今週の為替はジリジリと下げ続けて、ついに106円を割れたドル円。
本日は米国雇用統計を約10時間後(本記事執筆時点)に控えたドル円について、相場分析を行います。
また、今週のドル円の相場分析についてはこちらの記事をご一読ください。
記事:【FX相場分析】2020/03/02~03/06 ドル円・ゴールド【RCI活用】
ドル円 相場分析
超重要な経済指標である米国雇用統計発表前(日本時間3/6 22:30)に控えたドル円について、
相場分析を行い、取引を優位に進める準備をしましょう。
ドル円 週足チャート 2週連続で大陰線で売り優位
それではまずドル円の週足チャートをご覧ください。
先週に引き続き、今週も下げ続けており、記事執筆時点の2020年3月6日12時時点では、
なんと106円を割れて105.90付近の水準まで下がっております。
週足で引いたサポートラインを目前に、RCIも短期線がデッドクロスをした状態で、中期線も下向き、長期線も平行もしくはやや下げの兆候が出ています。
週足レベルでは売り目線となっていることが確認できます。
日足・4時間足も同様に売り目線となっています。そのため、基本的には戻りを待った売りエントリーが確実でしょう。
ただ週足レベルでのサポートラインに目前まで迫っていることを考えると105.30付近で軽く買いで入ってみたい気持ちもあります。
・週足・日足・4時間足全てで売り目線、基本は戻り売り狙い
・週足のサポートライン(105.30付近)では買い検討もあり
ドル円 1時間足チャート 下落トレンド継続、戻り売りを狙いたい
続いてドル円の1時間足のチャートをご覧ください。
ドル円の1時間足でも、着実に下がっているのが見てとれます。
昨日到達した高値である107.70からRCIが80のラインを下抜けて、そのままデッドクロスした状態で、遂に106円割れまで到達しています。
小さな反発があっても、30pips前後と買いで入るにしても短期トレードが中心となり、利益確定はシビアに行う必要があるでしょう。
基本的には戻り売り狙いなので、反発を待ちたいところです。可能であれば106.20~50円くらいに掛けて売りたいところですが、このままズルズルと下に行く展開もあります。
その場合はRCIを目安に短期戦が0に到達したところで、揉むようなら売りで入るのも一つ検討のポイントとなります。
・106.20~50円ラインの戻りを待って売りたい
・値が上がらなようならRCIの短期線で0ライン到達で売り検討
・買いで入る場合は、30pips程度で利益確定をシビアに
米国雇用統計 ドル円、ドルストレートの値動きに要注意
そして雇用統計の結果如何では、更にもう一段安の105円割れも視野に入れる必要があるでしょう。
米国雇用統計の事前予想が下記の通りです。この数値を必ず押さえておきましょう。
非農業部門雇用者数
予想:17.5万人 前回:22.5万人
失業率
予想:3.6% 前回:3.6%
この予想値を意識した上で、22:30から発表される米国雇用統計に臨みましょう。
今の世界情勢を考えると下回れば素直に下げる、上回るとやや上げると言ったくらいでしょうか。
上げても結局は戻り売りのチャンスと捉えることができるので冷静に対処しましょう。
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