米国の新型コロナ対策に関する2兆ドル規模の経済対策も上院で可決されたこともあり、ダウ平均株価や日経平均株価に資産が戻りつつあります。
ドル高需要が一服したことで、本日のドル円のトレード方針をまとめたいと思います。
ドル円 相場分析
ドル円 日足
それでは、まずドル円の日足チャートを確認しましょう。
ドル高需要が一服したこともあり、今週は「111.60~111.70」に何度も阻まれる形でドル円は下落しております。
日足レベルでは200MAや水平ラインが引ける108.30が下落のターゲットとなるでしょう。
「2020/03/27」7時時点でドル円は「109.44」ですから下は「100pips」以上の利益が狙える形とはなっています。
RCIを確認したところ、短期線が中期線をデッドクロスしている点に注意が必要です。次の節目であるラインまで下落する可能性は十分にあるでしょう。
先週までのドル需要による、非常に強い上昇トレンドが意識されるので買いで入りたくなりがちですが、本日は売り買い柔軟に取引をするのがよいでしょう。
ドル円 4時間足
それでは続いてドル円の4時間足チャートを確認しましょう。
4時間足ではRCIは短期線がデッドクロスした状態で、かつ「-80」のラインを保っています。
筆者としては、日足の状況を考慮すると4時間足の「-80」のラインを上抜けるまでは、買いエントリーはしない方向で考えています。
ただし、「-80」ラインを上抜けて、かつ108円台に突入していれば買いも検討したいところです。
「108円」割れで損切ラインを設定しておけば、致命傷にはなりませんし、「108円」台は意識されるポイントが重なっていることもあるので、再上昇を期待する位置としては悪くはないと考えています。
ドル円 1時間足
それでは続いてドル円の1時間足チャートを確認しましょう。
1時間足では、RCIは短期線が中期線・長期線をゴールデンクロスしています。
しかし下落トレンドが続いていることもあり、中期線・長期線は「-80」ラインに張り付いているので、その点も覚えておきましょう。
まずは下げた起点から現在の時間帯まで引ける下落のトレンドラインを抜けれるかがポイントでしょう。
実線で抜けることができれば、上昇の余地は十分にあると考えます。
上値は重いですが「111.60」のラインまでは上げ幅があることはわかっているので、現在のポイントからだと「200pips」は狙えることになります。
まとめ
最後に記事のまとめを記載しておきます。
・時間足レベルの下落トレンドに逆らわずに戻り売りを狙う
・売りエントリーの場合は「108.30」がターゲット
・時間足のレジスタンスラインを抜けた場合は、買いも有り
・買いエントリーの場合は「108円」台で買い、損切は「108円」割れに設定
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