【ユーロ急騰、利上げ期待で欧州通貨が主役へ】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/2/5】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年2月7日から2月11日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年1月31日~2月4日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年2月7日~2022年2月11日)

ドル円の1週間の値動き(2022/1/31-2/4)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/1/31-2/4)の画像

【振り返り】
・1月31日週のドル円の値幅は最大で「1.439円」となりました。
・先週比で高値と終値は僅かに下回ったものの、安値は上回る結果となっています。
・注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数については悪化が予想されていましたが(ADP雇用統計の結果が悪かった為)、蓋を開けると好結果でした。失業率は上昇したものの、完全雇用に近い水準にあります。
非農業部門雇用者数(予想12.5万人→結果46.7万人)
失業率(3.9%→4.0%)
【考察】
・先週比で高値更新とはなりませんでしたが、米雇用統計の強い結果や米長期金利の上昇を受けて115円台での越週となっています。
ドル円に関しては下値余地は少なく、引き続き堅調な値動きが期待できるため、押し目買いでのトレードを継続します。

そんなドル円に関する2月7日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

2月7日:日本景気動向指数(12月)、米独首脳会談
2月8日:日本景気ウォッチャー調査(1月)、米貿易収支(12月)
2月10日:日本国内企業物価指数(1月)、米消費者物価指数(1月)
2月11日:東京市場は祝日のため休場

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/2/5時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/2/5時点)

【環境認識】
・50日移動平均線にサポートされ、再び20日移動平均線を上抜ける
・三角保ち合いを形成
・RCIは短長期線が水平、中期線が上向いており、やや買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:115.179円
20日移動平均線:114.585円
50日移動平均線:114.330円
100日移動平均線:113.740円
200日移動平均線:111.780円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.114.50-114.90円:20日移動平均線を目安に114円台での買いエントリーを狙う
2.115.50円(三角保ち合い)を上方ブレイクした場合、買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「116.00-116.30円」

【売りエントリーポイント】
1.115.40-115.60円:三角保ち合いの抵抗ラインを目安に売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「114.50-114.70円」

今週のドル円の想定レート
・「114.50円~116.50円」:買い優勢、米雇用統計や米長期金利の上昇が後押し。基本的には114円台での買いエントリーを狙いたい。上値余地としては、三角保ち合いを上方ブレイクすれば、年初来高値を目指すのは濃厚。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年2月7日~2022年2月11日)

ユーロ円の1週間の値動き(2022/1/31-2/4)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/1/31-2/4)の画像

【振り返り】
・1月31日週のユーロ円の値幅は最大で「3.676円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果、今週の主役通貨となりました。
急騰の要因としては、ラガルドECB総裁のタカ派発言があります。
・具体的には、インフレに対する認識を「一時的」との見方から「上振れ方向に傾いている」と変更。これによりまさかの年内利上げを織り込むサプライズ展開となり、ユーロ買いが加速しています。
【考察】
・ラガルドECB総裁の発言を契機に、完全に流れが変わりましたね。これまで今年のユーロは完全に売り目線でした。その根拠として、2022年の利上げはないと想定していたわけですが、ここに来てまさかの金融政策変更の可能性が浮上(ユーロに関して利上げの可能性が織り込まれつつある)。
これで今後のユーロに関しては、売り目線から買い目線に修正する事となります。

そんなユーロ円に関する2月7日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

2月10日:欧州委員会経済見通し公表
2月11日:ドイツ・調和消費者物価指数(確報) 01月
2月13日:ドイツ大統領選

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/2/5時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/2/5時点)

【環境認識】
・ラガルド総裁の発言を契機に、各移動平均線を全て1日に上抜けるほどの大陽線を築く
・RCIは短中期線が上向き、長期線が水平で買い優勢を示唆

 

【移動平均線】
現在レート:131.896円
20日移動平均線:129.813円
50日移動平均線:129.373円
100日移動平均線:129.952円
200日移動平均線:130.440円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.131.00-131.40円:131円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「132.40-132.60円」
2.132.50-132.60円ラインを上抜けた場合、買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「133.40-133.50円」

【売りエントリーポイント】
現時点では売りエントリーの想定はなし。

今週のユーロ円の想定レート
・「131.00円~133.50円」:買い優勢、131円台での買いエントリーを狙う。上値余地は2021年10月高値の133.40円台や2021年高値の134.10円台を目指すと想定。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年2月7日~2022年2月11日)

