2021年3月29日から4月2日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
また、先週(2021年3月22日~3月26日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ユーロ円 相場見通し ~ユーロはネガティブ要素が多く、積極的な買いは見送る~
3月22日週のユーロ円の値幅は最大で「1.648円」となりました。
先週比で高値・安値・終値の全てで下回る結果となっており、弱含みの展開となりました。
ただし週後半にはリスク選好ムードの高まりを受けて大きく反発を見せていることから、来週以降の値動きに注目が集まります。
ユーロに関しては、欧州圏における新型コロナウイルスの再拡大(第三波)について警戒感が他高まっており、ロックダウンの延長や経済正常化への停滞感などネガティブ要素が増えつつありユーロ自体は厳しい状況と言わざるを得ません。
そんなユーロに関する3月29日週のイベント・経済指標は下記の通りです。欧州自体の経済指標は重要なものはないので、米国雇用統計などドル主導の展開を想定しています。
4月1日:ドイツ・製造業PMI(購買担当者景気指数)3月、ユーロ・製造業PMI(購買担当者景気指数)(確報値) 03月
日足チャート エントリーポイント解説
それでは、ユーロ円の日足チャートを元に環境認識を行います。
・「128.30円~130.50円」:売り買い柔軟に対応、130円台では売り検討。128円台前半では買い検討。
ポンド円 相場見通し ~短期的な調整終了で、再び上昇トレンドへ~
3月22日週のポンド円の値幅は最大で「3.02円」となりました。
先週比で高値・安値を下回る結果となりましたが、終値は上回っており、週前半・後半で流れが変わった1週間となりました。
週前半は円高・ドル高路線を受けて、一時は148円台まで下落するも、その後は148円台で下げ渋ると、週後半はワクチン接種の進展によるリスク選好ムードを追い風に、急ピッチで続伸。
最終的には「151.247円」での越週となっており、直近高値の下落分の70%以上を戻しており、再び上昇トレンドを形成しつつあります。
そんなポンドに関する3月29日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
それでは、ポンド円の日足チャートを元に環境認識を行います。
・「150.00円~152.50円」:買い目線、日足20MAをサポートラインとして押し目買いを狙う。
豪ドル円 相場見通し ~調整局面入りかと思いきや、週末の急騰で不透明な相場へ~
3月22日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.094円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、短期的に大きく崩れた1週間となりました。
背景には、ニュージランド政府は住宅価格高騰を問題視し、NZ中銀の政策運営に「住宅価格考慮」を追加したこと挙げられます。
これに端を発してNZドルが急落、豪ドルも連れ安となりオセアニア通貨が崩れる形となりました。
ただし短期的に下落トレンドに転換したかと思いきや、週末には急騰したことでやや難しい局面となっています。
そんな豪ドルの3月29日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
4月1日:豪・貿易収支 02月
日足チャート エントリーポイント解説
それでは、豪ドル円の日足チャートを元に環境認識を行います。
・「82.30円~85.00円」:買い優勢、日足20MAを超えれるかが週明け最初のポイント。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「128.30円~130.50円」:130円台での戻り売り狙い、128円台前半では買い狙い。
・想定レートは「150.00円~152.50円」:日足20MAをサポートラインとして押し目買いを狙う。
・想定レートは「82.30円~85.00円」:上昇平行チャネルの下限や日足50MAでの押し目買いを狙う。週明け日足20MAでの攻防が最初の勝負ポイント。
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