【FX】ユーロ円、ポンド円、豪ドル円相場予測【2020/8/17~21】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2020年8月17日から8月21日にかけての相場見通しを解説します。
今回から豪ドル円の分析も行っていますので、是非参考にしていただければ幸いです。
先週の振り返りや、ドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
記事:【FX】米中協議は延期で暗雲立ち込める!ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/17~21】また、先週のユーロ円・ポンド円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
記事:【FX】欧州の経済指標でどう動く?ユーロ円・ポンド円相場予測【2020/8/10~14】

ユーロ円 相場見通し ~上昇トレンド継続、2019年3月以来の127円台に向けて視界良好~

先週もユーロ円は力強く上昇、2019年4月以来となる126円台に到達しており、堅調な値動きとなっています。

背景には、先週発表された下記の経済指標がともに良好な結果となったことや、リスク選好ムードが後押しとなっています。

・ユーロ圏8月ZEW景況感指数(結果64.0「〇」、前回59.6)
・ドイツ8月ZEW景況感指数(結果71.5「〇」、予想55.0)
以上のように上昇トレンドも継続しており、基本的には今週も押し目買いがトレードシナリオとなるでしょう。
また今週は特筆すべき欧州の経済指標は週末の下記4つの結果を押さえておきましょう。
8/22(金):ドイツ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値) 08月
8/22(金):ドイツ・非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値) 08月
8/22(金):ユーロ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値) 08月
8/22(金):ユーロ・非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値) 08月

日足 ~トレンドラインタッチでの押し目買いを狙う~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月16日時点のユーロ円の日足チャート

ユーロ円(日足チャート):2020/8/16

長期移動平均線(緑色)をサポートラインとして、上昇し始めた6月後半から約2か月近く上昇トレンドを形成しています。

このトレンドラインは2日間を除き、押し目買いのポイントとして機能していることから、かなり信用できるトレンドラインとなります。

移動平均線もRCIも短期線、中期線、長期線が全て上向いていることからも買いエントリーが基本戦略となります。

エントリーポイントはトレンドラインに沿った押し目買いで良いとして、問題なのは利益確定をどこに設定するかです。

有力となるのはやはり2019年3月以来の127円、フィボナッチの61.8%ラインにあたる128円手前辺りでしょう。

この辺りを利益確定の目安にしつつ、コツコツと押し目買いを狙っていきましょう。

今週のユーロ円の想定レート
・「125.00円~127.50円」:買い優勢、トレンドラインを目安にコツコツと押し目買い

ポンド円 相場見通し ~上昇トレンド継続、140円台定着を目指す~

ポンド円も上昇トレンドラインに沿って上昇を続けた1週間となりました。

値動きも力強く、2020年2月以来の140円台に一時的に到達するなど、買いの強さを伺うことができます。

ユーロ円と同じく、今週も買い目線での取引となります。今週の英国絡みの経済指標は下記の通りです。

8/19(水):英国・消費者物価指数 07月、英国・小売物価指数 07月、国・生産者物価指数 07月
8/21(金):英国・小売売上高 07月、英国・製造業PMI(速報・購買担当者景気指数) 08月、英国・非製造業PMI(速報・購買担当者景気指数) 08月

日足 ~押し目買い、ターゲットは142円~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月16日時点のポンド円の日足チャート

ポンド円(日足チャート):2020/8/16

基本的にはユーロ円と同じような形ですね。6月後半から引ける上昇トレンドラインを目安に押し目買いを狙うのが基本戦略となります。

このトレンドラインについても、チャートから確認できるように、複数回以上押し目買いのポイントとして有効なことから信用度は高いです。

また他のテクニカル分析を見ても、移動平均線・RCIともに短期線・中期線・長期線が上向いていることから、買いの強さを確認できます。

ポンドに関しては節目の140円台での値動きに注目が集まります。現状の価格レートはトレンドラインから大きく上放れてしていますが、ここで上げ渋るようなら、押し目買いのチャンスが訪れることでしょう。

また利益確定のターゲットは「142円」に設定しています。この142円は上位足である週足レベルで引ける下落平行チャネルの上限付近であり、コロナ暴落時の起点となったレジスタンスラインなので意識をしておきましょう。

今週のポンド円の想定レート
・「137.50円~142.00円」:買い優勢、トレンドラインを目安に押し目買い

豪ドル円 相場見通し ~77円台への道のりは険しい~

豪ドル円については短期の移動平均線に沿う形で、緩やかに上昇をするも三度77円を前にして反落しており「76.411円」での越週となっています。

高値付近で高止まりしているので、77円台への期待感は高まりますが、このラインは現状レジスタンスラインとして、機能していることから、売り圧力も非常に強いことが確認できます。

ユーロ円やポンド円とは違い、買い一辺倒ではなく売りからもトレードチャンスが狙えるのが今の豪ドル円です。

日足 ~2019年5月以来の77円到達なるかに注目、買いも売りも狙える相場~

それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年8月16日時点の豪ドル円の日足チャート

豪ドル円(日足チャート):2020/8/16

短期の移動平均線(赤色)に沿った形で緩やかに上昇していますが、またも77円手前で足踏みしています。

6月、7月も同じ地点で反落していることから、レジスタンスラインとして見ることができます。

ただ6月の時は「約4円」の下落、7月の時は「約1.8円」の下落と、下落幅が小さくなっていることから、そろそろブレイクしてもおかしくはないと考えることができます。

基本的には移動平均線(赤色)にタッチでの押し目買いが優勢です、じっくり押し目を待ちましょう。

また、レジスタンスラインを信用して76.70円からの売りエントリーも想定できます。

ただし売りエントリーをする場合は「77円」到達で損切するようにしましょう。

意識されている重要なレジスタンスラインをブレイクとなれば、かなりの上昇が見込まれますから致命傷となりかねないのでその点は注意しましょう。

来週の豪ドル円の想定レート
・「75.00円~78.00円」:買い優勢、ただし損切シビアにレジスタンスラインでの売りエントリーも狙える

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロ円は上昇トレンド継続中
・想定レートは「125.00円~127.50円」:買い優勢
・ポンド円は上昇トレンド継続中
・想定レートは「137.50円~142.00円」:買い優勢
・豪ドル円は77円手前のレジスタンスラインで足踏み
・想定レートは「75.00円~78.00円」:買い優勢も売りも狙える

コメント

タイトルとURLをコピーしました