ポンド円の1週間の値動き(2022/1/31-2/4)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/1/31-2/4)の画像

【振り返り】
・1月31日週のポンド円の値幅は最大で「2.125円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを「1.4円以上」上回る強い結果となっています。
・英中銀政策金利は事前の予想通り「0.50%」に利上げを実施。加えて9名のメンバーの内、4名が「0.75%」への更なる利上げを示唆しており、ポンド買いに繋がっています。
【考察】
・ユーロ程ではないですが、ポンドも買いの勢いが強いですね。実際に「0.50%」まで利上げを実施し、更なる利上げの可能性も出てきたことで、欧州通貨が買われ易い状況になっています。
引き続きポンド円に関しては買い目線でのトレードを想定しています。

そんなポンド円に関する2月7日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

2月10日:ベイリー英中銀総裁講演
2月11日:英GDP速報値(第4四半期)

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/2/5時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/2/5時点)

【環境認識】
・週末の陰線まで8日連続で陽線、20日移動平均線を上抜ける
・RCIは短期線が上向き、中長期線が水平でやや買い優勢

【移動平均線】
現在レート:155.772円
20日移動平均線:155.353円
50日移動平均線:153.602円
100日移動平均線:153.651円
200日移動平均線:153.193円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.155.30-155.50円:20日移動平均線を目安に153円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「156.50円」

【売りエントリーポイント】
1.157.60-157.80円:2022年高値付近を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「155.30-155.50円」

今週のポンド円の想定レート
・「155.00円~157.80円」:買い優勢、20日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。上値余地としては2022年高値の157円台後半までを想定。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年2月7日~2022年2月11日)

【振り返り】
・1月31日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.748円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
・豪中銀政策金利は「0.1%」で据え置き、「持続的にインフレが2~3%レンジに収まるまでは利上げしない」との声明も従来通りで、欧米での金融政策の違いが浮き彫りになった形です。
【考察】
・下値余地も上値余地も限定的であり、レンジ相場を示唆する動きとなっています。欧米とは違い利上げ期待からの上昇が見込めないのが痛いですね。加えて金融政策の不安感から株価相場も乱高下しており、リスク選好ムードが望めないのも豪ドルには辛いところ。
売り買いどちらも狙える相場であると言えばそれまでですが、分かり易いトレンドが出るのはまだまだ先になりそうです。

そんな豪ドル円に関する2月7日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

特になし

日足チャート エントリーポイント解説

【環境認識】
・20日移動平均線に上値を阻まれる、82円台では売り圧力が強い
・RCIは短期線が上向き、中期線は水平、長期線は下向きでレンジ相場を示唆

【移動平均線】
現在レート:81.474円
20日移動平均線:81.980円
50日移動平均線:81.870円
100日移動平均線:82.488円
200日移動平均線:82.417円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.80.350-80.90円:前週の安値を目安に80円台での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「81.90-82.10円」

【売りエントリーポイント】
1.82.10-82.50円:100日、200日移動平均線を目安に82円台での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「81.10-81.40円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「80.00円~82.50円」:売り買い五分五分。方向感を探る展開となっているので、売りは移動平均線を目安に82円台での売りエントリーを狙う。買いは前週安値を目安に80円台での買いエントリーを狙う。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「114.50円~116.50円」:下値余地は限定的。好調な米雇用統計や米長期金利の上昇を後押しに、上値余地を模索することになりそう。
・ユーロ円:買い優勢
・想定レートは「131.00円~133.50円」:利上げ期待もあり、続伸が期待できる。昨年10月高値の133.40円台が一先ずのターゲット。131円台での買いエントリーを狙いたい。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「155.00円~157.80円」:英中銀政策金利を「0.25%」→「0.5%」へ利上げを実施。更なる利上げの可能性もあり、ポンド買いに繋がり易い状況。
ユーロ同様に暫くは欧州通貨が熱い。
・豪ドル円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「80.00円~82.50円」:豪中銀政策金利は「0.1%」で据え置き、声明からは利上げの可能性は期待できず。金融相場も不安感でリスク選好ムードには程遠い。下値も上値も限定的であり、トレンドが出るのはまだしばらく時間を要する見込みです。

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