また、先週(2023年11月27日~12月1日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年12月4日~2023年12月8日)
12月4日週は「アメリカ・雇用統計」を筆頭に連日のように、重大な経済指標が発表されます。
ボラティリティ拡大ができる1週間となりそうです。特筆すべき指標は以下の通り。
12/5(火):豪・中銀政策金利 12月、アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 11月、アメリカ・JOLTS求人件数 10月、アメリカ・ISM非製造業景気指数 11月
12/6(水):アメリカ・ADP雇用者数 11月
12/8(金):アメリカ・雇用統計 11月
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年12月4日~2023年12月8日)
●11月27日週のドル円の値幅は最大で「約3.013円」となりました。
●先週比では、高値安値終値は下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(3週間連続)
●今週も米金利の低下(4.197%まで下落)を受け、ドル売り優勢の相場となっています。
●金利低下が継続する場合、ドル円の上値は重く、下値を試す展開が想定されます。
【環境認識】
●100日MAを下抜け、147円を割り込んでの越週
●日足RCIは短期線が水平、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:146.770円
5日移動平均線:147.655円
20日移動平均線:149.561円
50日移動平均線:149.581円
100日移動平均線:147.242円
200日移動平均線:142.093円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「145.00円~148.50円」:今週は米雇用統計など重大な経済指標の結果に左右される展開を予想します。経済指標の結果、米金利の動向を注視し、仮に米金利の低下が継続する場合は、ドル円は下値を試す展開(ターゲットは節目の145円ライン)が想定されます。
一方で米金利が反発する展開であれば、値ごろ感から反発の買いも想起でき、売り買い柔軟に対応できるように準備しておきましょう。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年12月4日~2023年12月8日)
●11月27日週のユーロ円の値幅は最大で「約4.072円」となりました。
●先週比では高値を僅かに上回るも、安値終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(5週間ぶり)
●ユーロ圏のインフレ鈍化により、利下げ観測が強まり、ユーロ売りに繋がりました。
●また、米大手金融機関のゴールドマン・サックスがECBによる早期の利下げ観測を前倒ししたこともユーロ売りを加速させました。
【環境認識】
●50日MAまで下落(約1か月ぶり)
●日足RCIは短期線が水平、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:159.713円
5日移動平均線:161.491円
20日移動平均線:162.210円
50日移動平均線:159.753円
100日移動平均線:158.620円
200日移動平均線:153.684円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「158.50円~161.00円」:ECBの早期利下げ観測が強まっており、短期的にはユーロ売りが優勢(2週間で高値から約5円下落)。ただし中長期の上昇トレンドは継続しており、下値は100日MAを想定。現在レートも50日MA付近で推移しており、週明けの値動き次第では打診買いを検討していいレベル。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年12月4日~2023年12月8日)
●11月27日週のポンド円の値幅は最大で「約2.336円」となりました。
●先週比では安値を上回ったものの、高値終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(5週間ぶり)
●今週はクロス円、特にドル円、ユーロ円が大きく下落する中で、ポンド円も軟調な値動きを見せています。
●ただし、ユーロ円ほどの下落相場というわけではなく、あくまで月末フローの調整下落の範囲内で上昇トレンドを維持しています。
【環境認識】
●20日MA付近まで下落しての越週
●日足RCIは短期線が上向き、中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:186.556円
5日移動平均線:187.080円
20日移動平均線:186.535円
50日移動平均線:183.926円
100日移動平均線:183.574円
200日移動平均線:177.218円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「185.00円~188.50円」:20日MA付近で越週しており、週明けの値動きに注目。明確に下抜けた場合は売り、下げ渋るなら買いと柔軟に対応したい。
20日MAで反発した場合は、上昇トレンドを継続し、上値を試す展開が想定されます。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年12月4日~2023年12月8日)
●11月27日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.251円」となりました。
●先週比では安値を上回ったものの、高値終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(3週間ぶり)
●今週は主要なクロス円が全般的に軟調な値動きを見せる中、豪ドル円も下落する展開でしたが、97円台を維持しており最終的に98円付近まで反発しての越週となっています。
【環境認識】
●週前半は下落するも、20日MAでサポートされており、98円付近まで上昇しての越週。
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:97.976円
5日移動平均線:97.899円
20日移動平均線:97.484円
50日移動平均線:96.118円
100日移動平均線:95.244円
200日移動平均線:93.381円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「96.00円~99.00円」:今週は12月5日(火)に『豪・中銀政策金利 12月』が予定されており、結果と声明内容に要警戒です。金利自体は据え置き予想となっており、今回は声明内容の方に注目が集まります。今後の利上げ・利下げに関する声明次第ではボラティリティ拡大が期待できます。
そのため、下値は50日MA、上値は年初来高値の更新と大きめの値幅を想定しています。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「145.00円~148.50円」
⇒売り
※米雇用統計を筆頭に経済指標の結果に要警戒
・想定レートは「158.50円~161.00円」
⇒売り
※中長期目線の買いはあり
・想定レートは「185.00円~188.50円」
⇒買い
・想定レートは「96.00円~99.00円」
⇒買い
※12/5(火)の豪中銀政策金利の結果に要警戒
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