FXスキャルピングとは?超短期トレードでサクっと勝てる!メリット・デメリットを解説

この記事を読むと、こんな事がわかります!
・スキャルピングとは?
・メリット、デメリット
・スキャルピングで勝つためのコツとは?

FXをトレードする上で、トレードスタイルは大きく4つに分かれます。

スキャルピング」はそんな4つのトレードスタイルの中で、短期的に集中して稼ぎたいと思っている人に、特におすすめのトレードスタイルとなります。

本記事で「スキャルピング」を身につけて、超短期で利益を稼ぎましょう!

また、4つの他のトレードスタイルについては別途記事にしていますので、よろしければ下記からご一読ください。

記事:【FX】初心者におすすめのトレードスタイルを紹介!4種類のトレードスタイルを駆使して儲ける

FXスキャルピングとは? ~超短期でトレードをするトレードスタイル!~

「スキャルピング」とは、エントリーから決済までを短期で繰り返し、FXで利益を積み上げていく取引手法となります。

1回のエントリーでポジションの保有期間は、「数十秒~数分」で決済することになります。

保有期間が短いので、1度の取引で「数pipsから数十pips程度」を狙うことになります。

1日に複数回の取引機会が見込めるため、合計すると「数十~100pips」程の利益を積み上げることも可能です。

スキャルピングの性質をまとめると、下図のようになります。

FXスキャルピングのメリット・デメリットとは?

FXスキャルピングには勿論、メリット・デメリットが存在します。

それらを一つずつ確認していきましょう。

メリット①:大きなトレンドが発生していなくても、いつでも取引が可能

スキャルピングの1つ目のメリットは、いつでも取引が可能だということです。

相場には「トレンド相場」と「レンジ相場」の2つしかありません。

これらの相場が交互に組み合わせることで、チャートが形成されます。

当たり前のことですが、1回のトレードで大きく利益を稼ぐには「トレンド相場」に上手く飛び乗ることが重要です。

しかし、相場は自分の思い通りには動きませんし、あなたがトレードをしたい時に常にトレンド相場となっているかはわかりません。

運が悪ければ長い間レンジ相場が継続し、トレードができないということもあり得ます。

しかし、他のトレードスタイルとは違い「スキャルピング」は、トレンド相場だろうがレンジ相場だろうが、トレードが可能です。

なぜなら「スキャルピング」は保有期間が短く小さな利幅を積み重ねるトレード手法だからです。

そのため、「5分足」や「15分足」などの下位足で相場を判断することができます。

長期足ではトレンド発生していなくても、下位足では小さなトレンドが発生している場合は多く、それらを根拠にトレードが可能となるわけです。

そのため、1日の中でエントリー機会に恵まれないと言ったことはありません。

メリット②:要人発言といった不確定要素のリスクが軽減できる

スキャルピングの2つ目のメリットは、要人発言といった不確定要素のリスクが軽減されることです。

理由は明確で、スキャルピングは超短期トレードでポジションの保有期間が非常に短いため、保有期間中に不確定要素による思いもよらぬ相場の急変リスクに晒されるリスクも軽減されます。

一方でスイングトレードや長期トレードの場合は、保有期間が数週間~数ヶ月になります。

そのため、保有期間中に今回のような「新型コロナウイルス」の影響による相場の急変リスクを正面から受ける結果となり、大損したという人も珍しくありません。

このようなリスクが軽減されるのも大きなメリットでしょう。

メリット③:短期間でFXトレードの経験値を積める

スキャルピングの3つ目のメリットは、短期間でFXトレードの経験値を積むことができます。

スキャルピングは1日に複数回の取引を繰り返します。そのため、他のどの手法よりも短期間で相場観を養うことができます。

やはり机上の空論ではなく、実際に自分のお金を使ってトレードをした経験が、最終的には大きな利益を生むことになります。

ただし、注意点としては闇雲にトレードするのではなく、必ずエントリーポイントの根拠や決済ロジック、損切ラインなどはエントリー前に決めておきましょう。

そうすることで、勝っても負けてもフィードバックし易く、次のトレードに活かすことができます。

そのための根拠を短期間で経験できるのが「スキャルピング」の良いところです。

デメリット①:取引コストの増加

デメリットの1つ目は、取引コストの増加です。

これはFXスキャルピングの特性上、どうしても1日に複数回の取引を行うことになるため、取引に掛かるコストというのは回数分増加することになります。

この点は、他のトレードスタイルよりもコスト増となります。

デメリット②:心身ともに疲労しやすい

デメリットの2つ目は、心身ともに疲労しやすい点です。

これは人によって差はあるとは思いますが、一般的には注文・決済を何度も行うことになるので、心身ともに疲労が溜まりやすいと言えるでしょう。

特に勝ち続けることは不可能なので、取引の中で負けて損失を出すこともあります。

そのためルールを決めて、そのルールを遵守してトレードをすることが求められます。例えば、予めエントリー前に、決済ロジックと損切ラインを設定しておくなどです。

また、1度の負けすら嫌で熱くなりやすい性格の人には、スキャルピングは向いてるとは言えませんので注意が必要です。

スキャルピングで勝つためのコツとは?

