また、先週(2022年11月28日~12月2日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)
12月5日週で特筆すべき指標として以下の4つが挙げられます。
・2022年12月5日(水) :アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 11月
・2022年12月6日(木) :アメリカ・ISM非製造業景気指数 11月
・2022年12月9日(金) :アメリカ・生産者物価指数 11月
⇒米ドル関連を筆頭に為替全体の影響大
・2022年12月6日(木) :豪・中銀政策金利 12月
⇒豪ドル関連に影響大
ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・注目の137.60円ラインを明確に下抜けて売りが強まる。
・200日MAを下抜けての越週
・日足RCIは短中期線が-80ポイント後半で推移、長期線も下向き
【移動平均線】
現在レート:134.317円
5日移動平均線:137.023円
20日移動平均線:140.146円
50日移動平均線:144.171円
100日移動平均線:141.203円
200日移動平均線:134.672円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「131.50円~136.00円」:ファンダメンタル的にもテクニカル的にも下値余地を模索する状況。
基本的には戻り売り狙いのトレードを考えています。下値のターゲットは8月に揉み合った131円台ミドルを想定しています。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・100日MAを下抜けての越週
・日足RCIは短長期線が下向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:141.558円
5日移動平均線:142.822円
20日移動平均線:144.509円
50日移動平均線:144.442円
100日移動平均線:141.792円
200日移動平均線:139.184円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「139.00円~143.00円」:他のクロス円同様に戻り売り狙い。先週安値を早々に下抜ければ、200日MAを目指して下落すると想定。
ただ週末の反発の反応から、ドル円ほど積極的な突っ込み売りはせず、あくまで戻り売りのスタンス。今はドルが弱い相場なので、ユーロドルのトレードも検討の余地ありです。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・169円ラインのブレイクに失敗し反落
・週後半は100日MAでサポートされる
・日足RCIは短長期線が下向き、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:165.098円
5日移動平均線:165.762円
20日移動平均線:166.513円
50日移動平均線:165.987円
100日移動平均線:164.368円
200日移動平均線:162.924円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「162.90円~167.00円」:売り買いどちらも狙える相場、珍しく移動平均線が機能しており、各移動平均線まで引き付けるorブレイク狙いのトレードを実行し易い状況となっています。
リスクの温度感を確認しつつ、エントリータイミングを見極めたい。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年12月5日~2022年12月9日)
1週間の値動き振り返り
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・200日MAを明確に下抜けたことで、下落の勢いが強まる
・日足RCIは短中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:91.230円
5日移動平均線:92.417円
20日移動平均線:93.532円
50日移動平均線:93.605円
100日移動平均線:94.243円
200日移動平均線:92.896円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「89.50円~92.50円」:売り優勢、節目の90円割れも意識したい。
基本的には戻り売りを狙いつつ、下値余地を模索する。
注目は今年最後の豪中銀政策金利の結果。事前の予想では「0.25%」の利上げ想定ですが、サプライズがあれはボラティリティ拡大が期待できます。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「131.50円~136.00円」
⇒利上げペース鈍化→米長期金利下落→ドル売りの流れが継続なら、ドル売り円買いで利益を狙いたい。
⇒経済指標も「ISM非製造業景気指数」など、いくつか重要な発表されるので結果には要注目です。
・想定レートは「139.00円~143.00円」
⇒他のクロス円同様に戻り売り狙い。突っ込み売りは避ける。
⇒下値は140円割れ、200日MA到達も想定しておきたい。
・想定レートは「162.90円~167.00円」
⇒やや売り優勢だが、100日MAはサポートラインとして機能している。
⇒他のクロス円と比較すると売り買いどちらも狙える相場。
⇒リスクのオンオフの温度感を見極めたい。VIX指数を要確認。
・想定レートは「89.50円~92.50円」
⇒200日MAを下抜けており、売り優勢。
⇒節目の90円割れもあり得る。
⇒サプライズがあるとすれば今年最後の「豪中銀政策金利」で、事前予想は「0.25%」の利上げ。結果には要注目です。
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