【FX】ボラティリティ拡大!来週のユーロ円・ポンド円相場見通し 【2020年6月1日~5日】

本記事では、ユーロ円・ポンド円について、来週1週間の相場見通しを行います。

1週間の振り返りや、ドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについては、こちらからどうぞ。

記事:【FX】中国の報復に警戒!来週のドル円・NYダウ相場見通し【2020年6月1日~5日】

また、先週のユーロ円・ポンド円に関する記事はこちらからどうぞ。

記事:【FX】ECBの追加緩和観測!来週のユーロ円・ポンド円相場見通し【2020年5月25日~29日】

ユーロ円 見通し ~強気相場入りへ、上昇トレンド継続なるか~

ユーロは特に対ドルで大きく買われるなど、5月25日週の5日間は全て陽線となっており、完全に強気相場に突入しています。

背景にはEUの欧州復興に関する経済支援策の提案を契機に上昇、また月末要因で欧州においてユーロ需要の増加もあり更に押し上げる形となりました。

テクニカル的に重要なポイントを簡単に上抜けており、ロスカットを巻き込んだ上昇となっている点にも注目です。

これまで中長期的にユーロは売りで考えていましたが、その構想が崩れかねない地点にまで到達しており、ユーロに関してはボラティリティが拡大していることから大きく利益を狙える通貨となっています。

週足 ~長期の下落平行チャネルの到達時間近、ブレイク次第で大きく稼げる~

今回は重要なポイントに来ているので、ユーロ円の週足を確認します。

2020年5月31日時点のユーロ円の週足チャート

ユーロ円(週足チャート):2020/5/31

そもそも、ユーロ円で中長期的に売り目線だったのは、週足レベルでの下落平行チャネルで価格帯が推移していたからです。

先週を「119.672円」で終えており、5月後半の上昇で平行チャネルの上限付近まで到達しています。

ここを明確に上抜けるかそれとも再度戻り売りの起点となるか、非常に重要度の高いポイントに差し掛かっています。

当然、このラインを上抜けるようなら長期的な売り目線ではなくなり、更なる上昇が見込まれます。

もちろん過去チャートから、このラインでの戻り売りで「500pips~700pips」ほどの大きな利益を狙うことも可能です。

上記の理由からラインブレイクするしないに限らず、上手くエントリーができれば大きく利益を伸ばすことのできる重要な1週間となります。

そしてタイミング良く来週に限って、米国雇用統計を始め経済指標が多く発表されたり、米中対立の深刻化、新興国での感染者増加など市場に影響を与えるイベントは盛り沢山。

資金管理には注意を払って、相場を生き抜き利益を稼ぎましょう。

記事:【資金管理】FXで退場せずに稼ぎ続けるたった一つの方法【2%ルール】

日足 ~チャネルのブレイク判断は日足確定後に行う~

それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。

2020年5月31日時点のユーロ円の日足チャート

ユーロ円(日足チャート):2020/5/31

ユーロ円 日足

日足レベルでは上昇トレンドが確認できます。

週足レベルの下落平行チャネルの上限に加えて、日足レベルの上昇平行チャネルの上限にもタッチしており、戻り売りを狙うポイントではあります。

ただし、200SMAやフィボナッチの61.8%ラインも完全に上抜けしており、RCIも中期線・長期戦が上向いていることから買いは非常に強いと言えます。

そのため、売りエントリーを仕掛ける場合は損切設定を明確にした上でのトレードが必須です。

来週のトレードシナリオは下記の通りです。

<売りエントリー>
・エントリーポイント:「120円」付近(チャネル上限付近)
・損切ポイント:日足レベルでチャネルの上限を上抜けしたことを確認できた場合
・利益確定ポイント:「117.00円」(フィボナッチの38.2%ライン)
・リスクリワード比:「約1:3」

また買いで入る場合は、チャネルブレイク後の押し目買いを狙う、もしくはフィボナッチの61.8%ラインでの押し目買いが有効となります。

天井買いとならないように、確認してからのトレードが無難でしょう。ボラティリティが拡大していることから確認してからでも十分に利益が狙えます。

ポンド円 見通し ~フィボナッチの38.2%~50.0%ラインでの取引を意識する~

・合意なき離脱リスクの再燃リスクが燻る

日足 ~129円から135円台のレンジ相場~

それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。

2020年5月31日時点のポンド円の日足チャート

ポンド円(日足チャート):2020/5/31

ポンド円 日足

ポンド円の5月末のレートは「113.048円」となりました。

コロナショックの暴落後は、「129円~135円」の価格帯で推移しています。

この価格帯でのレンジと考えると、現在のレートはやや売り優勢でしょうか。

ユーロほどの上昇が見込めないのは、英国自体のブレグジットの問題が背景にあります。

そのため、基本的にはフィボナッチの50.0%ラインまで引き付けての戻り売りを狙うのが有効でしょう。

4時間足 ~上昇トレンド継続、短期的にはチャネル下限の押し目買いを狙う~

それでは、ポンド円の4時間足チャートを確認しましょう。

2020年5月31日時点のポンド円の4時間足チャート

ポンド円(4時間足チャート):2020/5/31

ポンド円 4時間足

4時間足では5月中旬から上昇トレンドが確認できます。

フィボナッチの38.2%ラインは意識されていることも確認できます。

RCIも短期線が上向いていることからデイトレ目線では買いとなります。

そのため週明けのシナリオとしては、フィボナッチの38.2%ラインを目安に押し目買いを狙います。

<買いエントリー>
・エントリーポイント:「131.90円」
・損切ポイント:「131.50円」
・利益確定ポイント:「133.20円」
・リスクリワード比:「1:3」

また週明け押し目を作らず上昇するようなら、フィボナッチの50.0%ラインまで引き付けての戻り売りを狙いましょう。

現在のポンド円はフィボナッチが非常に機能しているの、フィボナッチを理解することでトレードを有利に進めることができます。

この機会にフィボナッチについて、理解を深めましょう!

記事:【フィボナッチ】勝てるおすすめのテクニカル分析【FX】

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

・ユーロは強気相場入り
・長期の下落平行チャネルの上限付近で戻り売りポイント
・チャネルブレイクで買いでついていく、揉むなら売りで勝負
・ポンドは「129円~135円」のレンジ相場
・デイトレ目線では、フィボナッチの38.2%ラインでの押し目買いを狙う

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