また、先週(2023年9月4日~9月8日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年9月11日~2023年9月15日)
今週は9月13日、14日に注目すべき指標が発表されます。
特に以下の指標には注目が集まっており、各通貨のボラティリティ拡大が期待できます。
9月13日(水):『アメリカ・消費者物価指数 8月』
9月14日(木):『ユーロ・ECB政策金利 9月、ラガルドECB総裁会見』、『アメリカ・小売売上高 8月』、『アメリカ・生産者物価指数 8月』
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年9月11日~2023年9月15日)
●9月4日週のドル円の値幅は最大で「約1.853円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を上回る結果となりました。年初来高値も更新しています。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●今週のドル円は日本の要人(鈴木財務相)が口先介入を述べて、一時的に下落することはあっても、最終的にはしっかりと反発し底堅い動きを見せました。
●口先介入は押し目買いの好機となっている印象さえあります。
●また、遠因ではありますが、原油生産国の減産見通しを受け、原油相場が高騰しており、インフレ警戒がドル買いにつながる面もありました。
【環境認識】
●5日MAに沿って上昇トレンドを維持
●2022年11月以来の148円台到達も視野に入る
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:147.755円
5日移動平均線:147.362円
20日移動平均線:146.242円
50日移動平均線:143.513円
100日移動平均線:141.144円
200日移動平均線:137.039円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「146.20円~149.00円」:基本的に上昇トレンドが継続しており、5日MAや20日MAを目安にした押し目買いを狙っていくことになります。
今週は9月13日(水)に予定されている『米消費者物価指数』の結果に最大の関心が集まっています。FRBは今後の利上げの可能性については、経済のデータ次第とのスタンスであることから、結果には要注目です。(高いインフレ率⇒利上げ可能性高まる or インフレ率下落⇒利上げ停止可能性高まる)
また、直近の値動きから口先介入は押し目買いの好機となっている点にも注目したいところです。今後も本格的な為替介入には警戒感を持ちつつ、口先介入のみであれば押し目買いを狙っていきたいところです。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年9月11日~2023年9月15日)
●9月4日週のユーロ円の値幅は最大で「約1.522円」となりました。
●先週比では高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●9月14日に予定されているECB理事会において、利上げ可能性が後退したことや、欧州関連の経済指標が低調だったこともあり、ユーロの上値は限定的となりました。
【環境認識】
●上値は20日MA、下値は50日MAがそれぞれ支持線・抵抗線として機能
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:158.079円
5日移動平均線:158.088円
20日移動平均線:158.304円
50日移動平均線:157.089円
100日移動平均線:153.970円
200日移動平均線:148.356円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「155.50円~159.70円」:今週は何と言っても9月14日(木)に予定されている、『ECB理事会&ラガルド総裁の会見』の内容次第でしょう。
それまでは大きな値動きはないと想定しており、上値は20日MA、下値は50日MAを目安にした逆張りトレードを検討。
ECB理事会以降(利上げ実施の有無、今後の方針などが判明してから)はトレンドが発生した方向に追従し売り買い柔軟に対応します。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年9月11日~2023年9月15日)
●9月4日週のポンド円の値幅は最大で「約2.719円」となりました。
●先週比では高値安値を下回ったものの、終値は上回っていますね。
●週足は陽線となっています。(3週間ぶり)
●ベイリー英中銀総裁は「英政策金利はサイクルの頂点付近にあり、更なる利上げの必要がなくなった可能性がある」との見解を示したことで、ポンドは上値が抑えられました。
【環境認識】
●5日&20日MAを下抜ける
●50日MAは支持線として機能
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:184.120円
5日移動平均線:184.581円
20日移動平均線:184.868円
50日移動平均線:183.085円
100日移動平均線:176.619円
200日移動平均線:170.377円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「183.00円~185.50円」:直近の値動きから上値は5日&20日MA、下値は50日MAを目安に売り買い柔軟に対応します。
また、ベイリー英中銀総裁が今後の利上げの必要性がなくなった可能性があるとの見解を示したことで、次回BOEでの利上げ期待が後退しており、ポンドの続伸余地を見極める必要があります。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年9月11日~2023年9月15日)
●9月4日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.128円」となりました。
●先週比では高値安値終値を下回る結果となっています。
●週足は陽線で確定しています。(3週連続)
●注目された『豪中銀政策金利』は予想通りの金利据え置きとなりました。今後の追加利上げの可能性は示唆したものの、目新しい材料はありませんでした。
●今週は先述の通り金利据え置き、中国経済の不確実性が豪ドルの上昇を抑制した形となっています。
【環境認識】
●三角保ち合い内の値動き継続
●上値は50日MA、下値は100日MAが目安
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:94.234円
5日移動平均線:94.233円
20日移動平均線:94.029円
50日移動平均線:94.397円
100日移動平均線:93.500円
200日移動平均線:91.910円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「93.50円~94.70円」:三角保ち合い内の値動きを継続しており、基本的に三角保ち合いの上限下限付近での逆張りトレードを狙います。(注意点としては、明確にブレイクした場合は損切⇒トレンドに追従する柔軟な立ち回りが必要です)
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「146.20円~149.00円」
⇒買い
※9月13日(水)の『米消費者物価指数』に要注目
・想定レートは「155.50円~159.70円」
⇒中立
※9月14日(木)の『ユーロ・ECB政策金利 9月、ラガルドECB総裁会見』に要注目
・想定レートは「183.00円~185.50円」
⇒中立
・想定レートは「93.50円~94.70円」
⇒中立
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