また、先週(2021年8月30日~9月3日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~米国雇用統計はネガティブな結果も、レンジ相場は継続~
8月30日週のドル円の値幅は最大で「0.834円」となりました。
先週比で終値は下回ったものの、高値と安値は上回る結果となっています、米国雇用統計など主要な経済指標が発表されましたが、物足りないボラティリティでしたね。
今週、最大の注目点だった米国雇用統計(8月)は下記の通り事前予想を大きく下回るネガティブサプライズとなりました。
ただし、やや円高に振れたものの、市場参加者の多くは「新型コロナウイルス感染再拡大に伴った一時的な要因である」との見方が強く、レンジブレイクするような値動きを誘発することはできませんでした。
・非農業部門雇用者数:結果23.5万人(事前予想73.3万人)
・失業率:結果5.2%(事前予想5.2%)
ジャクソンホール会議や米国雇用統計の結果を受けても、方向感を見出すことはできず、今後もしばらくは108円台~111円台のレンジ相場が継続しそうな予感です。
そんなドル円に関する9月6日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
9月7日:日本景気動向指数(7月)
9月8日:日本GDP改定値(第2四半期)、日本景気ウォッチャー調査(8月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9月9日:NY連銀総裁、ダラス連銀総裁、ボストン連銀総裁、ミネアポリス連銀総裁講演
9月10日:米生産者物価指数(8月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・レンジ相場継続。
・RCIは短期、中期線が下向き。長期線は上向いており方向感を探る展開を示唆。
【移動平均線】
現在レート:109.690円
20日移動平均線:109.873円
50日移動平均線:110.031円
100日移動平均線:109.666円
200日移動平均線:107.833円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は引き続き、売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
※米国雇用統計の結果を受けての、週明けの動向には要注目。
・「108.90円~111.00円」:レンジ相場継続を想定、レンジ上限、下限を意識して立ち回ることで売り買いどちらも狙える相場。
ユーロ円 相場見通し ~短期上昇トレンドを形成しており、強含む。中長期のトレンド転換を達成できるか、ECB理事会を控えて重要な1週間となる~
8月30日週のユーロ円の値幅は最大で「1.259円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっており、強含みの1週間となりました。
背景にはEU消費者物価指数8月の好結果や各中銀総裁のタカ派的発言がユーロ買いを後押しする形になっています。
ここ最近の要人のタカ派的発言は、9月9日に予定されているECB理事会において、早期テーパリング観測につながるのではないかという思惑も見え隠れしています。
仮にECB理事会で早期テーパリングを示唆するような発表があれば、ユーロ買いは更に加速することが想定されますので、要注目のイベントです。
そんなユーロ円に関する8月30日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
9月9日:ユーロ・ECB政策金利 09月、ラガルド総裁の会見
9月10日:ドイツ・消費者物価指数(確報) 08月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・中長期の下落平行チャネルの上限まで上昇
・50日移動平均線を上抜けており、短期的に強含み
・RCIは短中長期線が上向いており、上昇を示唆
【移動平均線】
現在レート:130.292円
20日移動平均線:129.263円
50日移動平均線:129.891円
100日移動平均線:131.068円
200日移動平均線:129.392円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は買い優勢であると考えています。
ただし売りエントリーも十分に検討の余地はありますので、トレード機会は多そうです。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「129.50円~131.30円」:買い目線、50日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。ただし中長期の下落平行チャネルの上限付近なので売りエントリーも検討の余地あり。
ポンド円 相場見通し ~堅調な値動きで153円台を目指す~
8月30日週のポンド円の値幅は最大で「1.349円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを上回る結果となっており、この1週間は堅調な値動きとなりました。
依然として、英国内で新型コロナウイルス変異株の大規模感染が警戒されていますが、厳格な経済制限措置が導入される可能性は低いとみられており、引き続き堅調な値動きを期待しています。
そんなポンド円に関する9月6日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・中期の下落平行チャネル内での値動き
・20日、50日移動平均線を上抜けており、短期的に強含み
・RCIは短中期線が上向いており、上昇を示唆
【移動平均線】
現在レート:152.003円
20日移動平均線:151.333円
50日移動平均線:151.918円
100日移動平均線:152.663円
200日移動平均線:149.015円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は引き続き買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「151.30円~153.30円」:買い優勢、20日や50日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。
豪ドル円 相場見通し ~82円タッチで短期は強気の豪ドル、上値余地を模索する段階に移行~
8月30日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.047円」となりました。
先週比で高値、安値、終値の全てを「1.44円~1.85円」と大きく上回る結果となっており、強気の相場となっています。
直近の豪ドルはリスカ回避のムードが後退したことを受けて、買い戻しの動きが広がっています。
82円ラインや5月10日を起点とした下落平行チャネルの上限を上抜けるようなら、中長期のトレンド転換となるので来週の値動きには要注目です。
そんな豪ドル円に関する9月3日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・短期は強含み
・20日、50日移動平均線を上抜ける、200日移動平均線の82円ラインの攻防に注目
・RCIは短中期線が上向いており、上昇を示唆
【移動平均線】
現在レート:81.711円
20日移動平均線:80.165円
50日移動平均線:81.115円
100日移動平均線:82.752円
200日移動平均線:82.025円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は買い優勢であると考えています。
とは言え、82円台からは中長期のトレンドでは戻り売りポイントでもあるので、売りエントリーでも大きく利益を狙える可能性があり、非常に面白い相場となっています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「80.90円~82.50円」:買い優勢、ただし中長期の下落平行チャネルの上限付近では売り圧力の強まりが予想される。売りエントリーでも利益を狙っていける相場。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「108.90円~111.00円」:レンジ相場の継続を想定。各レジサポラインを意識して立ち回る。
・想定レートは「129.50円~131.30円」:50日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。ECB理事会の内容次第では、中長期の下落平行チャネルの上限ブレイクの可能性もあり、トレンド転換となるので注目の1週間。
・想定レートは「151.30円~153.30円」:20日、50日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。
・想定レートは「80.90円~82.50円」:目先は買い優勢ですが、5月10日を起点とした下落トレンドは続いており、82円台からは売り圧力が強まることが想定される点は注意する。
LINE FXで1回取引で5,000円プレゼントキャンペーン実施中!
FX取引を「LINE FX」で始めよう!
今なら、口座開設&1回の取引で「5000円プレゼントキャンペーン」実施中です。
このレベルのお得なキャンペーンはなかなかありませんから、口座を持ってない方はこの機会を逃さないようにしましょう!ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。
コメント