【FX】トランプ大統領の新型コロナ感染でリスクオフ?ドル円・ダウ平均相場予測【2020/10/5~9】

この記事では、来週(2020年10月5日~10月9日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。

ダウ平均株価 相場見通し ~トランプ大統領の新型コロナに関する報道には要警戒~

今週のダウ平均株価自体は、「27,000ドル~28,000ドル」の狭い値幅での推移となり、比較的堅調な値動きとなりました。

米ハイテク株の売り調整が一端は落ち着いたことや、米国の追加経済対策に対する期待感が相場を支えています。

しかし週末の10月2日(金)には、トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染した報道を受けて、ボラティリティが拡大するなど不安定な状態になっています。

11月の大統領選についても影響は避けられず、今回の事柄はトランプ大統領の再選を厳しくしたとの見方も強くなっています。

来週はトランプ大統領の健康状態に関する報道には特にアンテナを張っておく必要があるでしょう、最悪の事態に備えてトレードをするようにしましょう。

また、先週のドル円・NYダウ平均株価の相場予測については、下記からご一読頂けます。

日足チャート 徹底解説 ~フィボナッチの23.6%ライン+中期移動平均線のサポートラインは固い~

それでは、、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月3日時点のダウ平均株価の日足チャート画像

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

日足チャートを確認するとフィボナッチの23.6%ライン+中期移動平均線にサポートされて再度上昇していることが確認できます。

28,000ドルに一時到達した点やトランプ大統領の新型コロナ陽性に関する報道を受けて、大きく下落するかと思いきや、陰線とはなったものの前日比「-134ドル」に押さえて「27,682ドル」で短期移動平均線を上回っての越週となった点は底堅さを感じます。

来週はテクニカル分析よりもトランプ大統領の健康面に関する報道に左右される可能性が高いでしょう。

それでもチャート分析をするなら「26,000ドル台」では買い、「28,000ドル台」では売り目線となります。「27,000ドル台」はエントリーを見送ります。

「26,000ドル台」での買いエントリーの根拠は先述した通り、フィボナッチの23.6%ライン+中期移動平均線がサポートラインとして機能している点です。

一方で「28,000ドル台」での売りエントリーの根拠は上値の重さもさることながら、今の不安定な相場状況ではこの価格帯から買っていくのはリスキーだと判断しています。

来週は無理をせずに売りも買いもエントリーポイントまでじっくり引き付けてトレードをするようにしましょう。

・来週のNYダウ平均株価の想定レート
「26,000ドル~28,500ドル」:トランプ大統領の新型コロナに関する報道に要注意、売りは28000ドル台から、買いは26000ドル台から

ドル円 相場見通し ~ドル円は徐々に下値を模索、戻り売りを狙う~

2020年9月28日~10月2日にかけてのドル円の値幅表

ドル円の1週間の値動き(2020/9/28-10/2)

今週のドル円は最大で「0.862円」と1円に満たない値動きとなりました。

米国雇用統計やトランプ大統領の新型コロナに関する報道があり、情報量的にはインパクトのある1週間となりましたが、値動きは寂しい結果となっています。

イメージとしては106円にかけての戻り、特に105円台後半から上値が重くなる印象ですね。

一方で104円台ではしっかりと反発したことからも、ある程度104円台では買い意欲も強く底堅さを印象づけました。

また、米国雇用統計の結果としては下記の通りです。

2020年度米国雇用統計の結果に関する表

2020年度の米国雇用統計の結果に関する表

非農業部門雇用者数は予想よりも結果は「×」、失業率は予想よりも結果は「〇」。

緩やかに米国の雇用は回復しつつあるものの、本格的な回復にはまだ時間が掛かると言った印象でしょうか。

ネガティブ要素とはならず、ドル円に関してはやや上昇して週末を終えています。

とはいうもののドル円自体はやはり徐々にではありますが下落基調にあり、来週もトランプ大統領の新型コロナに関す報道やFOMC議事録の発表に注目しつつ、基本的には戻り売りを狙ったトレードを想定しています。

来週のドル円に関する主だったイベントは下記の通りです。

10月5日(月):アメリカ・ISM非製造業景気指数 09月
10月6日(火):アメリカ・貿易収支 08月
10月8日(木):アメリカ・FOMC議事録 09月

日足チャート 徹底解説 ~105円後半から106前半にかけての戻り売りを基本戦略とする~

それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。

2020年10月3日時点のドル円の日足チャート

ドル円(日足チャート):2020/10/3時点

来週もドル円に関しては戻り売りが基本戦略となります。

売り根拠として、大きく3つ挙げることができます。

1つ目はフィボナッチの23.6%ライン(105.80円付近)、2つ目は下落トレンドライン(106.00円付近)、3つ目は中期移動平均線(現状106.20円付近)と105円台後半から106円台前半にかけてはレジスタンスラインとして機能し得るポイントが非常に多いです。

これらのポイントを抜けて上昇するような、ファンダメンタルズ的な後押しもほとんどありません、唯一米国の追加景気対策くらいでしょうか。

むしろトランプ大統領の新型コロナに関する一件でリスクオフ相場となれば円高>ドル高>その他新興国通貨の力関係が継続することとなります。

そのため緩やかなにドル円は上値を切り下げて下落していくことが想定できますので、じっくりとエントリーポイントまで引き付けてからの戻り売りを狙いましょう。

来週のドル円の想定レート
・「104.00円~106.20円」:105円台後半からの戻り売りを狙う

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ダウ平均株価相場は買いも売りも想定、トランプ大統領の新型コロナに関する続報に注意
・想定レートは「26,000ドル~28,500ドル」
・ドル円は売り優勢、106円付近は売りポイント多数
・想定レートは「104.00円~106.20円」
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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