【クロス円は調整局面入り】来週の相場予測FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2021/6/13】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年6月14日から6月18日にかけての相場見通しを解説します。

ユーロ円 相場見通し ~ECBはテーパリングを一蹴、ユーロは弱含み~

6月7日週のユーロ円の値幅は最大で「1.096円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、弱含みの展開となりました。

弱含みの背景には、6月10日のECB理事会&ラガルド総裁の会見にて「PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の終了は時期尚早とし、引き続き現行水準での購入規模を維持する」ことを表明。

これを受けて、早期のテーパリング観測が後退したことでユーロ売りに繋がっています。

中長期の上昇トレンドは崩れはいませんが、短期的には下落リスクも高まっており、調整局面入りの様相を呈しています。

そんなユーロに関する6月14日週のイベント・経済指標は下記の通りです

6月14日:ユーロ・鉱工業生産指数 04月
6月17日:ユーロ圏財務相会合

日足チャート エントリーポイント解説

【環境認識】
・20日移動平均線を下抜け、パーフェクトオーダーは崩壊
・中長期の上昇トレンドは継続
・RCIは短期線に続き中期線も下向いており、目先は売り優勢

【移動平均線】
現在レート:132.775円
20日移動平均線:133.238円
50日移動平均線:131.869円
100日移動平均線:130.149円
200日移動平均線:127.440円

上記を踏まえると、ユーロ円は売り8買い2のイメージを想定しています。

まず20日移動平均線を下抜けたことやRCIを確認するに、目先は売り優勢でしょう。そのため、基本的には戻り売りを狙うトレードを想定します。

一方で中長期の上昇トレンドは崩れておらず、特に50日移動平均線を目安にした押し目買いは有効だと考えます。

最後に50日移動平均線に明確にタッチしたのは2月5日と約4か月前まで遡ります。3月26日や4月23日も50日移動平均線付近で上昇に転じていることから、サポートラインとして期待できます。

そのため、具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【売りエントリーポイント】
1.133.20-133.40円:20日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。
【買いエントリーポイント】
1.131.80-132.00円:50日移動平均線を目安に押し目買いを狙う。
今週のユーロ円の想定レート
・「131.90円~133.70円」:売り8買い2を想定。売りは20日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。買いは50日移動平均線を目安に押し目買いを狙う。

ポンド円 相場見通し ~ブレグジットの実行権限で不透明感強まる~

6月7日週のポンド円の値幅は最大で「1.182円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て下回る結果となっており、ユーロ同様に弱含みの1週間となりました。

弱含みの背景には、EU側が北アイルランドや漁業権に関する英国の合意の実行に疑問符を付けており、ブレグジット問題の再燃に市場では不透明感が強まり、上値を抑える形となっています。

そんなポンドに関して、6月14日週のイベント・経済指標は下記の通りです

6月14日:ベイリー英中銀総裁会見
6月15日:英国・雇用統計 05月
6月16日:英消費者物価指数(5月)、英生産者物価指数(5月)
6月18日:英国・小売売上高 05月

日足チャート エントリーポイント解説

【環境認識】
・20日移動平均線付近での値動き
・中長期の上昇トレンドは継続
・RCIは短期線に続き中期線が下向く、目先の売りを示唆

【移動平均線】
現在レート:154.756円
20日移動平均線:154.754円
50日移動平均線:152.715円
100日移動平均線:150.580円
200日移動平均線:144.334円

上記を踏まえると、ポンド円は買い5売り5のイメージを想定しています。

RCIは目先の売りが優勢であることを示唆していますが、ユーロとは違い20日移動平均線を下抜けていないことから、売り買いフィフティフィフティで見ています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.154.00-154.40円:先週安値+節目の価格帯で押し目買いを狙う。
2.153.40-153.50円:過去のレジスタンス+直近のサポートラインで押し目買いを狙う。
【売りエントリーポイント】
1.155.60-156.00円:長期足のレジスタンスラインを目安に戻り売りを狙う。
中長期の上昇トレンドが崩れていないことから、買いはある程度引っ張っても良いですが、売りから入る場合は損切を考慮しておきましょう。例えば156円を明確に抜けた場合は損切としておくなどが考えられますね。
今週のポンド円の想定レート
・「153.50円~156.00円」:売り買い5分5分。買いも売りもできるだけ引き付ける。

豪ドル円 相場見通し ~レンジ相場継続、鉄壁の50日移動平均線を目安にトレードを検討~

6月7日週の豪ドル円の値幅は最大で「0.664円」となりました。

先週比で高値・終値は下回りましたが、安値は上回る結果となっており、底堅い値動きを確認することができました

6月7日週は豪州単体での経済指標やイベントなどはなく、値動きも限定的なレンジ相場が継続しています。

そんな豪ドルに関して6月14日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

6月17日:豪雇用統計(5月)

日足チャート エントリーポイント解説

【環境認識】
・レンジ相場継続
・50日移動平均線は固い
・RCIは短期線が下向き、中期線は上向き、長期線は水平線と典型的なレンジ相場を示唆

【移動平均線】
現在レート:84.465円
20日移動平均線:84.587円
50日移動平均線:84.345円
100日移動平均線:83.529円
200日移動平均線:80.221円

上記を踏まえると、豪ドル円は売り5買い5のイメージを想定しています。

基本的にはレンジ相場の上限・下限での逆張りトレードを行うこととなるでしょう。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.84.00-84.30円:50日移動平均線+節目の価格帯を目安に押し目買いを狙う。
【売りエントリーポイント】
1.85.00-85.20円:85円台での戻り売りを狙う。
※長らくレンジ相場となっているため、レンジをブレイクした場合には跳ねる可能性もあるので要注意。逆張りトレードは損切をしっかり考慮した上でトレードを行いましょう。
今週の豪ドル円の想定レート
・「83.50円~85.20円」:売り5買い5のイメージ。レンジ上限、下限付近での逆張りトレードを想定。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ユーロ円:売り8買い2
・想定レートは「131.90円~133.70円」:売りは20日移動平均線を目安に戻り売りを狙う。買いは50日移動平均線を目安に押し目買いを狙う。
・ポンド円:売り5買い5
・想定レートは「153.50円~156.00円」:レジサポラインまで引き付けてトレードを行う。中長期の上昇トレンドは崩れていない。
・豪ドル円:売り5買い5
・想定レートは「83.50円~85.20円」:レンジ相場継続、逆張りトレードを狙う。

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