ダウ平均株価 相場見通し ~ハイテク株を中心に大暴落、トレンド転換となるかに注目~
今週のダウ平均株価は大きな展開を見せました。
週半ばまでは、上昇トレンドの流れを引き継ぎながら「29,000ドル」に到達。コロナショック暴落前の水準まで回復するほどの勢いを見せつけました。
しかし木曜日には、これまで株価上昇を牽引してきたアップル、ズーム、アマゾンといったハイテク株を中心に大幅下落となりました。
一時的にとはいえダウ平均株価は最大で「1026ドル(前日比3.5%)」の下落となるなど、不安定な状況です。
VIX指数も再び「30ポイント」を超えており、更なる暴落のリスクが高まっています。
VIXに関する記事は下記からご一読頂けます。
記事:【FX】VIX指数(恐怖指数)から相場を読み取る【勝つコツ】
いずれにしても、不安定な相場となっていることを多数のメディアも示唆していることからも、上昇トレンドから下降トレンドへの転換となるか、来週のダウ平均株価の値動きには要注目となります。
日足 ~約半年続いた上昇トレンドが崩壊するか、注目の1週間~
それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
ダウ平均株価の日足チャートを見ると、「29,000ドル:チャート画像☆1」の到達後に反落していることが確認できます。
2本の上昇トレンド(青点線→シビアに設定、緑点線→緩めに設定)いずれもローソク足の実体が割り込んでいないことから、現時点では上昇トレンドは継続中と判断しています。
とはいえ木曜日の大陰線や金曜日も陰線で終えていることから、週明けの値動きには要注目でしょう。
青点線のトレンドラインを割り込むようなら危険シグナル、緑点線のトレンドラインを明確に割り込むようなら、押し目買い路線は解消となります。
筆者としてはここで勝負する必要はないと考えますので、まずは週明けのトレンドライン付近での値動きを確認したい。
上値余地は先週の反落ポイントである「29000ドル」、下値余地としては中期・長期移動平均線の重なる「26,000ドル」までは想定してのトレードを組み立てることになります。
・「26,000ドル~29,000ドル」:目線はフラット、トレンドライン継続か崩壊かを見極めてからのトレードが無難
ドル円 相場見通し ~米国雇用統計の結果良好も、大幅株安による相場不安がドル円上昇の重石に~
今週のドル円の値動きは最大で「1.259円」となっており、米国雇用統計の発表週としてはやや控えめな値動きとなりました。
今週発表された米国雇用統計やISM製造業景況指数など良好な結果を受けて、ドル円は106円台での越週となっています。
ドル円は105円台での底堅さを見せる一方で、高値は「106.544円」と107円までの上値の重さを印象付ける1週間ともなりました。
「105円~107円」でのレンジ相場を形成しつつあるドル円の来週の値動きを分析していきましょう。
また、先週のドル円の相場予測に関する記事は下記からご一読頂けます。
記事:【FX】安倍首相辞意ショック!ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/31~9/4】
日足 ~105円から107円のレンジ相場を形成中、レンジ上限・下限の逆張りを狙う~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
この1ヶ月間のドル円は「105円から107円」にかけてのレンジ相場を形成していることがわかります。
1ヶ月間の期間内において、2回レジスタンスライン、サポートラインとして機能している点からもレンジ相場を想定した逆張りトレードを仕掛けるのが来週のトレードシナリオです。
そのため現在の様な106円付近でのトレードは控えましょう。
じっくりと106.50円~107.00円まで待っての戻り売りを基本戦略とし、105.50円から105.00円にかけては利益確定及び買いを検討することとなります。
週末の米国雇用統計の良好な結果を受けても「106.50円」手前までしか上昇できなかったことからもファンダメンタルズ分析的にもドル円の上値は重く、株価の改善がみられるなど大きなニュースがない限りは来週もレンジ相場でのトレードシナリオを模索することになります。
・「105.00円~107.00円」:レンジ相場のため、レンジ上限(107.00円)・下限(105.00円)での逆張りトレードをシンプルに狙う。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「26,000ドル~29,000ドル」
・想定レートは「105.00円~107.00円」
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