【米ドル堅調、「1ユーロ=1ドル」のパリティー割れに警戒】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/7/9】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年7月11日から7月15日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年7月4日~7月8日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年7月11日~2022年7月15日)

1週間の値動き振り返り&来週注目の経済指標一覧

ドル円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

【振り返り】
・7月4日週のドル円の値幅は最大で「約1.785円」となりました。
・先週比では高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっています。
・米FOMC議事要旨のタカ派的な結果となる。(高インフレに対する対応、今後の更なる利上げを示唆)
注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を上回る好結果(予想26.4万人→結果37.2万人)となる。

そんなドル円に関する7月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

7月11日:日銀地域経済報告(7月)
7月12日:イエレン米財務長官来日
7月13日:米消費者物価指数(6月)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
7月14日:米生産者物価指数(6月)
7月15日:米小売売上高(6月)、米NY連銀製造業景気指数(7月)

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

【環境認識】
・5日MAを上抜けており、パーフェクトオーダー成立
・20日MAが支持線として機能
・RCIは短長期線が上向き、中期線が下向きで上昇を示唆

【移動平均線】
現在レート:136.060円
5日移動平均線:135.887円

20日移動平均線:135.356円
50日移動平均線:131.953円
100日移動平均線:126.784円
200日移動平均線:120.530円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.135.00-135.40円:20日MAを目安に135円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「136.50-137.00円」

【売りエントリーポイント】
1.20日MAを明確に下抜けた場合は短期の売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「134.00-134.30円」

今週のドル円の想定レート
・「135.00円~137.50円」:買い優勢、20日MAが支持線として機能しており、135円台前半での買いエントリーを狙いつつ、連日の経済指標の結果を注視したい。特に7月13日に発表予定の「米消費者物価指数」の結果次第ではボラティリティの拡大が想定される。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年7月11日~2022年7月15日)

1週間の値動き振り返り&来週注目の経済指標一覧

ユーロ円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

【振り返り】
・7月4日週のユーロ円の値幅は最大で「約5.502円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを下回る結果となっていますね。
・エネルギー価格高騰における欧州の経済へのダメージ、ウクライナ情勢の長期化、欧州債利回り低下など複数の要因がユーロ売りを後押しする形です。
・ユーロドルにおいては、一時1.00台後半まで下落。マーケットではパリティー(1ユーロ=1ドル)割れに向けた意識が強まっている点を認識をしておきましょう。

そんなユーロ円に関する7月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

7月11日:ユーロ圏財務相会合
7月12日:ドイツZEW景況感指数(7月)
7月13日:ドイツ30年債入札、イタリア3年・7年債入札
7月15日:ユーロ・貿易収支 05月

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

【環境認識】
・三角保ち合いを下方ブレイク、約1か月半ぶりに50日MAを下抜ける
・RCIは短期線が水平、中長期線が下向いており下落を示唆

【移動平均線】
現在レート:138.569円
5日移動平均線:139.167円

20日移動平均線:141.210円
50日移動平均線:138.992円
100日移動平均線:135.999円
200日移動平均線:133.092円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.136.00-136.90円:100日MAを下値として、136円台での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「138.90-139.10円」

【売りエントリーポイント】
1.138.90-139.10円;5日+50日MAを目安に売りエントリーを狙う。
2.139.60-140.00円:節目の140円+6月28日を起点とした下落TLを目安に139円台後半での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「136.80-137.20円」

今週のユーロ円の想定レート
・「135.90円~140.00円」:売り優勢、各移動平均線や下落TLを目安に戻り売りを狙う。下値のターゲットは100日MAを想定。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年7月11日~2022年7月15日)

1週間の値動き振り返り&来週注目の経済指標一覧

ポンド円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

【振り返り】
・7月4日週のポンド円の値幅は最大で「約4.878円」となりました。
・先週比では高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっていますね。
ジョンソン英首相が辞任を表明、今のところ相場への影響は限定的。政治混乱が幾分落ち着くのではないかという見方もある模様です。ポンド買いに繋がるかは現時点では不明です。

