ダウ平均株価 相場見通し ~2020年2月以来の28000ドルに到達、上昇トレンドは続く~
コロナの暴落から相場が反転して約5か月。
約5か月間、ダウ平均株価は上昇トレンドを継続しています。
そして今週は何と2020年2月以来の28000ドルに到達するなど、チャート上では上昇トレンドを割り込む気配は見受けられません。
一方で週末に少し不穏な報道がありました。米中対立はご存知でしょうが、今週末に予定されていた、米中での貿易合意に関する協議が延期されたとのニュースが流れました。
スケジュール上の都合だと報じられていますが、ここ最近の中国企業に対する米国の厳しい姿勢が影響しているとの見方もあり、米中対立の激化が懸念されます。
このような株価に悪影響を及ぼす報道には常に細心の注意を払った上で、ダウ平均株価のチャートを確認しましょう。
日足 ~上昇トレンドが継続する限りトレンドラインタッチの押し目買い狙い、ただし米中対立に関する報道には要警戒~
それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
約5か月間、上昇トレンドが継続してことが確認できます。
移動平均線も短期線が中期線・長期線をゴールデンクロスしており、買いの強さを後押ししています。
今週高値の「28,100ドル」は昨年末から今年の2月頃までの値動きで意識されていたラインなので、来週の注目ポイントはこのラインを超えれるかでしょう。
現在の価格が高値圏であることは間違いありませんが、そうこうしている内に気づけば28,000ドル付近まで上昇したことを考えると、損切設定をシビアにトレンドラインタッチで押し目買いが現時点での基本的なトレードシナリオとなります。
懸念材料はやはり米中対立の激化でしょう。本格化してくるようなら、上昇が大きかっただけに下値余地は十分にあると考えます。
トレンドラインを明確に割り込むようなら危険シグナルですので、その点には十分に注意を払ってのトレードを心掛けましょう。
・「27000ドル~29000ドル」:押し目買い優勢、米中関連の報道には要警戒
ドル円 相場見通し ~107円到達で反発は一服、来週はレンジ相場を形成か?~
日足 ~中期の移動平均線はレジスタンスラインとして機能しており、上昇トレンドを維持できるかに注目~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
前週の米国雇用統計の好結果やロシアのワクチンに関する報道、米長期金利の上昇など様々な要因を受けて、今週のドル円は週前半から上昇を続けます。
一時は「107円台」に到達するも中期の移動平均線(青色)には上昇を阻まれる形で週末は下落し、106.50円台での越週となっています。
さて、来週のトレードシナリオですがこのチャートからは買いも売りも想定することができます。
最近のドル円は週間のボラティリティが「1.5円」近くあることから、ある程度根拠の強いポイントでの取引を目指すことになります。
日足チャートからは、3つのトレードシナリオを模索することができます。
①107.10円付近:中期の移動平均線、先週高値付近、節目のラインが根拠
②108.00円付近:長期の移動平均線が根拠→6月以降一度もこのラインは超えていない
<買いシナリオ>
①106.00円付近:短期の移動平均線が根拠、下値余地は限定的
4時間足 ~週明け4時間足でのトレンドブレイクを見極める~
それでは、ドル円の4時間足チャートを確認しましょう。
週末の値動きを4時間足で確認すると、107円定着には失敗しており、4時間足で引けるトレンドラインを下抜けしていることが確認できます。
またRCIは短期線が中期線・長期線をデッドクロスしていることからも、週明けは107円を背にした戻り売りを狙いやすい展開が想定できます。
一方で中期の移動平均線(青色)に目を向けると106円やや下に位置しており、こちらが下値余地のターゲットとなり得ると想定をしています。
週末の米中対立の報道もあり、週明けのドル円の反応には注目をしたいわけですが、日足チャートで確認したように大局的なエントリーポイントを認識しつつ、4時間足でエントリータイミングを見極めましょう。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「27000ドル~29000ドル」
・想定レートは「106.00円~108.00円」
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