また、先週(2021年8月23日~8月27日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~パウエルFRB議長はテーパリングの年内開始を支持、ただし慎重姿勢は崩さず~
8月23日週のドル円の値幅は最大で「0.855円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、底堅い値動きとなったことが確認できますね。
さて、今週の最大の注目ポイントであった、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演では大きなサプライズはなくハト派的な内容となったことから、発表直後からややドル売り優勢となりました。
このイベントでも、残念ながら方向感を決定づけることにはなりませんでした。
1.年内のテーパリング開始が適切とするも、コロナの状況を注視する必要がある。具体的な日程は明示せず。
2.利上げについては、テーパリングは直接的な利上げへのシグナルではない。利上げの基準はより厳しくなる。
3.資産購入が終わっても積み上がった資産は緩和的環境を支える。
来週もドル売りの流れを引き継ぐのか注目しましょう。
そんなドル円に関する8月30日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
やはり週末の米雇用統計の結果には要注目でしょうね。労働市場の順調な回復が継続するとなるとテーパリング観測の再燃でドル買いに繋がる可能性は十分あります。
シカゴ購買部協会景気指数(8月)、米軍、アフガニスタン撤退期限
9月1日:米自動車販売(8月)、米ADP雇用者数(8月)、米ISM製造業景気指数(8月)
9月2日:米貿易収支(7月)、米新規失業保険申請件数(28日終了週)
9月3日:米雇用統計(8月)、米ISM非製造業景気指数(8月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・108円~110円台のレンジ相場を形成
・直近は50日移動平均線に上値を抑えられる
・RCIは短中期線が上向き、長期線が水平でやや買い優勢
【移動平均線】
現在レート:109.833円
20日移動平均線:109.789円
50日移動平均線:110.109円
100日移動平均線:109.620円
200日移動平均線:107.694円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙えると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「109.00円~111.00円」:方向感なくレンジ相場を形成、各レジサポラインで売り買い柔軟に対応して利益を稼ぐ。
ユーロ円 相場見通し ~ECB議事要旨はタカ派的内容で130円を目指す~
8月23日週のユーロ円の値幅は最大で「1.469円」となりました。
先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、持ち直した印象を受けますね。
ユーロが反発した背景にはリスク選好ムードもありますが、やはりECB議事要旨がタカ派的な内容であった点も寄与しているでしょうね。
結果としては、レジスタンスラインを上抜けて、130円台を狙える位置まで上昇したのは事実です。
そんなユーロ円に関する8月30日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
ドイツ・消費者物価指数(速報) 08月
8月31日:ドイツ・雇用統計 08月
9月1日:ドイツ・小売売上高 07月、ユーロ・雇用統計 07月
9月2日:ユーロ・生産者物価指数 07月
9月3日:ユーロ・小売売上高 07月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き
・短期的には20日、200日移動平均線を上抜けて反発中
・RCIは短中期線が上向き、長期線は「-87ポイント」に張り付く
【移動平均線】
現在レート:129.538円
20日移動平均線:129.144円
50日移動平均線:130.084円
100日移動平均線:131.077円
200日移動平均線:129.244円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円はやや買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「128.70円~130.50円」:やや買い優勢、節目の130円を利益確定のターゲットに押し目買いで利益を伸ばす。
ポンド円 相場見通し ~リスク選好で持ち直すも、中期の下落平行チャネルは継続~
8月23日週のポンド円の値幅は最大で「2.264円」となりました。
先週比で高値を下回ったものの、安値・終値は上回る結果となっており、先週の下落一辺倒の流れからは持ち直した印象を受けますね。
今週はリスク選好ムードが広がったこともあり、景気敏感通貨としての位置付けの強いポンドも買い戻される動きが優勢でした。
とは言え、本格的な上昇基調に回復したとは言い難く、来週の値動きに注目が集まります。
そんなポンド円に関する8月30日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き継続
・20日移動平均線に上値を抑えられる
・RCIは短期線が上向き、中長期線は水平
【移動平均線】
現在レート:151.075円
20日移動平均線:151.496円
50日移動平均線:152.175円
100日移動平均線:152.590円
200日移動平均線:148.705円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙えると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「150.00円~152.50円」:売りも買いも狙える。基本的にはリスクオンで買い、リスクオフで売り目線に切り替える。エントリータイミングは各レジサポラインまで引き付ける。
豪ドル円 相場見通し ~短期的に買い戻しの動きで80円台を回復、ただし上値余地は限定的~
8月23日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.253円」となりました。
先週比で高値を下回ったものの、安値・終値は上回る結果となっています。
先週の大幅下落から反発を見せましたが、中長期の下落トレンドは続いており、基本的には戻り売りのポイントまで上がってきた印象が強いですね。
そんな豪ドル円に関する8月30日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
9月1日:豪・実質GDP 第2四半期
9月2日:豪・貿易収支 07月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落平行チャネル内での値動き継続
・20日移動平均線を上抜け、80円台での越週
・RCIは短中期線が上向き、長期線は「-90ポイント」で張り付く
【移動平均線】
現在レート:80.273円
20日移動平均線:80.139円
50日移動平均線:81.379円
100日移動平均線:82.874円
200日移動平均線:81.920円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円はやや買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「79.00円~81.10円」:やや買い優勢、基本的には79円台での買いエントリーを狙う。50日移動平均線までは買い目線で良さそうです。到達後は状況次第で、売りエントリーを検討する。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「109.00円~111.00円」:方向感なくレンジ相場を形成。週明けの値動きに注目、ドル売りが継続するかを確かめたい。
・想定レートは「128.70円~130.50円」:節目の130円を意識したトレードを想定。基本的には押し目買いで利益を伸ばしたい。
・想定レートは「150.00円~152.50円」:景気敏感通貨として、リスクオンなら買い目線。リスクオフなら売り目線となる。
・想定レートは「79.00円~81.10円」:80円台での越週は評価。50日移動平均線のある81円台を上値余地として立ち回る。
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