【底堅いドル円は再び145円台へ、円買い為替介入に警戒】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/10/8】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年10月10日から10月14日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年10月3日~10月7日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

注目の経済指標一覧(期間:2022年10月10日~2022年10月14日)

10月10日週は連日、重要な経済指標が発表されます。
特筆すべき指標として以下の3つが挙げられます。

・2022年10月13日(木) :アメリカ・FOMC議事録 09月
・2022年10月13日(木) :アメリカ・消費者物価指数 09月
⇒ドル円を中心に為替全体への影響特大
・2022年10月14日(金) :アメリカ・小売売上高 09月
⇒ドル円、ドルストレート関連の影響特大
注目の経済指標一覧(2022年10月10日~10月14日)

注目の経済指標一覧(2022年10月10日~10月14日)

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年10月10日~2022年10月14日)

1週間の値動き振り返り

ドル円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

【振り返り】
・10月3日週のドル円の値幅は最大で「約1.920円」となりました。
・先週比では高値安値終値の全てを上回る底堅い結果となっていますね。
・週前半はISM製造業景気指数の結果が不調で陰線となりましたが、週半ばから後半にかけて発表された米ADP雇用統計やISM非製造業景気指数や米雇用統計の結果が好調だったこともあり、利上げ継続路線が強まり⇒金利上昇⇒ドル高での越週となっています。

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

【環境認識】
・20日MAにサポートされ、再び145円台に到達、年初来高値or円買い為替介入が意識される
・RCIは短期線が上向き、中長期線が水平

【移動平均線】
現在レート:145.358円
5日移動平均線:144.739円

20日移動平均線:143.990円
50日移動平均線:139.727円
100日移動平均線:136.977円
200日移動平均線:128.709円

上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.143.90-144.10円:20日MAを目安に144円付近で買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「145.00-145.90円」
2.年初来高値更新で買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「146.90-147.00円」

【売りエントリーポイント】
1.145.60-145.90円:年初来高値を目安に145円台後半での短期の売りエントリーを狙う。(※円買い為替介入が意識されるライン)
└利益確定のターゲットは「143.90-144.10円」

今週のドル円の想定レート
・「143.50円~147.00円」:米長期金利の上昇もあり、堅調なドル円は底買い印象。
ただし145円台後半からは円買い為替介入が意識されるため、145円台での買いエントリーは難しい。
20日MAまで引き付けての押し目買いか、もしくは年初来高値を更新しての買いエントリーを想定。一方で145円台での短期売りエントリーを狙うのも検討の余地あり。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年10月10日~2022年10月14日)

1週間の値動き振り返り

ユーロ円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

【振り返り】
・10月3日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.902円」となりました。
・先週比では高値安値を上回ったものの、終値を下回る結果となっていますね。
・週前半は陽線となり144円台まで上昇するも定着できずに反落しています。
・ECB議事要旨のハト派的な結果(最終的に0,75%の利上げに決定されたものの、一部のメンバーは0.50%の利上げに留めることを支持していたことが判明)もあり、3日連続陰線での越週となりました。

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

【環境認識】
・144円が抵抗線として機能
・20日MAを下抜ける
・RCIは短長期線が水平、中期線が下向き

【移動平均線】
現在レート:141.597円
5日移動平均線:142.485円

20日移動平均線:141.980円
50日移動平均線:139.610円
100日移動平均線:139.741円
200日移動平均線:136.135円

上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.139.60-140.10円:50日&100日MAが重なる139円台がサポートラインとして機能することを想定し、140円付近から買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「141.60-142.00円」
2.20日MAを明確に上抜けたタイミングで買いエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「143.60-144.00円」
※騙しの可能性もあるため、日足確定まで待つ

【売りエントリーポイント】
1.142.00-142.50円:5日&20日MAを目安に142円台での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「139.60-140.10円」
2.143.90-144.10円:直近の抵抗ラインである144円付近での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「142.00-142.50円」

今週のユーロ円の想定レート
・「139.60円~144.10円」:全世界株安もありやや上値の重たい印象も、売り買い柔軟に対応できる相場となっている。
各レジスタンスラインまで引き付けてのエントリーを狙いたい。売りは5日&20日MAや144円ラインを意識したい。買いは50日&100日MAが支持線となるかに注目したい。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年10月10日~2022年10月14日)

