【FX】米雇用統計ウィークでドル安加速?ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/3~7】

この記事では、来週(2020年8月3日~8月7日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。
先週末のドル安の流れを引き継いで、今週は4日連続で続落したドル円。
ただ週末はちょうど7月31日で月末だったこともあり、ポジション調整の利益確定や大きなショートカバーを誘発することで、ドル円は「104.179円→106.048円」へ大暴騰
最終的に「105.846円」で終える結果となっています。
来週は米雇用統計ウィークということで、経済指標が盛り沢山となっており、ドル円にとっても材料豊富な1週間となりますので、チャート分析を行って準備をしっかりしておきましょう。

ダウ平均株価 相場見通し ~アップル株の上昇で持ちこたえるも、トレンドラインのブレイクは時間の問題~

今週末にもダウ平均株価はトレンドラインを一時割り込むも、アップル株の好調さに助けられる形で何とか日足レベルでの割り込みは免れました。

トレンドラインのブレイクは時間の問題となりつつある中で、チャートを分析してみましょう。

日足 ~引き続き戻り売りを狙う、フィボナッチの23.6%ラインがターゲット~

それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月1日時点のダウ平均株価の日足チャート

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

チャートを見ると、「27000ドル台」で上値を抑え込まれており、トレンドラインを割り込む寸前であることが確認できます。

一方で26000ドル付近では買い支えもあることが確認できており、まず週明けの値動きはトレンドラインを割り込むかどうか+26000ドルでの攻防に注目したい。

トレンドラインを割り込んでも、一方的な暴落とはならないでしょうが、フィボナッチの23.6%ラインである「25500ドル」までは十分に下落余地があると考えています。

現在の価格レート(26400ドル付近)がそうですが、トレンドラインタッチ(で押し目買いを狙うよりも27000ドルを背に戻り売りを狙った方が来週も優位性のあるトレードが実行できるでしょう。

来週のNYダウ平均株価の予想想定レート
・「25000ドル~26900ドル」:売り優勢

ドル円 相場見通し ~ドル安基調ではあるが、米雇用統計など米経済指標に注目~

2020年7月27日から7月31日までのドル円の1週間の値幅表

ドル円の1週間の値動き

今週のドル円の値動きは「1.917円」でした。

先週に引き続き、ドル円としては大きく動いた1週間となりました。

今週は、週末を除き4日連続で陰線となっており、一時104円を割れて103円台に到達するかと頭をよぎる程の下落の強さで価格は推移。

ただ、週末の7月31日が月末だったこともあり、月末ロンドンフィキシングやショートカバー等の要因で4日間の下落分をほぼ帳消しにする急騰となり、最終的には「105.846円」で終える結果となりました。

先週のドル円の相場予測に関する記事は下記からご一読頂けます。

記事:【FX】米中対立本格化でリスクオフ?ドル円・NYダウ相場予測【2020/7/27~31】

日足 ~月末の急騰も戻り売りを狙うチャンス、タイミングだけは気を付けたい~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月1日時点のドル円の日足チャート

ドル円(日足チャート):2020/8/1

二週間前から数えると6日連続陰線となったドル円ですが、週末に大暴騰を見せており、106円手前まで上昇しています。

移動平均線を見ると短期線・中期線・長期戦が綺麗に下向きで推移していることから売り優勢であることが伺えます。

まずは106円台での売りが、戻り売りを狙う際のポイントとなるでしょう。過去にサポートラインとして機能した地点が今度はレジスタンスラインとして機能することは良くありますので、狙い目でしょう。

より引き付けてトレードをする場合は、短期の移動平均線付近まで待つことになります。価格帯でいうと「106.50-106.60円付近」が目安でしょう。この地点も過去にサポートラインとして機能していることから戻り売りのターゲットとしては悪くないでしょう。

ただし、106円前半はまだしも、106円後半まで戻すかどうかは未知数なこともあり、トレード機会を失う可能性もありますので、その辺は週明けの値動きを見たいところです。

そもそも最近のドル安の背景には、米国の積極的な緩和・ユーロドルの上昇や米国の4月-6月期のGDPが最悪の落ち込みを見せていることなど複数の要因が挙げられますので、ファンダメンタルズ分析的にもドル売りの後押しとなります。

また、来週は米国雇用統計を始め、ISM製造業景気指数やADP雇用者数など経済指標ウィークとなっています。

予想値より逸脱した結果となった場合は、大きなボラティリティとなる可能性もありますので来週は経済指標に注意を払いつつトレードをすることを心掛けましょう。

ファンダメンタルズ分析に関する記事は下記からご一読頂けます。

記事:【FX】ファンダメンタルズ分析を学んで勝ちトレーダーになる!【役立つ】

来週のドル円の予想想定レート
・「104.00円~107.00円」:売り優勢、経済指標の結果に要注意

4時間足 ~戻り売りのタイミングを見極める、理想は106円台での売り!~

それでは、ドル円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年8月1日時点のドル円の4時間足チャート

ドル円(4時間足チャート):2020/8/1

先週1週間の下落を帳消しにする強さで上昇していますが、戻り売りのポイントを模索しましょう。

まずは週明け106円台での売りエントリーを模索したい、4時間足で見ると中期移動平均線(水色:☆1)のポイントまでを見たい。

具体的には「106.00円-106.30円」で売りエントリーが出来れば美味しいかなと。

より引き付けるなら長期移動平均線(緑いろ:☆2)のポイントですが、価格帯では107円手前となり、そこまでの上昇を今のドル円に期待するのはやや厳しいでしょう。

また、106円手前で揉むようであれば、RCIの短期線が80ラインタッチ(☆3)後に売りエントリーを狙うのも勝算は十分に期待できるでしょう。

買いエントリーはスキャルピングを除き、推奨はできませんが、仮にするなら104円台まで待つ必要があると考えます。

いずれにしても、経済指標ウィークということで、重要な経済指標の結果を確認しつつ調整しながらのトレードが必要となります。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

来週は米国雇用統計を筆頭に、経済指標ウィーク!
・ダウ平均株価は戻り売り推奨、トレンドラインの割り込みに注目
・想定レートは「25000ドル~26900ドル」
・ドル円は戻り売り推奨、106円台での戻り売りを狙う、経済指標の結果に注意
・想定レートは「104.00円~107.00円」
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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