また、先週(2023年7月31日~8月4日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年8月7日~2023年8月11日)
今週は10日(木)に発表される、「アメリカ・消費者物価指数」に最大の関心が集まります。
今後の米利上げについては経済データ次第ということもあり、消費者物価指数の結果は必ず確認するようにしましょう。
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年8月7日~2023年8月11日)
●7月31日週のドル円の値幅は最大で「約3.201円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●日銀の指値オペ(円金利の上昇を抑制する動き)もあり、ドル円は一時143円台後半まで上昇しました。
●しかし、週末にかけて、「ISM非製造業景況指数」や「非農業部門雇用者数」の結果が予想を下回ったことや、複数の米高官から今後の利上げについてハト派的な発言が相次いだこともあり、141円台まで反落しての越週となっています。
●また、一時的な影響かは現状判断しかねますが、米国債の格付けが1段階引き下げられたことで、投資家心理に悪影響を及ぼす可能性があります。(リスクオフ相場の円買いドル買いの動き)
【環境認識】
●20日&50日MAでサポートされて、再上昇するかがポイント
●日足RCIは短長期線が下向き、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:141.685円
5日移動平均線:142.614円
20日移動平均線:140.595円
50日移動平均線:141.247円
100日移動平均線:137.850円
200日移動平均線:136.472円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「140.50円~143.90円」:今週の最大のポイントは10日(木)に発表される「米・消費者物価指数」の結果でしょう。パウエルFRB議長は先日の会見で、今後の米利上げに関しては経済データ次第と明言しており、結果には注目が集まります。仮に市場予想を上回る結果であれば、利上げ可能性が高まり⇒ドル買いが強まることが予想されます。(結果が至上予想を下回ると利上げ可能性低下⇒ドル売りのフローとなります)
また、テクニカル的には20日&50日MA付近の値動きに注目、サポートラインとして機能するか確認しておきたいところです。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年8月7日~2023年8月11日)
●7月31日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.389円」となりました。
●先週比では、高値を下回ったものの安値終値を上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●他のクロス円と比較すると堅調な値動きとなりました。
【環境認識】
●直近は20日MAがサポートラインとして機能
●上値は157円台が重い、年初来高値更新には新材料が必要な印象
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:156.018円
5日移動平均線:156.492円
20日移動平均線:155.746円
50日移動平均線:154.464円
100日移動平均線:150.532円
200日移動平均線:146.659円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「154.50円~157.50円」:下値は最大で50日MA、上値は157円台ミドルを想定。
この中での値動きをイメージしつつ、売り買い柔軟に対応したい。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年8月7日~2023年8月11日)
●7月31日週のポンド円の値幅は最大で「約2.851円」となりました。
●先週比では高値安値を上回ったものの、終値が下回る結果となっていますね。
●週足は陰線となっています。(2週連続)
●注目された英中銀政策金利の発表では、大方の予想通り「0.25%」の利上げを実施。一部で「0.50%」の大幅利上げも予想されていたことから、失望売りを誘いました。
●また、相場自体がリスクオフ相場に傾いたことから、週末にかけてポンド売りが優勢となっています。
【環境認識】
●再び20日MAを明確に下抜ける
●日足RCIは短長期線が下向き、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:180.625円
5日移動平均線:181.915円
20日移動平均線:181.257円
50日移動平均線:179.876円
100日移動平均線:173.531円
200日移動平均線:168.153円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「179.00円~182.00円」:直近のポイントは50日MA付近の値動き、このラインをあっさり割り込むようだと、ダウンサイドリスクが高まる。リスクオフ相場寄りなので、相場環境からは売り優勢な印象だが、安易なエントリーは避けて戻り売り狙い(20日MA)やサポートライン(50日MAなど)を明確に割り込んだタイミングでエントリーを検討したい。
また、週末に英国の経済指標が複数発表されるの要警戒。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年8月7日~2023年8月11日)
●7月31日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.866円」となりました。
●先週比では高値を上回ったものの、安値終値を下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しております。(2週連続)
●注目の豪中銀政策金利は金利据え置きとなりました。「0.25%」の利上げを予想する声もあったことから、豪ドル売り優勢となりました。
●また、声明では今後の利上げ見通しについて、利上げの可能性を否定はしなかったものの、確実に利上げを実施するとの明言もなかったことから、無難な内容となりました。
【環境認識】
●6月19日高値から上値を切り下げて下落TLが継続
●93円割れで再び100日&200日MAを目指すと想定
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:93.069円
5日移動平均線:94.076円
20日移動平均線:94.483円
50日移動平均線:94.646円
100日移動平均線:92.197円
200日移動平均線:91.852円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「91.80円~94.00円」:テクニカル的には売り優勢。基本的には5日MAを目安に94円にかけての戻り売りを狙う。または93円ラインを明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う。
下値は100日&200日MAラインを想定。流石にこのライン(91.80-92.20円)は簡単には下抜けないと予想。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「140.50円~143.90円」
⇒中立
※8月10日の米CPIの結果には要注目
・想定レートは「154.50円~157.50円」
⇒中立
・想定レートは「179.00円~182.00円」
⇒売り
・想定レートは「91.80円~94.00円」
⇒売り
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