【米利上げペース縮小でドル売り相場へ、ドル円は急落】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/12/3】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年12月5日から12月9日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年11月28日~12月2日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

注目の経済指標一覧(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)

12月5日週で特筆すべき指標として以下の4つが挙げられます。

・2022年12月5日(水) :アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 11月
・2022年12月6日(木) :アメリカ・ISM非製造業景気指数 11月
・2022年12月9日(金) :アメリカ・生産者物価指数 11月
⇒米ドル関連を筆頭に為替全体の影響大

・2022年12月6日(木) :豪・中銀政策金利 12月
⇒豪ドル関連に影響大

注目の経済指標一覧(2022年12月5日~12月9日)

注目の経済指標一覧(2022年12月5日~12月9日)

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)

1週間の値動き振り返り

ドル円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

【振り返り】
・11月28日週のドル円の値幅は最大で「約6.274円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを大きく下回る結果となっていますね。
パウエルFRB議長が米利上げペースの減速を示唆⇒米長期金利の下落⇒ドル売りのフローが継続しています。
・ドル円の上値は重く、下押し圧力が強まっている状況で越週しています。
・また、週末(12/2)の米雇用統計の結果は、予想を上回る好結果となりましたが、ドル買いの反応も見られましたが、戻り売り圧力の方が強い印象を受けています。

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

【環境認識】
・注目の137.60円ラインを明確に下抜けて売りが強まる。
・200日MAを下抜けての越週
・日足RCIは短中期線が-80ポイント後半で推移、長期線も下向き

【移動平均線】
現在レート:134.317円
5日移動平均線:137.023円

20日移動平均線:140.146円
50日移動平均線:144.171円
100日移動平均線:141.203円
200日移動平均線:134.672円

上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.200日MAを明確に上抜けたタイミングで買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①137.00-137.60円」

【売りエントリーポイント】
1.134.50-134.70円:200日MAを目安に戻り売りを狙う。
└利益確定のターゲットは「①131.50-131.90円」、「②130.00-130.50円」

今週のドル円の想定レート
・「131.50円~136.00円」:ファンダメンタル的にもテクニカル的にも下値余地を模索する状況。
基本的には戻り売り狙いのトレードを考えています。下値のターゲットは8月に揉み合った131円台ミドルを想定しています。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)

1週間の値動き振り返り

ユーロ円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

【振り返り】
・11月28日週のユーロ円の値幅は最大で「約4.245円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを下回る結果となっていますね。
・11月ドイツ、11月ユーロの消費者物価指数はそれぞれ市場予想を下回る弱い結果でした。
・対円では下落、対ドルでは上昇が進んだ1週間となっています。

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

【環境認識】
・100日MAを下抜けての越週
・日足RCIは短長期線が下向き、中期線が水平

【移動平均線】
現在レート:141.558円
5日移動平均線:142.822円

20日移動平均線:144.509円
50日移動平均線:144.442円
100日移動平均線:141.792円
200日移動平均線:139.184円

上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.139.00-139.40円:200日MAを目安に139円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「141.50-142.00円」

【売りエントリーポイント】
1.141.80-142.00円:100日MAを目安に142円にかけての戻り売りを狙う。
2.142.50-142.80円:5日MAを目安に142円台後半での戻り売りを狙う。
└利益確定のターゲットは以下の通り
「①140.70-140.90円」⇒先週安値
「②140.00円」⇒節目
「③139.00-139.40円」⇒200日MA

今週のユーロ円の想定レート
・「139.00円~143.00円」:他のクロス円同様に戻り売り狙い。先週安値を早々に下抜ければ、200日MAを目指して下落すると想定。
ただ週末の反発の反応から、ドル円ほど積極的な突っ込み売りはせず、あくまで戻り売りのスタンス。今はドルが弱い相場なので、ユーロドルのトレードも検討の余地ありです。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)

