のダウ平均株価は「28,000ドル台」での狭い範囲での値動きとなっており、方向感に欠ける1週間となりました。
これまでのダウ平均株価は米国の追加経済対策への期待感で上昇してきた側面が強いわけですが、結局のところ未だに合意とはなっていません。
というか今週は、合意するかもという報道で上がり、やはり合意には遠いという報道で下がりの繰り返しでしたね。
また、流石に米大統領選を控えて様子見ムード・ポジション調整の動きが出ているのも29,000ドルへの重石となっています。
そんな決定打に欠ける中で、来週注目のイベントは「GAFA」の決算発表でしょう。言うまでもなくハイテク大手株のGAFAの決算発表の結果には注目が集まります。
これら4社の決算発表、米大統領選の行方、米国の追加経済対策、欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大等々、値動きに寄与するネタは豊富にありますので、引き続き情報収集には怠らないようにしましょう。
日足チャート 徹底解説 ~現状の価格帯では無理にトレードせず、できるだけ引き付けての押し目買い狙い~
それでは、、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
ダウ平均株価は値動きに方向感に欠ける展開が続いており、「28,290ドル」での越週となっています。
29,000ドルにかけての上値の重さを印象付ける一方で、短期移動平均線ではサポートされており底堅さも見せつけています。
個人的には短期移動平均線に沿った「28,000ドル台」での買いは、短期的には高値掴みとなる可能性を考慮すると、その下の中期移動平均線・フィボナッチの23.6%ラインまでの引き付けての押し目買いを想定しています。
「27,200ドル~29,200ドル」:方向感に欠ける、中期移動平均線まで引き付けての押し目買い狙い
ドル円 相場見通し ~ドル売り加速で104円台へ~
今週のドル円は最大の値幅が「1.406円」とドル円としては大きく動いた1週間となりました。
先週と比較すると、安値・終値を大きく更新しており、「104.688円」での越週となっています。
個人的には105円付近では揉み合うと考えていたので、あっさり割り込んだのは想定外。短期筋のロスカットを巻き込み「104.333円」まで下落したことを考えると、ドル円は戻り売り狙いを継続するのが基本的なトレードシナリオとなります。
また来週のドル円に関する主なイベント・経済指標は下記の通りです。
10月28日(水):アルファベット、Facebook、TwitterのCEOが上院委員会で証言
10月29日(木):GAFA決算発表、米中古住宅販売成約指数(9月)、米新規失業保険申請件数
10月30日(金):米個人所得支出(9月)
日足チャート 徹底解説 ~ドル円は流れに逆らわず、戻り売り狙いを継続~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
ドル円はフィボナッチの23.6%ラインである「105.70円付近」に到達後に104円台まで大きく下落。
日足チャートや米国を取り巻く環境を考えると、ドル円が大きく上昇する可能性は考え辛く、来週もドル円は戻り売り狙いが基本的なトレードシナリオとなります。
目安は105円台にかけての戻り売りとなります。今週は104円台から105円台に戻すことが出来なかったことを考えると、上値の重さはお分かりいただけると思います。
テクニカル分析的な目線でも移動平均線も短期~長期線まで下方向に向いており、どんなに上昇しても短期移動平均線が精一杯だと考えています。
また、下値余地に関しては9月安値の「104.00円」が目安となります。正直このラインは心理的な節目であること、過去チャートでも7月・9月と反発の起点になったラインであることをを考えるとサポートラインとなることが想定されます。
一方でこのラインを抜けるようだと底なし沼のように下落することになるので、104円台前半の値動きには警戒しておきましょう。
いずれにしても、ドル円は引き続き戻り売りで利益を積み重ねることになりそうです。
・「103.50円~105.40円」:戻り売り狙い継続、105円台での売りエントリーが理想
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「27,200ドル~29,200ドル」
・想定レートは「103.50円~105.40円」
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