【FX】新型コロナで相場は悲観ムード!ドル円・ゴールド相場予測【2020/3/9~13】

依然として「新型コロナ」の影響が強く円高株安となる1週間となりました。

来週1週間はどうなるか相場分析をしていきましょう。

また、相場は連続しており、勝つためには過去チャートから学ぶことも大事な要素となります。時間があれば、是非前回のドル円の相場分析の記事をご一読ください。

記事:【FX相場分析】2020/03/02~03/06 ドル円・ゴールド【RCI活用】

1週間の振り返り

コロナリスクは依然として強い

為替は円高ドル安、日経平均株価・ダウ平均株価は乱高下

米国は緊急利下げを実施

コロナリスク」は依然として強く、市場が反発を見せても結局は格好の戻り売りのチャンスとして捉えられる状況となっています。

ダウ平均株価 反発を見せるも、戻り売りの優勢か

ダウ平均株価の日足です。

2020/3/8時点のダウ平均株価の日足チャート

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

ダウ平均株価については、大きく反発を見せて27,000ドルにタッチする動きも見せましたが、最終的には25,819ドルで引けています。

チャートを見て頂ければわかると思いますが、1日の値動きが1000ドル近く動いており、ジェットコースター相場と言える状態です。

米国10年国債 歴史的な低利回り

続いて米国10年国債利回りの日足です。

2020/3/8時点の米国10年国債利回りの日足チャート

米国10年国債利回り(日足チャート):TradingViewより

一時的にとはいえ0.6%台に突入する歴史的な低利回りの水準となっています。

今月の3月17日・18に予定されているFOMC(米連邦公開市場委員会)では0.75%の利下げが織り込まれているという報道もあります。

これだけ利下げが続くとドル安の流れは当分続くことが見込まれます。

その影響もあり為替のドル円については、先週1週間で3円以上も下げました。

一時的にとはいえ104円台に突入する場面もあり、ドルにとっては厳しい相場が続きます。

ドル円 相場分析 上値は重く、戻り売りを狙う

上値は重く、戻り売りを基本に

気づけば直近最強のサポートライン104.50円は目前

それではドル円の相場分析を行います。

ドル円に関しては先週1週間基本的には戻り売りを狙うというトレード戦略が的中しました。

しかしながらまさかこんなに早い段階で105円を割れて、一時的にですが104円台に到達するとは思ってもみませんでした。

大きな反発もなく、いかに今のドル円の上値が重いかという証明にもなっています。

週足 二週間連続の大陰線、重要な104.50円は目前

それではドル円の週足を確認します。

2020/3/8時点のドル円の週足チャート

ドル円(週足チャート):2020/3/8

二週連続で大きな陰線をつけました。

RCI的にも短期線中期線に続き長期線デッドクロス。完全に売り目線となっています。

先週に引き続き、基本的には戻り売りを狙うトレードが有効でしょう。戻りがあれば106円前半から売っていきたい相場となっています。

RCIを利用したトレード手法について、詳しくは下記の記事からご確認ください。

記事:【FX】おすすめの勝てるテクニカル分析【RCI】

しかしながら、週足のチャートを確認頂ければ、104.50円のラインに差し掛かっているのがわかります。

このラインは過去3回の下降トレンドを跳ね返した非常に強固なサポートラインとして機能していることがお分かり頂けると思います。

このサポートラインを根拠に104.50円付近から買いを検討するのは個人的には悪くないと考えています。

ただし損切は104円割れの103.90円くらいに設定しておくことも忘れずにおきましょう。

104円を割れた場合は、正直今の段階ではどこまで下がるか検討がつきませんので注意をしましょう。

日足 反発はなく、基本的には戻り売り路線継続

続いてドル円の日足です。

2020/3/8時点のドル円の日足チャート

ドル円(日足チャート):2020/3/8

日足を見ると、これも当たり前ですが、大きな反発もなく着実に下げ続けています。

RCIの短期線に至っては-80以下のラインに張り付いており、中期線・長期線ともに下向きとなっています。

RCIからも判断できるように週足・日足ともに売り目線となっています。

また先述した通り、強固なサポートラインである104.50ラインも目前に迫っており、このラインは簡単には割れないと思うので、そこで短期的な反発があると見越し、買いエントリーも視野に入れつつ、まずはRCIの短期線が上向くタイミングを待ちましょう。

RSIも20ラインまで目前となっており、流石にこの2週間で売られ過ぎである点は否めませんので、どこかのタイミングで反発があるかなと考えています。

基本的には戻りを待って売りエントリー

直近3回跳ね返しいる強固なサポートライン104.50ラインで買いも検討

ゴールド 相場分析 リスクオフ相場ならゴールドの需要は強い

ゴールドは引き続き買い目線

1700ドルを突破できるかに注目

続いてゴールドの相場分析を行います。

ゴールドについては、2週間前の金曜日に大きく下げた状態から、また買いが入り先週は直近高値を更新することとなりました。

今の不安定な相場を考えると ゴールドは下がったら買う、押し目買いが有効でしょう。

日足 先週末の下落は最高の押し目となる

それではゴールドの日足です。

2020/3/8時点のゴールドの日足チャート

ゴールド(日足チャート):2020/3/8

日足レベルで非常に強い上昇トレンドが継続されています。

一度あった大きな下げも、先週1週間で消化し、終わってみれば素晴らしい押目となりました。

今の相場だとゴールドが1,500ドル台はボーナスステージみたいなものですね。

さてRCIでは短期線が再び上向く形となっており、中期線長期線は80ラインに張り付いた状態となっています。

すでにかなり高値圏ではあり、1690ドル付近を突破し兼ねる状況を見ると、なかなか1680ドル以上では買いで入りづらい状況ではあります。

とはいえ跳ね返されてもすぐに戻ってくるところを見ると、週明け早々に押し目も作らず上がっていくということは十分に想定されます。

日足レベルでは買い目線なので、幸運にも調整下げなどあれば積極的に買いで入りましょう。

ただし1690ドル付近では再度叩き落されることも考えられるので、その辺りは十分に相場の状況と相談しながら深追いはやめましょう。

1時間足 トレンドラインを意識して、押し目買いを狙う

続いてゴールドの1時間足を確認します。

2020/3/8時点のゴールドの1時間足チャート

ゴールド(1時間チャート):2020/3/8

1時間足では短期線が中期線をゴールデンクロスしています。

直近であった調整下げで勢いをつけて、一気に1700ドル越えはあり得る状況となっています。

ただゴールドの場合、チャートにもあるように1時間で40ドル以上下げたりすることもあるので、資産管理はシビアに行いましょう。

買いが優勢とは言え一時的な売りの調整でポジションを失った損失を出していれば元も子もありません。

また1690ドルはなかなかに手堅いレジスタンスラインになりつつあるので、ここでRCIの形が整えば短期で売りで入るとお小遣い稼ぎができるかもしれません。

ただ次のトライは3回目となるので、そろそろ危険な賭けになるので、この場合も損切はシビアに設定をしておきましょう。

この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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