【英国は一足先に経済正常化へ】FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2021/4/3】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年4月5日から4月9日にかけての相場見通しを解説します。

ユーロ円 相場見通し ~ユーロは130円台に回復、最高値更新となるかに注目~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)

3月29日週のユーロ円の値幅は最大で「1.485円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、堅調な値動きとなりました。

週前半はロックダウンの再強化の影響から上げ渋る展開となりましたが、ユーロ圏の3月の景況感指数が約1年ぶりの高水準を示したことで、ユーロ買いが優勢となり、週後半には130円台を回復する結果となっています。

そんなユーロに関する4月5日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

4月6日:ユーロ・雇用統計 02月
4月8日:ECB議事録(3月11日開催分)

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月3日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2021/4/3時点

それでは、ユーロ円の日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇トレンドは継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・RCIは短期線が中期線をゴールデンクロスしており、長期線が80ポイント台で推移
上記を踏まえると、ユーロ円は買い目線でのトレードを想定することになります。
エントリーポイントとしては、下記2点を考えています。
【エントリーポイント】
1.129.50-60円:日足20MAをサポートラインとして押し目買い
2.128.40-50円:日足50MAをサポートラインとして押し目買い
クロス円の上昇を考慮すると、エントリーポイント「1」の押し目買い狙いが週明けのポイントでしょうか。
気になる点は、今年最高値付近の「130.50-60円」ラインを超えれずに揉み合う場合です。
EU圏ではコロナの感染者数が再拡大しており、更に深刻化するようなら、反落のキッカケとなり得る点には注意をしておきましょう。
一方ですんなりと上にブレイクすることができれば、2018年10月以来の「131円台」到達も期待できますので、注目のポイントといえます
今週のユーロ円の想定レート
・「128.50円~131.50円」:買い目線、日足20MAでの押し目買い狙い。130.50-60円ラインをブレイクできるかがポイント。

ポンド円 相場見通し ~勝ち組通貨!ファンダメンタル的にもテクニカル的にも買い推奨~

ポンド円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)

3月29日週のポンド円の値幅は最大で「2.626円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て大幅に上回る結果となっており、今週最大の勝ち組通貨となっています。

3月22日週に150円以下で買いを仕込めた方は、大きく利益を伸ばすことが出来たことでしょう。

ポンドが買われる背景には、やはりワクチン接種の展開がEUを含む他国よりも進展が見られる点でしょうね。(特に英国と米国は先んじています。)

更に英国では、段階的にですがロックダウンの措置が解除されており、今年の6月に経済の正常化に至る計画が策定されていることからも、ファンダメンタル的にも良好と言えます。

そんなポンドに関する4月5日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

4月8日:英国・RICS住宅価格指数 03月

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月3日時点のポンド円の日足チャート画像

ポンド円(日足チャート):2021/4/3時点

それでは、ポンド円の日足チャートを元に環境認識を行います。

・今年の最高値を更新し、上昇トレンドは継続
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・RCIは短期線が中期線をゴールデンクロスしており、長期線も88ポイントで張り付く
上記を踏まえると、引き続きポンドは買い目線でのトレードとなります。安易な売りエントリーはNGです。
エントリーポイントとしては下記2点を想定しています。
【エントリーポイント】
1.152.00-40円付近:直近のレジスタンスライン、今後はサポートラインとして機能することを想定
2.151.00-30円:日足20MAがサポートラインとして機能することを想定
現在のレート「153.049円」が上昇平行チャネルの上限付近に位置しており、この価格帯で買うのは高値掴みの可能性もあるので注意が必要です。
個人的には基本に忠実に押し目でのエントリーを狙いつつ、152円台前半までは待ちたいと考えています。
上値余地としては2018年1月の高値「156.50円台」までを想定しています。2018年1月を起点にコロナショックの2020年3月まで中期的な下落トレンドを続けていたので、意識されるラインだと考えています。
今週のポンド円の想定レート
・「152.00円~155.50円」:買い目線、じっくりと押し目を待っての買いエントリーを狙う。152円台前半までは引き付けたい。

豪ドル円 相場見通し ~調整局面が続く、上下に振れる可能性あり~

豪ドル円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)

3月29日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.135円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっていますが、ポンドやユーロと比較すると上昇の勢いは弱かったと言えます。

底堅い値動きと言えば聞こえは良いですが、二週連続で84円台半ばを超えきれなかったのも事実であり、短期的には調整局面にあると言えます。

そんな豪ドルに関するイベント・経済指標は下記の通りです。

4月6日:豪・中銀政策金利 04月

日足チャート エントリーポイント

2021年4月3日時点の豪ドル円の日足チャート画像

豪ドル円(日足チャート):2021/4/3時点

それでは、豪ドル円の日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇平行チャネルの下限付近での値動き
・日足20MAは超える、移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・RCIは短期線が中期線をゴールデンクロスを狙う形
上記を踏まえると、豪ドル円は買い目線でのトレードとなります。ただし短期的には調整局面であると捉えることができ、短期の売りエントリーはありです。
エントリーポイントしては買いの場合と売りの場合それぞれ下記のシナリオを想定しています。
【エントリーポイント(買い)】
1.83.80-90円:日足20MA+上昇平行チャネルの下限がサポートラインとして機能することを想定
2.82.50-70円:日足50MA+一目均衡表の上昇雲がサポートラインとして機能することを想定
【エントリーポイント(売り)】
1.84.40-50円:先週・先々週の高値付近がレジスタンスラインとして機能することを想定(※損切はシビアに設定)
2.日足20MA+上昇平行チャネルを明確に下抜けた場合に売りエントリー、日足50MAを目指すと想定
豪ドル円に関しては基本的には買い目線ではあるものの、売りエントリーでも利益を狙える可能性がありますので、注視をしておきましょう。
ただ売りエントリーの場合はあまり長時間引っ張らずに「50pips」ほどを稼ぐイメージです。
今週の豪ドル円の想定レート
・「83.00円~85.50円」:買い優勢、ただし短期的には調整局面であり、売り買い柔軟に対応できる相場

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ユーロ円:買い優勢
・想定レートは「128.50円~131.50円」:日足20MAでの押し目買いを狙う。
・ポンド円:買い優勢 イチオシ通貨!
・想定レートは「152.00円~155.50円」:基本に忠実に押し目買いを狙う。152円台前半までは引き付けたい。
・豪ドル円:中長期的には買いだが、短期的には売りもある
・想定レートは「83.00円~85.50円」:売り買い柔軟に立ち回る、売りの場合は短期トレードで長時間の保有は避ける。

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