また、先週(2023年6月26日~6月30日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年7月3日~2023年7月7日)
7月3日週は重要な経済指標・イベントが連日発表されます。特にアメリカの雇用統計、ISM製造業景気指数や豪・中銀政策金利の結果には注目が集まります。
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年7月3日~2023年7月7日)
●6月26日週のドル円の値幅は最大で「約2.132円」となりました。
●先週比では、高値安値終値の全てを上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(3週連続)
●一時的にではありますが、2022年11月10日以来の145円台にも到達しています。
●145円台からは難しい相場が予想されます。理由はシンプルに為替介入が意識される水準だからです。実際に昨年9月に24年ぶりに円買い為替介入が実施されたのが、145円台でした。
●また、直近も鈴木財務相を筆頭に日本の要人が口先介入レベルではありますが、「為替相場を注視」している旨の発言をしています。
●基本的には日米間の金利差拡大によりドル円は買い目線ではあるものの、先述の通り為替介入の可能性は頭に入れておく必要があるでしょう。
【環境認識】
・5日MAに沿って強い上昇トレンドを維持
・一時145円台に到達(昨年11月10日以来)
・日足RCIは短長期線が水平、中期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:144.249円
5日移動平均線:144.191円
20日移動平均線:141.624円
50日移動平均線:138.776円
100日移動平均線:136.250円
200日移動平均線:137.164円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「143.00円~146.60円」:昨年11月以来の145円到達にしており、145円台からは為替介入を警戒した動きが要求される。
現状は牽制発言など軽めな口先介入に留まっており、結果的には押し目買いのチャンスになっていますが、警戒レベルは上げておきたい。とはいえ、為替介入がいつ来るかわかりませんし、警戒し過ぎてエントリーできない状況は避けたい。
基本的にはテクニカル的にもファンダメンタル的にもドル円は買い目線、基本的には押し目買いを狙っていくことになります。
強気にいくなら5日MAを目安に、慎重にいくなら下位足の4時間足50MA等を目安に買いエントリーポイントを検討します。
また、7月3日週は米雇用統計を筆頭に重要な米経済指標が複数発表されるので、それらの結果にも要注目です。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年7月3日~2023年7月7日)
●6月26日週のユーロ円の値幅は最大で「約2.247円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(3週連続)
●年初来高値を更新しており、2008年8月以来の160円台到達も想定される値動きです。
【環境認識】
・5日MAに沿った強い上昇トレンドを維持
・日足移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・日足RCIは短期線が下向き、中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:157.385円
5日移動平均線:157.329円
20日移動平均線:153.759円
50日移動平均線:150.851円
100日移動平均線:147.398円
200日移動平均線:145.218円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「156.00円~160.00円」:強い上昇トレンドを維持しており、基本的には押し目買いを狙う路線を継続する。5日MAや下位足(4時間足50MA)を目安に買いエントリーを狙う。
また、ドル円が145円台に到達したこともあり、為替介入の可能性は考慮に入れて、立ち回りたい。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年7月3日~2023年7月7日)
●6月26日週のポンド円の値幅は最大で「約2.190円」となりました。
●先週比では高値安値終値の全てを上回っていますね。
●週足は陽線となっています。(7週連続)
●年初来高値を更新、2015年12月以来となる185円台到達も視野に入ります。
●週末にかけて欧米株が上昇したことで、週明けリスクオン相場の恩恵を受けて更なる上昇の可能性が想定されます。
【環境認識】
・5日MAに沿った強い上昇トレンドを維持
・日足移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:183.179円
5日移動平均線:182.859円
20日移動平均線:179.180円
50日移動平均線:174.153円
100日移動平均線:168.695円
200日移動平均線:166.159円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「182.00円~185.50円」:日英の金利差拡大、全世界株高によるリスクオン相場などの恩恵もあり、基本的には買い目線を継続。
注意点としては、先述の通り円買いの為替介入、またテクニカル的には買われ過ぎの傾向が見られ、調整局面の訪れには警戒したい(5日MAを明確に下抜ける値動きが出た場合は要注意)
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年7月3日~2023年7月7日)
●6月26日週の豪ドル円の値幅は最大で「約1.341円」となりました。
●先週比では高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しております。(2週間ぶり)
●6月29日に発表された「豪・小売売上高(5月)」の結果が予想を大きく上回ったことで、週末にかけて豪ドル買いが強まっての越週となりました。
【環境認識】
・直近2週間は95~97円間で推移
・20日MAが支持線として機能
・日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:96.113円
5日移動平均線:95.866円
20日移動平均線:95.288円
50日移動平均線:92.603円
100日移動平均線:91.181円
200日移動平均線:91.704円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「95.00円~98.00円」:基本的には売り買い柔軟に対応して利益を狙える相場ですが、今週は何と言っても7月4日(火)の「豪中銀政策金利」の発表に注目が集まります。
6月はサプライズで利上げが実施(予想は据え置き)されたことで、レジスタンスラインであった93円ラインを上方ブレイクしました。
今回もサプライズがあるのか、声明(今後の見通し)はどうなるのか要注目です。
例えば、利上げ実施や年内の複数回利上げの可能性が示唆された場合は対円で豪ドル買いが優勢となるでしょう。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「143.00円~146.60円」
⇒買い
※為替介入に要警戒、米雇用統計を筆頭に重要な経済指標多数あり
・想定レートは「156.00円~160.00円」
⇒買い
・想定レートは「156.00円~160.00円」
⇒買い
・想定レートは「95.00円~98.00円」
⇒中立
※豪中銀政策金利の発表・声明内容には要注意
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