また、先週(2023年10月30日~11月3日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年11月6日~2023年11月10日)
日銀会合やFOMC、米雇用統計などイベント盛り沢山だった先週と打って変わり、今週はイベント的には比較的落ち着いた1週間となりそうです。
それでも、以下の通り、いくつか注目すべきイベントがあるので発表前後の為替の反応には要警戒です。
11月7日(火):豪・中銀政策金利 11月
11月9日(木):植田日銀総裁インタビュー対応、日銀主な意見公表(10/30-31開催分)、パウエルFRB議長講演
●10月30日週のドル円の値幅は最大で「約2.908円」となりました。
●先週比では、高値上回るも、安値終値は下回る結果となりました。
└※年初来高値を更新。
●週足は陰線で確定しています。(2週間連続)
●日銀会合
└YCC(イールドカーブ・コントロール)の運用に関して再修正(より柔軟に運用)
└ただし、これまで通り金融緩和策の継続を改めて示す
●財務省公表
└9月28日~10月27日の為替介入額がゼロであったことを公表
●FOMC
└金利据え置き(市場予想通り)
└パウエルFRB議長から「次回会合についてはまだ未決定(利上げの可能性も含めて今後の経済データ次第)」と従来通りの認識が示された。ただし、「利上げサイクルの終わりに近づいている」との発言もあり、全体的にはハト派的内容であった。
●米雇用統計、米ADP雇用者数、米ISM製造業景況指数、米ISM非製造業景気指数と軒並み予想を下回る結果となる。
●上記の日米の金融政策、主要な経済指標の結果から、円売りドル売りが優勢となった1週間でした。
【環境認識】
●年初来高値を更新後に急落、20日MAを下抜ける
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:149.314円
5日移動平均線:150.256円
20日移動平均線:149.821円
50日移動平均線:148.655円
100日移動平均線:145.793円
200日移動平均線:140.482円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「148.50円~151.00円」:ファンダメンタル的には円売り、ドル売り相場となっての越週。
テクニカル的にはドル円は中長期の上昇トレンドを維持しており、目先は50日MAがポイントとなりそう。
7月31日以降は50日MAを一度も下回っておらず、このラインを目安に押し目買いを狙いたい、ただし仮に下方ブレイクした場合は、売りエントリー狙いに切り替える。
※引き続き米金利の動向も注視。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年11月6日~2023年11月10日)
●10月30日週のユーロ円の値幅は最大で「約3.151円」となりました。
●先週比では安値を下回るも、高値終値は上回る結果となっていますね。
└※年初来高値を更新
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●日銀が改めて金融緩和策の継続を示したことで、円売りが優勢となり、ユーロ円も続伸。節目の160円台を超えての越週となっています。
【環境認識】
●直近は5日MAに沿って上昇
●日足移動平均線はパーフェクトオーダー継続中
●日ありCIは短長期線が上向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:160.188円
5日移動平均線:159.604円
20日移動平均線:158.611円
50日移動平均線:158.051円
100日移動平均線:157.431円
200日移動平均線:151.723円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「159.50円~161.00円」:直近は上昇トレンドを維持しており、日足移動平均線のパーフェクトオーダーも継続中。基本的には5日MAを目安に押し目買いを狙うことになる。
※欧米株の動向も注視。リスクオン相場なら対円では更なる上昇も見込める。
●10月30日週のユーロ円の値幅は最大で「約4.253円」となりました。
●先週比では安値を下回ったものの、高値終値は上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●英中銀
└金利は据え置き
└ベイリー英中銀総裁は利下げの検討は時期尚早とし、引き続き追加利上げの必要性について注視するとした。
●日銀の金融緩和策の継続、リスクオン相場による欧米株の反発もポンド円の上昇を後押ししており、節目の185円付近まで上昇しての越週となっています。
【環境認識】
●各日足移動平均線を上方ブレイク
●50日&100MAをサポートラインとして続伸する形
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:184.800円
5日移動平均線:183.448円
20日移動平均線:182.557円
50日移動平均線:182.765円
100日移動平均線:182.719円
200日移動平均線:174.660円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「183.50円~186.00円」:テクニカル的には直近の値動きは上昇トレンドを維持しており、年初来高値を目指す形。5日MAを目安に183円台~184円台前半での押し目買いを狙う。
ファンダメンタル的には欧米株の動向に注目、リスクオン相場となればポンド円上昇の後押しとなる。
●10月30日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.936円」となりました。
●先週比では高値安値終値を上回る結果となっています。
●週足は陽線で確定しています。(3週間連続)
└年初来高値更新も視野に入ります。
●リスクオン相場の恩恵を受けており、5日連続陽線と非常に強い値動きを見せています。
【環境認識】
●2023年6月以来の97円台に到達しての越週
●日足移動平均線はパーフェクトオーダー継続中
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:97.264円
5日移動平均線:96.308円
20日移動平均線:95.266円
50日移動平均線:95.008円
100日移動平均線:94.856円
200日移動平均線:92.809円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「96.30円~98.50円」:テクニカル的には日足移動平均線のパーフェクトオーダーを維持しており、買い目線。ファンダメンタル的には豪中銀政策金利&声明に要注目。
直近は4か月連続で金利を据え置いていますが、豪インフレの鈍化が緩慢であることから、11月は利上げ再開の可能性も示唆されています。
追加利上げであれば直近の上昇が更に強まり、年初来高値の更新可能性は高まります。一方で仮に5会合連続で据え置きとなった場合は、豪ドル売りに転じる可能性もありますので、今回の結果には特に注目が集まります。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「148.50円~151.00円」
⇒中立
※米金利の動向に注意
・想定レートは「159.50円~161.00円」
⇒買い
・想定レートは「183.50円~186.00円」
⇒買い
・想定レートは「96.30円~98.50円」
⇒買い
※豪中銀政策金利の結果には要注目
スキャルピング可能なJFXでトレードしよう!
スキャルピング取引を検討されている方は「JFX」で口座開設をするのがオススメです。
スキャルピングが容認されているFX業者は意外と少ないです。口座を持ってない方は是非検討してみて下さい。ちなみに取引量に応じて、キャッシュバックや食品が貰えたりするのも何気に美味しいです。
ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。
コメント