【ドル高・株高は継続】FXドル円・ダウ平均株価相場見通し【2021/4/3】

この記事では、来週(2021年4月5日~4月9日)にかけてのドル円・NYダウ平均株価のチャート分析を解説します。

ダウ平均株価 相場見通し ~株高継続、引き続き買い目線でのトレードを想定~

ダウ平均株価の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)の画像

ダウ平均株価の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)

3月29日週のダウ平均株価の値幅は最大で「353.9ドル」となりました。

ボラティリティは縮小傾向にありますが、先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、堅調な値動きであることが確認できます。

目先は、米長期金利の上昇も一服感があり、3月31日にバイデン大統領より発表された「8年間で2兆ドル超となるインフラ投資計画」も好感されており、リスク選好ムードは継続と見て良さそうです。

米国での新型コロナウイルスの感染者数もピークアウトしており、予断は許さない状況ではあるもののワクチン接種の進展も順調であることから、引き続きダウ平均株価は買い目線で考えています。

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月3日時点のダウ平均株価の日足チャート画像

ダウ平均株価(日足チャート):TradingViewより

それでは、ダウ平均株価の日足チャートから環境認識を行います。

・上昇トレンドは継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・RSIは60台、33,000ドル前半で高止まり
上記を踏まえると、ダウ平均株価は引き続き買い目線でのトレードを推奨します。
具体的なエントリーポイントは下記2点を想定しています。
【エントリーポイント】
1.32,500ドル付近:日足20MAをサポートラインとして押し目買い狙い
2.31,700ドル付近:日足50MAをサポートラインとして押し目買い狙い
現在のリスク選好下では、下落したとしても日足20MA~日足50MAが関の山となる可能性は高く、積極的に押し目買いを狙っていきたいと考えています。
また上値余地としては、「33,200~33,300ドル」の揉み合いを明確に上抜けると、34,000ドルを目指す形となります。
・来週のNYダウ平均株価の想定レート
「32,500ドル~34,000ドル」:日足20MAや日足50MAといったサポートラインを背に押し目買い狙いを継続する

ドル円 相場見通し ~米雇用統計の結果は好調で、週明け111円トライを想定~

ドル円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)の画像

ドル円の1週間の値動き(2021/3/29-4/2)

3月29日週のドル円の値幅は最大で「1.593円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、ドル高相場が継続しています。

2020年3月以来の110円もクリアし、次週は111円トライに期待が掛かります。

4月2日に発表された米雇用統計の結果も良好で、ファンダメンタル的にもドル買いが更に強まる可能性が高まっています。

アメリカ・雇用統計 03月
非農業部門雇用者数:事前予想を上回り、前回からも大幅増
予想66.0万人→結果91.6万人
前回37.9万人失業率:事前予想通り、前回から改善
予想6.0%→結果6.0%
前回6.2%
米雇用統計だけでなく、直近で発表された米国の経済指標は軒並み好調で米経済の力強さを改め確認することができた1週間となりました。
週末が「グッドフライデー」で市場参加者が少なく、反応が限定的となったのは残念ではありますが週明けドル買いが加速すると想定しています。
そんなドル円に関する4月5日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
4月5日:米製造業受注(2月)、米ISM非製造業景気指数(3月)
4月7日:日本景気動向指数 速報値(2月)、米貿易収支(2月)、米FOMC議事録(3月16-17日開催分)
4月8日:パウエルFRB議長、IMF春季会合パネル討論会参加
4月9日:米生産者物価指数(3月)

日足チャート エントリーポイント解説

2021年4月3日時点のドル円の日足チャート画像

ドル円(日足チャート):2021/4/3時点

それでは、ドル円の日足チャートから環境認識を行います。

・上昇トレンドは継続(2021年1月6日より)
・長期の下降トレンドラインをブレイク達成
・RCIも中長期線が80~90に張り付いており、強気相場を示唆
上記を踏まえると、ドル円は引き続き買い目線でのトレードとなります。
エントリーポイントは下記2点を想定しています。
エントリーポイント
1.110.00-30円:長期足の下降トレンドライン付近、今後はサポートラインとして機能することに期待
2.109.30円:過去のレジスタンスライン+日足20MA
今のドル高相場を考えると、実際問題はエントリーポイント「1」の110円台前半から買っていくことになるでしょう。
米長期金利の上昇に一服感はあるものの、米国自体の経済が他国よりも強いことから、引き続きドル円上昇の後押しとなり得るのも印象が良いですね。
来週のドル円の想定レート
・「110.00円~112.00円」:約1年ぶりの110円に到達しており、ドル高相場は継続。安易な売りはNG、押し目買い狙いでのトレードを心掛ける。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・買い目線、日足20MA~日足50MAにかけての押し目買い狙い
・想定レートは「32,500ドル~34,000ドル」
・買い目線、ドル高相場は継続しており110円台前半からの押し目買い狙い
・想定レートは「110.00円~112.00円」

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この記事を書いた人
ハイゼンベルク

FX歴3年目、普段はサラリーマンの兼業トレーダーです。現在はFX・投資信託・ブログに没頭中。
相場見通しやテクニカル分析手法を発信しています。このブログを通じて、FXトレーダーの方に役立つことができれば幸いです。

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