1週間の値動き振り返り

ポンド円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

【振り返り】
・11月28日週のポンド円の値幅は最大で「約4.148円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを下回る結果となっていますね。
・他のクロス同様に対円で下落、対ドルで上昇の形ですが、対円に関しては他のクロス円と比較すると下落の勢いは控え目である点がポイントです。
・リスクオンorリスクオフ相場の影響を受けやすい通貨のため、中国政府による厳格なコロナ規制に関するニュースについても要警戒。

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

【環境認識】
・169円ラインのブレイクに失敗し反落
・週後半は100日MAでサポートされる
・日足RCIは短長期線が下向き、中期線が上向き

【移動平均線】
現在レート:165.098円
5日移動平均線:165.762円

20日移動平均線:166.513円
50日移動平均線:165.987円
100日移動平均線:164.368円
200日移動平均線:162.924円

上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.164.00-164.30円:100日MAを目安に164円台前半での買いエントリーを狙う。
2.162.90-163.10円:200日MAを目安に163円付近での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは以下の通り。
「①165.80-166.00円」:50日MA
「②166.40-166.60円」:20日MA

【売りエントリーポイント】
1.166.50-167.00円:20日MAから167円台にかけての戻り売りを狙う。
└利益確定のターゲットは以下の通り。
「①164.00-164.30円」:100日MA
「②162.90-163.10円」:200日MA

今週のポンド円の想定レート
・「162.90円~167.00円」:売り買いどちらも狙える相場、珍しく移動平均線が機能しており、各移動平均線まで引き付けるorブレイク狙いのトレードを実行し易い状況となっています。
リスクの温度感を確認しつつ、エントリータイミングを見極めたい。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)

1週間の値動き振り返り

豪ドル円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/11/28-12/2)の画像

【振り返り】
・11月28日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.713円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを下回る結果となっていますね。
・ジリジリと上値を切り下げていましたが、92円ラインを下抜けたことで、週末に一気に下値を拡大した形となっています。

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/12/3時点)

【環境認識】
・200日MAを明確に下抜けたことで、下落の勢いが強まる
・日足RCIは短中期線が水平、長期線が下向き

【移動平均線】
現在レート:91.230円
5日移動平均線:92.417円

20日移動平均線:93.532円
50日移動平均線:93.605円
100日移動平均線:94.243円
200日移動平均線:92.896円

上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.90.50-90.90円:8月安値や10月安値を目安に90円台後半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「91.50-92.00円」

【売りエントリーポイント】
1.91.60-92.00円:92円にかけての戻り売りを狙う。
└利益確定のターゲットは以下の通り。
①「90.80-90.90円」:10月安値
②「90.50円」:8月安値
③「90.00円」:節目
今週の豪ドル円の想定レート
・「89.50円~92.50円」:売り優勢、節目の90円割れも意識したい。
基本的には戻り売りを狙いつつ、下値余地を模索する。
注目は今年最後の豪中銀政策金利の結果。事前の予想では「0.25%」の利上げ想定ですが、サプライズがあれはボラティリティ拡大が期待できます。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:売り優勢
・想定レートは「131.50円~136.00円」
⇒利上げペース鈍化→米長期金利下落→ドル売りの流れが継続なら、ドル売り円買いで利益を狙いたい。
⇒経済指標も「ISM非製造業景気指数」など、いくつか重要な発表されるので結果には要注目です。
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「139.00円~143.00円」
⇒他のクロス円同様に戻り売り狙い。突っ込み売りは避ける。
⇒下値は140円割れ、200日MA到達も想定しておきたい。
・ポンド円:売り買い柔軟に対応
・想定レートは「162.90円~167.00円」
⇒やや売り優勢だが、100日MAはサポートラインとして機能している。
⇒他のクロス円と比較すると売り買いどちらも狙える相場。
⇒リスクのオンオフの温度感を見極めたい。VIX指数を要確認。
・豪ドル円:売り優勢
・想定レートは「89.50円~92.50円」
⇒200日MAを下抜けており、売り優勢。
⇒節目の90円割れもあり得る。
⇒サプライズがあるとすれば今年最後の「豪中銀政策金利」で、事前予想は「0.25%」の利上げ。結果には要注目です。

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