記事:【FX】安倍首相辞意ショック!ドル円・NYダウ相場予測【2020/8/31~9/4】
記事:【FX】ユーロ円、ポンド円、豪ドル円相場予測【2020/8/24~28】
ユーロ円 相場見通し ~安倍ショックの円高は一時的?基本的には押し目買い継続~
先週のユーロは「ユーロ圏8月経済信頼感指数」などの欧州経済指標の良好な結果を受けて、上昇基調となったものの126円付近で揉み合う展開。
週末には安倍首相の辞意表明による円高加速により、「125.419円」での越週となっています。
ただし5月から続く上昇トレンドは継続しており、一時的な円高はむしろ押し目買いを狙う絶好の機会とも捉えることができます。
今週は週末に米国雇用統計など大きなイベントが控えていることから、結果次第ではユーロ円も大きく動くことが想定されるので、下記の欧州でのイベントと合わせて意識しておきましょう。
9月1日(火):ドイツ雇用統計(8月)、ユーロ雇用統計(7月)
日足 ~トレンドラインタッチでの押し目買いを狙う好機~
それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを確認すると、上昇トレンドは継続していることが認識できます。
先週末の安倍首相の辞意表明の報道を受けて円高が加速したことを受けて、週明けの東京時間でも円高傾向になることは想定できます。
このまま下落するようなら124円台後半でトレンドラインにタッチすることから、初週は124円台後半での買いエントリーを狙うことになります。
仮に124円台後半でエントリーできた場合は、利益確定ポイントはチャート画像「☆1、☆2の126円後半」となります。
この場合は、おおよそ2円分の利益を狙うわけなので、リスクリワード比を考えると124円割れで損切設定としておくと「リスクリワード比1:2以上」のトレードが見込めます。
・「124.00円~127.00円」:トレンドラインタッチでの押し目買い狙い
ポンド円 相場見通し ~140円突破で強気ムードも重要ポイントは目前~
今週のポンド円は日足レベルでのトレンドラインにタッチし上昇。
レジスタンスラインとしていた140円を突破し、一時「141.595円」に到達するなど力強い値動きとなりました。
最終的にはユーロ円と同じく週末の報道で「140.622円」での越週となっていますが、それでも140円台を維持したことを評価するべきでしょう。
重要ポイントまで目前と迫っているので、今週のポンド円の値動きから目が離せません。
日足 ~長期足の戻り売りポイントまで目前、前回は約20円分の下落~
それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。
こうして期間を長めにとってポンド円のチャートを俯瞰的に見ると、コロナショック後からの上昇トレンドが継続していることが確認できます。
一方で長期足で引く下落トレンドにタッチ寸前まで上昇してきていることから、長期トレード目線での売りも検討をしてもよいでしょう。
コロナショックの影響が大きいとはいえ、前回はこの下落平行チャネルの上限から下限まで約20円分の下落があったことから、ここでの戻り売りは狙いたくなる局面です。
ただし現状はあくまで日足レベルでの上昇トレンドが継続していることから、142円台からトレンドラインが崩れたのを確認してから売りエントリーを視野に入れる程度でいいでしょう。
基本的には今週も日足レベルでの上昇トレンドラインに沿った押し目買いを行いつつ、142円越えまたはトレンドライン崩壊したタイミングで売りも検討していくことになります。
・「139.00円~142.50円」:日足トレンドラインタッチでの押し目買い狙い、142円台からの値動きに警戒
豪ドル円 相場見通し ~豪ドルは経済指標に注目、80円到達も視界に入る~
豪ドル円はレジスタンスラインとなっていた「76.70円」を先週突破。
「77.585円」での越週となっています。
安倍首相の辞意表明による円高の影響も限定的であったこと、レジスタンスラインをブレイクしたことからも今週は押し目買いを狙いやすいと想定しています。
また、豪ドルに関しては、今週は下記イベントが予定されており、大相場となる可能性がある点に留意しましょう。
9月2日(水):豪州GDP(第2四半期)
日足 ~80円までは上昇余地あり、トレンドラインでの押し目買いを狙う~
それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。
先週、豪ドル円はレジスタンスラインをブレイクしたこと、円高基調の中でクロス円の中では下落幅が狭く「77円台」を維持したことからも、今週も押し目買いを狙うことになります。
押し目買いを狙うポイントは直近までレジスタンスラインとして機能しており、かつトレンドラインの重なる「76.70円」付近となります。
個人的には76円台からは積極的に買ってもよいと考えます。
RCIも短期線・中期線・長期線いずれも上向いていることから、買いを狙う上での後押しと判断できます。
懸念材料は豪州の経済指標です。政策金利・GDPともに重要な指標であることからも結果については必ず把握しておきましょう。
・「76.50円~79.50円」:買い優勢、経済指標には要注目
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「124.00円~127.00円」:トレンドラインに沿った押し目買いを狙う
・想定レートは「139.00円~142.50円」:買い優勢も長期足の下落トレンドラインに迫る
・想定レートは「76.50円~79.50円」:買い優勢、経済指標に要注意
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