また、先週(2024年4月8日~4月12日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2024年4月15日~2024年4月19日)
4月15日週は要注目の経済指標が多く発表されます。
特に以下の指標の結果には警戒が必要です。
■4月15日(月)
・アメリカ・小売売上高 03月
今週の振り返り
●4月8日週を振り返ると、大きなトピックとして2点挙げられます。
<1点目>米ドル買いが強まった1週間
10日に発表された米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となったことで、FRBによる早期利下げ観測が後退⇒米長期金利が上昇⇒ドル買いのフローが強まりました。
ドル円もその影響を受けて、意識されていた152円ラインを超えて、一気に153円台まで急騰しています。(当然、年初来高値を更新)
<2点目>地政学リスクの高まり
中東情勢が芳しくない状況で、週末にイスラエルが2日以内のイランからの攻撃に備えているとの報道がされると、一気に相場はリスク回避ムードが高まりました。
為替相場は有事に備えた円買いドル買いが強まり、ドル円を除くクロス円は急落しての越週となっています。
来週の相場見通し(期間:2024年4月15日~2024年4月19日)
ドル円(USD/JPY)
【環境認識】
●年初来高値を更新、5日MAに沿って強い上昇トレンドを継続中
●日足RCIは短中期線が水平(80台後半)、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:153.252円
5日移動平均線:152.621円
20日移動平均線:151.701円
50日移動平均線:150.323円
100日移動平均線:147.932円
200日移動平均線:147.408円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「152.00円~154.50円」:強く意識された152円ラインを突破し、153円台まで上昇。
ファンダメンタル的にもテクニカル的にも基本的に買い目線を継続することになる。地政学リスクは気になるが、現状は有事の円買い・ドル買いの動きを見せており、他のクロス円と違いドル円がこの件で一方的に急落するとは考え辛い。
今のドル円が急落するとしたら、為替介入しかなく、それもいつ来るかは不明。ロット数を調整し、下位足での押し目買いを狙いつつ、こまめに利益確定をする方針が無難。
ユーロ円(EUR/JPY)
【環境認識】
●リスク回避相場で一時50日MAを下抜ける
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:162.953円
5日移動平均線:164.262円
20日移動平均線:163.951円
50日移動平均線:162.784円
100日移動平均線:160.684円
200日移動平均線:159.532円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「160.50円~164.00円」:中東情勢の動向に要警戒。週末~週明けにかけて悪化するようなら、更なる急落が想定され、売りエントリーでトレンドについていくことになる。一方で危機回避となれば、反発が想定される、中長期の上昇トレンドは継続しているので、買いエントリーで反発の上昇を狙いたい。
兎にも角にも、今週は中東情勢に関するヘッドラインニュースに、アンテナを張る必要がある。
ポンド円(GBP/JPY)
【環境認識】
●リスク回避相場で一時50日MAを下抜ける
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:190.663円
5日移動平均線:191.894円
20日移動平均線:191.458円
50日移動平均線:190.342円
100日移動平均線:187.412円
200日移動平均線:185.375円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「188.00円~192.50円」:他のクロス円同様に中東情勢の動向に要警戒。週末~週明けにかけて悪化するようなら、更なる急落が想定され、売りエントリーでトレンドについていくことになる。(過去チャートから50日MAを明確に下抜けた場合、売りが加速する事が想定される)
一方で危機回避となれば、反発が想定される、中長期の上昇トレンドは継続しているので、買いエントリーで反発の上昇を狙いたい。
豪ドル円(AUD/JPY)
【環境認識】
●リスク回避相場により、20日MAを下抜ける
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:99.017円
5日移動平均線:99.953円
20日移動平均線:99.216円
50日移動平均線:98.380円
100日移動平均線:97.555円
200日移動平均線:96.335円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「97.50円~100.50円」:リスク回避相場により、週末にかけて豪ドル円は下落しての越週となったが、中長期目線での押し目買いの機会が到来していると考えている。
リスク分散を考慮し、現在レートから50日MA、100日MAと段階的な買いエントリーを想定。
但し、例外的に今週末~週明けにかけて中東情勢が悪化した場合は、短期的な売り目線に切り替える必要がある。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨の想定レート&目線まとめ
・想定レートは「152.00円~154.50円」
⇒買い
・想定レートは「160.50円~164.00円」
⇒売り
・想定レートは「188.00円~192.50円」
⇒売り
・想定レートは「97.50円~100.50円」
⇒中立(短期は売り、中長期は買い)
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