また、先週(2023年12月4日~12月8日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年12月11日~2023年12月15日)
大相場となった先週に引き続き、今週も注目すべき指標&イベントが盛り沢山な1週間となっています。
今週もボラティリティ拡大ができる1週間となりそうです。特筆すべき指標は以下の通り。
12月12日(火):アメリカ・消費者物価指数 11月
12月13日(水):アメリカ・生産者物価指数 11月、FRB政策金利(FOMC) 12月、パウエルFRB議長会見
12月14日(木):英国・英中銀政策金利 12月、ユーロ・ECB政策金利 12月、ラガルド総裁会見、アメリカ・小売売上高 11月
12月15日(金):アメリカ・PMI(購買担当者景気指数) 12月
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年12月11日~2023年12月15日)
●12月4日週のドル円の値幅は最大で「約5.912円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を大きく下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(4週間連続)
●今週は何と言っても、植田日銀総裁による「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになる」とのタカ派的な発言を契機に、日銀の政策修正期待を背景にした強い円買いの流れが目立った1週間となりました。
└※次回(12月18日~19日に予定)の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除を含む金融政策修正がなされるのではないかとの思惑が急浮上
【環境認識】
●一時200日MAを下抜けるほどの急落を見せるも、流石にブレイク成らず
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:144.932円
5日移動平均線:146.134円
20日移動平均線:148.387円
50日移動平均線:149.252円
100日移動平均線:147.532円
200日移動平均線:142.332円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「141.50円~146.00円」:12月11日週は米CPI、米FOMC&パウエルFRB議長会見とビックイベントが多数あり、ボラティリティ拡大が期待できます。
ファンダメンタル的には日銀の政策修正期待もあり、売りエントリーから入りたいところです。
ただし、直近は値動きが荒いこともあり、中途半端なポジションは取らず、5日&100日MA(戻り売り)や200日MA(買い)などを目安に出来る限り引き付けてのエントリーを狙いましょう。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年12月11日~2023年12月15日)
●12月4日週のユーロ円の値幅は最大で「約7.702円」となりました。
●先週比では高値安値終値を大きく下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(2週間連続)
●ドル円の相場見通しに記載の通り、今週はクロス円全般、非常に強い円買い優勢の相場となりました。
└※ユーロ円は11月16日に年初来高値を更新しましたが、3週間足らずで約12円の円高となっています。
【環境認識】
●50日⇒100日MAを下方ブレイクし、一時200日MAを下抜ける
●大暴落の反動もあり、週末は200日MAでサポートされ反発
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:155.927円
5日移動平均線:157.670円
20日移動平均線:161.299円
50日移動平均線:159.776円
100日移動平均線:158.681円
200日移動平均線:154.006円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「153.00円~157.60円」:今週は12月14日に「ECB政策金利&ラガルドECB総裁の記者会見」が予定されています。市場では2024年の早期利下げ期待もあり、特にラガルド総裁の発言に注目が集まります。
早期利下げに関する発言が出てくれば、直近の日銀の政策修正期待の円買いもあり、ユーロ円は更なる下落が期待できます。
ドル円同様に荒れた相場となっており、中途半端なポジションは持たずに、安全第一で十分にレジサポラインまで引き付けてのエントリーを狙います。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年12月11日~2023年12月15日)
●12月4日週のポンド円の値幅は最大で「約7.998円」となりました。
●先週比では高値安値終値を大きく下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(2週間連続)
●他のクロス同様に一時は10月4日以来に180円台を下抜ける(週間安値:178.50円台)急落となりました。
【環境認識】
●50日&100MAをあっさりと下抜ける
●ただし、200日MAタッチ前に反発、178-179円台での買い圧力は強い印象
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:181.860円
5日移動平均線:183.907円
20日移動平均線:186.225円
50日移動平均線:184.152円
100日移動平均線:183.716円
200日移動平均線:177.740円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「178.50円~183.60円」:12月14日に「英中銀政策金利」が予定されており、発表前後はポンド円のボラティリティ拡大が期待できます。
200日MAは177円台後半に位置しており、下値の最大値を想定。ロット数を調整し、177~179円台では段階的に買いエントリーを狙うのもあり。
上値は5日&50日&100日MAが重なる183円台後~184円台前半を想定。
引き続き値動きの荒い展開を想定し、売り買い柔軟に対応したい。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年12月11日~2023年12月15日)
●12月4日週の豪ドル円の値幅は最大で「約4.240円」となりました。
●先週比では高値安値終値を下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(2週間連続)
●注目の豪中銀政策金利は事前の予想通りで金利据え置き(4.35%)となり、声明の内容もこれまで通りで目新しい材料はありませんでした。
●他のクロス同様に豪ドルも対円で大きく下落した1週間となっています。
【環境認識】
●50日&100日MAを下抜けて、一時200日MA付近まで急落
●週末は100日MAまで反発しての越週
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:95.335円
5日移動平均線:96.142円
20日移動平均線:97.347円
50日移動平均線:96.179円
100日移動平均線:95.303円
200日移動平均線:93.504円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「93.50円~96.50円」:直近は売り目線で、基本的には売りエントリーから利益を狙う。下値は200日MA(93円台ミドル)、上値は5日&50日MA(96円台前半)を想定しています。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「141.50円~146.00」
⇒売り
※米CPI、米FOMC&パウエルFRB議長会見とイベント盛り沢山
・想定レートは「153.00円~157.60円」
⇒売り
※ECB政策金利&ラガルドECB総裁の記者会見に要注目
・想定レートは「178.50円~183.60円」
⇒売り
・想定レートは「93.50円~96.50円」
⇒売り
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