本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年3月22日から3月26日にかけての相場見通しを解説します。
2021年3月22日から3月26日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
また、先週(2021年3月15日から3月19日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ユーロ円 相場見通し ~フランスの再ロックダウンやワクチン関連の問題で下落リスクが高まる~
ユーロ円の1週間の値動き(2021/3/15-3/19)
3月15日週のユーロ円の値幅は最大で「1.345円」となりました。
先週比で高値・安値を上回ったものの、終値は「0.82円」を下回っており、「130円」を維持することができませんでした。
背景には、フランスでの再ロックダウン実施の決定やドイツでも新型コロナウイルスの感染者数に再び増加の傾向が見られることで、ユーロ売りが強まっています。
また、アストラゼネカ・ワクチンに関しても、最終的には欧州医薬品庁(EMA)がメリットがデメリットを上回ると結論付けたものの、印象は悪くユーロ自体の目先は低迷が想定されます。
そんなユーロの3月22日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
3月24日:ドイツ製造業PMI速報値(3月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(3月)
3月25日:ECB経済報告、EU首脳会議(26日まで)、ラガルドECB総裁の講演
3月26日:ドイツIFO景況感指数(3月)
日足チャート エントリーポイント解説
ユーロ円(日足チャート):2021//3/20時点
それでは、ユーロ円の日足チャートを元に環境認識を行います。
・上昇トレンドは継続中
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持するも1か月半ぶりに日足20MAにタッチ
・RCIは短期線が下向いており、目先の下落を示唆
上記を踏まえると、ユーロに関しては売りエントリーを想定しています。
日足20MA(129円台前半)にタッチで押し目買いを狙いたくなる水準ではありますが、今のEUの状況を踏まえると買いよりも、むしろ130円台からの売りエントリーでの参入を優先したいと考えます。
週明けは日足20MA付近での値動きを想定していますが、サポートされずに割り込む可能性も十分にあります。
下値余地としては「128.00-50円」までを想定した立ち回りとなります。
今週のユーロ円の想定レート
・「128.00円~130.50円」:売り目線、130円台での戻り売り狙い。
ポンド円 相場見通し ~英雇用統計と失業率の結果に注目~
ポンド円の1週間の値動き(2021/3/15-3/19)
3月15日週のポンド円の値幅は最大で「1.985円」となりました。
先週比で高値・安値を上回っているものの、終値は「0.86円」下回る結果となりました。
ポンドは週末に売り込まれたものの、150円台後半は維持しています。
先週の注目ポイントであった、3月18日に英中銀が発表した声明内容は下記の通りです。
・金融政策の現状維持(8950億ポンドの資産購入目標と過去最低の0.1%の政策金利を維持)
・経済とインフレ回復を示す明確な根拠がない限りは政策引き締めはない
・最近の債券利回り上昇についての懸念は示さず
利回りの上昇については懸念を示すことなく、許容する姿勢である点は押さえておきましょう。
また、新型コロナウイルスの感染者数は、EUと比較すると再上昇の傾向は見られず、ワクチン普及は順調であることからも150円台での買い場到来と言った印象があります。
そんなポンドの3月22日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
3月23日:英雇用統計(2月)、英失業率(2月)、ベイリー英中銀総裁の講演
3月24日:英消費者物価指数(2月)
3月25日:ベイリー英中銀総裁の講演
日足チャート エントリーポイント解説
ポンド円(日足チャート):2021/3/20時点
それでは、ポンド円の日足チャートを元に環境認識を行います。
・上昇トレンドは継続
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・RCIは短期線が下向いており、短期的な下落を示唆
上記を踏まえると、ポンドに関しては買い目線は継続となります。
ただしRCIは短期的な下落を示唆していることからも、サポートラインを意識しての押し目買いを狙うことになります。
具体的なエントリーポイントとしては、日足20MA(150.00-150.40円)を背に押し目買いがわかりやすいでしょう。
また損切ラインとしては、日足20MAを明確に下抜けたり、150円割れで撤退するようにしましょう。
今週のポンド円の想定レート
・「150.00円~152.50円」:買い目線、日足20MAを目安に押し目買いを狙う
豪ドル円 相場見通し ~経済指標は強弱入り混じる結果、リスク回避ムードの中、底堅い値動きを見せる~
豪ドル円の1週間の値動き(2021/3/15-3/19)
3月15日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.343円」となりました。
先週比で高値・安値を上回っているものの、終値は「0.29円」下回る結果となりました。
他のクロス円と比較すると終値の下落幅は1番小さく、豪ドル円の底堅さを確認することができました。
豪ドルに関しては、3月18日に発表された豪・雇用統計(2月)も事前予想を上回る良好な結果となりました。
【豪・雇用統計(2月)】
・失業率:事前予想6.3%→結果5.8% 〇
・就業者数:事前予想3万人→結果8万8千人 〇
一方で豪・小売売上高(2月)は事前予想を下回る結果となりました。
【豪・小売売上高(2月)】
・事前予想+0.4%→結果ー1.1% ×
経済指標は強弱入り混じった結果となり、米長期金利の上昇が止まらない中でリスク回避ムードが高まりつつある中で、底堅い値動きを見せていることからも、基本的には中長期的な買い路線に変更はありません。
そんな豪ドルに関して3月22日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
豪ドル円(日足チャート):2021/3/20時点
それでは、豪ドル円の日足チャートを元に環境認識を行います。
・上昇トレンドは継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・RCIは短期線が下向いており、短期的な下落を示唆
上記を踏まえると、豪ドルは基本的には買い目線は継続となります。
エントリーポイントとして2点想定しています。
1点目が日足20MAのある「83.70円」を背に83円台での押し目買いを狙うことになります。
2点目が1月末から2月頭にかけてサポートラインとして機能した実績のある上昇平行チャネルの下限が「83.00円付近」であることからも、83円台ではサポートされると考えており、しっかりと買い増しを狙いたいと思います。
今週の豪ドル円の想定レート
・「83.00円~85.50円」:買い目線、日足20MAや上昇平行チャネルの下限のサポートラインで押し目買いを狙う。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「128.00円~130.50円」:130円台での戻り売り狙い。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「150.00円~152.50円」:日足20MAを目安に押し目買いを狙う。
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「83.00円~85.50円」:日足20MAや上昇平行チャネルの下限のサポートラインで押し目買いを狙う。
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