そんなポンド円に関する7月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

7月12日:英国10年債入札、ベイリー英中銀総裁講演
7月13日:英国・鉱工業生産指数 05月、英国・製造業生産高 05月、英国・貿易収支 05月

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

【環境認識】
・一時100日MAを下抜けるも、反発
・新しい三角保ち合いを形成
・RCIは短期線が上向き、中期線が下向き、長期線が水平でレンジ相場を示唆

【移動平均線】
現在レート:163.689円
5日移動平均線:163.125円

20日移動平均線:164.474円
50日移動平均線:162.775円
100日移動平均線:160.922円
200日移動平均線:157.628円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.160.50-160.90円:100日MAを目安に160円台後半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「164.00-164.40円」

2.20日MA+6月22日を起点とした下落TLを明確に上抜けたタイミングで買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「166.00-166.50円」

【売りエントリーポイント】
1.164.040-164.50円:20日MA+6月22日を起点とした下落TLを目安にした売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「160.60-161.00円」

今週のポンド円の想定レート
・「160.60円~166.50円」:売り買いどちらも狙える相場、三角保ち合いを形成。週明けは20日MA付近での値動きを注視。ブレイクすれば買い、上げ渋れば売りエントリーを狙う。
また、直近の値動きから、5日MAと50日MAはレジサポラインとして機能していない点は認識しておきたい。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年7月11日~2022年7月15日)

1週間の値動き振り返り&来週注目の経済指標一覧

豪ドル円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/7/4-7/8)の画像

【振り返り】
・7月4日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.459円」となりました。
・先週比では高値を下回ったものの、安値終値は上回る結果となっています。
・注目の豪中銀政策金利ですが、サプライズはなく事前の予想通り「0.5%」の利上げを実行し、「1.35%」となっています。

そんな豪ドル円に関する7月11日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

7月13日:NZ・NZ中銀政策金利 07月
7月14日:豪・雇用統計 06月

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/7/9時点)

【環境認識】
・91円台ミドルが支持線となり、週後半は反発
・20日MA+下落TL付近での越週
・RCIは短期線が上向き、中長期線が水平で上昇を示唆

【移動平均線】
現在レート:93.210円
5日移動平均線:92.754円

20日移動平均線:93.379円
50日移動平均線:92.475円
100日移動平均線:90.954円
200日移動平均線:86.853円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.91.50-92.00円:91円台ミドルを下値として、91円台での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「93.00-93.40円」

2.20日MA+6月8日を起点とした下落TLを明確に上抜けたタイミングで買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「95.00-95.30円」

【売りエントリーポイント】
1.93.30-93.50円:20日MA+6月8日を起点とした下落TLを目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「91.50-92.00円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「91.50円~95.30円」:買い優勢、週明け20日MA+下落TLの重なりをブレイクできるかに注視。ブレイクで買い、上げ渋るようなら売りエントリーを狙う。
NZ中銀政策金利の結果にも注目、同じオセアニア通貨のため、サプライズがあれば連れ安or連れ高の可能性あり。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「135.00円~137.50円」:20日MAが支持線として機能しており、135円台前半での買いエントリーを狙う。
また、経済指標では米消費者物価指数や米小売売上高などの結果に注目したい。
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「135.90円~140.00円」:ファンダメンタル的に厳しい状況が続く、節目の140円を目安に各レジスタンスラインでの戻り売り狙いが有力。
また、ユーロドルのパリティー割れにも警戒したい。
・ポンド円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「160.60円~166.50円」:1日のボラティリティ拡大中、三角保ち合いを形成しておりブレイク狙いのトレードが有力。
また、直近の値動きでは、5日MAや50日MAはレジサポラインとしては機能していないため、この2つのラインはエントリー根拠としては使用しない方が賢明。
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「91.50円~95.30円」:週明け早々にトレード機会あり、20日MA+下落TLをブレイクすればアップサイドリスクが高まることが期待できる。
逆にこのラインで上げ渋るようなら、買い目線から売り目線への切り替えを検討したい。

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