ここまでの説明で、スキャルピングとは何か?メリット・デメリットについて一通り理解して頂いたと思います。

ここからは、スキャルピングに挑戦して稼いでみたいという人向けに、勝つためのコツついて解説をしていきたいと思います。

勝つためのコツ①:適切な通貨ペアを選択する

FXスキャルピングにおいて、勝つためのコツの1つ目が「適切な通貨ペアを選択する」です。

通貨ペアにはそれぞれ特徴があります。それらの特徴を理解することで、トレードスタイルに合ったものを選択できるようになります。

通貨ペアに関する記事は下記からご一読いただけます。

記事:【FX】初心者トレーダーが取引すべきオススメの通貨ペアとは?

では、スキャルピングに適した通貨は何か?ですが、それは下記の通りです。

スキャルピングに適した通貨おすすめ3選
1位:ドル円(USD/JPY)
2位:ユーロドル(EUR/USD)
3位:ポンドドル(GBP/USD)

これらの3つの通貨に共通して言えることは、スプレッド(取引コスト)が安い、ボラティリティがある、取引量が多いの3点です。

特に1日に複数回の取引を行う、スキャルピングにおいては取引コストは馬鹿になりません。

できるだけスプレッド(取引コスト)が安い通貨ペアを選択するのは必須と言えるでしょう。

ドル円は日本国内の業者だと最安が「0.3銭」と、コストを抑えらえるという意味でアドバンテージがありますので覚えておきましょう。

勝つためのコツ②:取引時間帯を見極める

さて、通貨ペアを選択したら、2つ目のコツは取引時間帯を見極めることになります。

これは、スキャルピングを行う上で重要な要素であるボラティリティが関係します。

短期間での取引になるので、通貨ペアの解説でお話したようにできるだけ値動きのある時間帯を狙うのが効率的です。

そして、ボラティリティが拡大し易い時間帯というのは存在し、下記の通りです。

ボラティリティが拡大するオススメの時間帯3選
・9時55分前後(特にドル円がおすすめ)
・17時~20時(特にユーロドル、ポンドドルがおすすめ)
・21時~25時(全通貨おすすめ!)

まず、1つ目のオススメの時間帯が「9時55分前後」です。

日本時間の午前9時55分前後において、日本の銀行が顧客に適用する基準レート「仲値」を決定します。

特にドル円の値動き活発になるので、ドル円でスキャルピングする際に狙い目の時間帯となります。

次に、2つ目のオススメの時間帯が「17時~20時」です。

この時間帯から欧州圏のトレーダーの参入するので、特に欧州通貨であるユーロやポンドと言った通貨ペアの値動きが活発になります。

またこの時間帯にはEU圏の経済指標なども発表され、ボラティリティが拡大する要因ともなっています。

そして、3つ目のオススメの時間帯が「21時~25時」です。

日本時間の21時~25時はFXの主要プレイヤーである欧州投資家・米国投資家が活発に取引を行う時間帯なので、1日の中で最も取引量が増え、正しくゴールデンタイムと言えます。

必然的にこの時間帯が最もボラティリティが拡大する時間帯になりやすいです。

ちょうどこの時間帯は日本のサラリーマンの方が帰宅している時間帯と重なります。

仕事帰りに1時間程FXトレードをする時間を作り、スキャルピングで利益を稼ぎだすトレーダーも多いです。

時間帯に関する詳細な記事は、下記からご一読頂けます。

記事:【おすすめ】時間帯を制する者がFXを制する【取引時間】

勝つためのコツ③:決済ロジックと損切ラインを明確にする

3つ目の勝つためのコツが「決済ロジックと損切ラインを明確にする」です。

スキャルピングは短時間での取引を繰り返して利益を積み上げていくトレードスタイルです。

そのため、「利益確定を確実に行う」こと、そして「損切を徹底する」ことが非常に重要です。

どちらもエントリーする時点で予め決めておくようにしてください。

特に損切の徹底が大事です。トレードの初心者にありがちですが、当初の予定以上に含み損が出た場合、含み損を抱えたままトレードを継続してしまうことがあります。

もちろん相場は不確実なので損切せずに保有していて、運よく助かることもあるでしょう。

そうなれば良いですが現実は非情で、含み損が膨らみ続けて致命傷となることもありえます。

中長期トレードであれば含み損もある程度は許容できますが、短期トレードであるスキャルピングでは致命的です。

損失を確定させることは心理的に抵抗があると思いますが、長い目で見た時にトータルで利益が出ていれば勝ちなわけですから、決済ロジックを明確にし淡々とトレードすることを推奨します。

参考に資金管理の重要性に関する記事は下記からご一読頂けます。

記事:【資金管理】FXで退場せずに稼ぎ続けるたった一つの方法【2%ルール】

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

スキャルピングのメリット
・大きなトレンドに関わらず、いつでも取引可能
・保有期間が短いため、急変リスクを軽減できる
・短期間でFXトレードの経験値を積める
スキャルピングのデメリット
・取引回数が多いので、取引コストが増加する
・決済回数が多いので、心身ともに疲労しやすい
勝つためのコツ3選
・スキャルピングに適切な通貨ペアは「ドル円」「ユーロドル」「ポンドドル」
・スキャルピングに特にオススメの時間帯が「21時~25時」
・決済ロジックを徹底する
この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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