ユーロ円 相場見通し ~堅調な値動き、2020年高値更新も期待できる~
今週のユーロ円は最大で「1.307円」の値動きとなりました。
先週と比較すると安値はほぼ同等で高値は「約30銭」ほど更新しており、一時的に127円にタッチしています。
英国との通商交渉については合意とはならなかったものの、交渉は継続するということでポンドは急伸しており、ユーロも連れ高となった形で、2020年9月1日につけた今年最高値更新も視野に入る値動きとなっています。
引き続きユーロに関しては堅調な値動きとなることが想定されます。
12月21日週のユーロに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
12月24日:ECB経済報告
※25日は米国・欧州・英国・香港・オセアニア市場は休場
日足チャート 徹底解説 ~平行チャネルのセンターラインや20MAに沿って、125円台の押し目を積極的に買いたい~
それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。
それでは、日足チャートから環境認識を行いましょう。
12月14日週の終値は「126.50円台」と年初来高値の「127.062円(2020/9/1高値)」を更新を狙える位置での越週となっています。
また、上昇平行チャネルのセンターラインがサポートラインとなって堅調に推移していることが確認できます。
加えて、移動平均線は20MAが100MAを再びゴールデンクロスしていることからも、目先は買い優勢。RCIも短期線・中期線・長期線の全てが上向いていることからも、引き続き押し目買い狙いを狙う相場と認識ができます。
以上を踏まえると、上昇平行チャネルのセンターライン・20MAをサポートラインとしてに認識した買いエントリーをメインシナリオとしてトレードを組み立てたいところです。
注意点として、25日は欧米はクリスマス休暇で市場は休場となるため、薄商いを狙ってのフラッシュクラッシュを想定して、それまでに短期のエントリーポジションは決済しておきましょう。
・「125.50円~128.00円」:買い優勢、サポートラインを意識しての押し目買いで利益を狙う。25日はクリスマス休暇で欧米市場は休場である点に注意。
ポンド円 相場見通し ~EUとの通商交渉は継続で、取り敢えずの安心感でポンドは買い戻し~
今週のポンド円は最大で「2.198円」と先週と比べると落ち着いたように見えますが、主要通貨では非常に大きなボラティリティとなっています。
EUとの通商交渉が継続となり、フォンデアライエンEU委員長が「貿易交渉は合意に向けた道筋となっている」との発言もあり、市場は一先ずの安心感からポンドを買い戻す動きとなっています。
安値・終値は大幅に上昇しており、高値も先週比で上昇していることから、リスク選好ムードでは本質的にはポンドの上値余地はまだまだありそうです。
もちろんEUとの通商交渉次第でどう転ぶかはまだまだわかりませんので、引き続き関連するヘッドラインニュースには注目しておきましょう。
12月21日週のポンドに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
※25日は米国・欧州・英国・香港・オセアニア市場は休場
日足チャート 徹底解説 ~売り圧力の強い140円台の定着を目指す、値動き次第では売りを検討~
それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。
それでは、日足チャートで環境認識を行いましょう。
12月14日週の終値は「139.70円台」での越週となっています、終値で140円台を維持できないのが気になるポイント。
上昇平行チャネル内での値動きは継続しているものの、「140円台半ば」が明確にレジスタンスラインとして機能していることも確認できます。
移動平均線は20MA・200MAが上向き、100MAは水平線。RCIは長期線が80ラインに張り付いており、短期線が再び上昇する形。
以上を踏まえると、ポンド円の目先のトレードシナリオは、20MAに沿った押し目買いを狙います。
ただし買い一辺倒というわけでもなく、140円台での値動き次第では買いポジションを決済し、売りエントリーを検討することになると想定しています。
また「140.60円」のレジスタンスラインをブレイクしたら、2020年に到達した高値更新を目指すことになるでしょう。
・「138.50円~141.50円」:やや買い優勢、140.60円のレジスタンスライン攻略が鍵、値動き次第では売りエントリーも想定。
豪ドル円 相場見通し ~2週連続で2020年高値を更新し、強気相場継続、~
今週の豪ドル円の値動きは最大で「0.699円」とボラティリティは低下しています。
ただし、安値は先週比で「1.22円」上昇しており、高値・終値も先週比から上昇していることが確認できます。
オーストラリアでは17日に発表された雇用統計で失業率(予想:7.0%→結果:6.8%)・新規雇用者数(予想:+5万人→結果:+9万人)も市場予想を上回る結果となったことから、豪ドルの底堅さを後押しする材料となりました。
既に2020年の高値圏であることから、やや上値は重たいものの引き続き堅調な値動きが期待できる通貨となっています。
12月21日週の豪ドルに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート 徹底解説 ~80円台到達も視野に入る、押し目買い路線を継続する~
それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。
それでは、日足チャートから環境認識を行いましょう。
12月14日週の終値は「78.70円台」での越週となっています。
2020年11月2日を起点に引いた上昇平行チャネルでの値動きを継続していること確認できます。
移動平均線は20MAが100MAを再びゴールデンクロスしており、RCIも短期線・中期線・長期線の全てが上向きで80ラインに張り付いており、買い目線は揺るぎないものになっています。
以上を踏まえると、20MAからも乖離しており、やや過熱感はあるものの、上昇平行チャネルの下限(78円台前半)で押し目買いを狙うのがメインのトレードシナリオとなります。
・「78.20円~80.00円」:買い優勢、上昇平行チャネルの下限での押し目買いを狙う
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「125.50円~128.00円」:買い優勢、サポートラインを意識しての押し目買いで利益を狙う。
・想定レートは「138.50円~141.50円」:やや買い優勢、140.60円のレジスタンスライン攻略が鍵、値動き次第では売りエントリーも想定。
・想定レートは「78.20円~80.00円」:上昇平行チャネルの下限での押し目買いを狙う。
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