1週間の値動き振り返り

ポンド円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

【振り返り】
・10月3日週のポンド円の値幅は最大で「約5.149円」となりました。
・先週比では高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっていますね。
・先週は大相場となったポンド円ですが、今週はやや落ち着きを取り戻しましたね。(とは言え5円の値幅は他の通貨ペアと比較すると大きいわけですが・・・)
・急反発した要因である「英中銀の長期債一時購入措置」が14日に終了を迎えることを見据えて、ユーロ円同様に週後半にかけて3日連続で陰線となっての越週です。

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

【環境認識】
・再び20日&50日&100日MAを下抜ける
・200日MAが支持線として機能するかに注目
・RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き

【移動平均線】
現在レート:161.279円
5日移動平均線:163.168円

20日移動平均線:161.794円
50日移動平均線:162.150円
100日移動平均線:163.060円
200日移動平均線:160.587円

上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.160.50-160.90円:200日MAを目安に160円台後半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①161.70-162.00円」、「②163.00-163.40円」
※200日MAを明確に下抜けた場合は、即損切設定を推奨

【売りエントリーポイント】
1.16300-163.40円:5日&100日MAを目安に163円台での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「160.50-160.90円」
2.200日MAを明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①159.00円付近」、「②157.00円付近」

今週のポンド円の想定レート
・「157.00円~165.00円」:10月10日週は英経済指標、英中銀の長期債一時購入措置の行方など再び荒れそうな予感。安易なエントリーは避けて、しっかりと各レジサポラインやラインブレイク狙いのトレードを想定。損切設定など資金管理を意識したい。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年10月10日~2022年10月14日)

1週間の値動き振り返り

豪ドル円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/10/3-10/7)の画像

【振り返り】
・10月3日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.295円」となりました。
・先週比では高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となっていますね。
注目の豪中銀政策金利は、事前予想を下回り、「0.25%」の利上げに留まりました。これを受けて対円、対ドルともに弱含みの展開となっています。

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/10/8時点)

【環境認識】
・2022年5月安値を起点としたトレンドライン付近での値動き
・50日MAがレジスタンスとして機能
・RCIは短期線が水平、中長期線が下向き

【移動平均線】
現在レート:92.509円
5日移動平均線:93.410円

20日移動平均線:94.713円
50日移動平均線:94.650円
100日移動平均線:94.069円
200日移動平均線:90.600円

上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.92.00-92.50円:92円ライン+トレンドラインをサポートラインとして機能すると想定し現在レートでの買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「①94.00円」、「②94.50-94.60円」

【売りエントリーポイント】
1.94.10-94.60円:100日⇒50日MAを目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「92.00-92.50円」
2.92円を明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「90.50-90.90円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「90.50円~94.50円」:週明け早々、トレードチャンス。92円ラインの攻防に注目。下抜ければ売りエントリー、下げ渋るようなら買いエントリーを狙う。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「143.50円~147.00円」:底堅い値動きで年初来高値の更新を狙う。日米の金融政策の違いにより、基本的には買い目線継続ですが、145円台後半からは円買い為替介入が意識される。強気に145円台を買いづらい印象。
押し目買いを狙いつつ、高値更新で買いエントリーを追加するイメージ。もちろん145円台後半で短期の売りエントリ-を狙うのもあり。
・ユーロ円:売り買いどちらも狙える相場
・想定レートは「139.60円~144.10円」:週末にかけて3日連続で陰線となっており、上値の重たい展開。全世界株安で恐怖指数も上昇が継続するなら、下値余地はまだありそう。
下値の目安は50日&100日を目安にトレードを想定。
・ポンド円:売り優勢
・想定レートは「157.00円~165.00円」:テクニカル的には200日MAがポイントとなる。ブレイクすれば売りエントリーで利益を稼ぎたい。
また、英中銀の長期債一時購入措置の行方には要注目です。サプライズがあれば、再び1週間の値幅が10円以上の大相場到来の可能性もあります。
・豪ドル円:売り優勢
・想定レートは「90.50円~94.50円」:週明けのポイントは92円ラインを維持できるかどうか、このラインを下抜ければ、200日MAまで下値余地の拡大が見込める。
逆に下げ渋るようなら買いエントリーで100日&50日MAまでの反発狙いの買いエントリーで利益を稼ぎたい。

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