また、先週(2023年7月24日~7月28日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年7月31日~2023年8月4日)
今週は経済指標&イベント的に連日のように注目すべき指標が発表されます。
特に豪・英国の政策金利&金融政策の動向、ユーロ消費者物価指数、米雇用統計の結果には注目が集まります。
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年7月31日~2023年8月4日)
●7月24日週のドル円の値幅は最大で「約3.750円」となりました。
●先週比では、安値を上回ったものの、高値終値を下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(2週間ぶり)
●今週はFOMC、日銀会合があり波乱含みの内容となりましたが、ドル円の値幅という意味では他のクロス円と比較すると控えめな値動きとなりました。
●FOMC:事前の予想通り「0.25%」の利上げを実施。次回(9月)に関しては、パウエルFRB議長より「利上げの可能性はあるものの、データを確認しながら慎重に見極めることになる」との発言。市場としては利上げを見送る可能性がやや高いと認識しているよう。
●日銀会合:YCC修正を決断。これまで0.5%程度を目途とした長期金利の変動幅上限を市場の動向に応じ超えることを容認し、これを受けて急激な円高相場となりました。
●週末の日銀会合&植田日銀総裁の会見を機に、ドル円は138円台まで急落しましたが、NY市場に入って急変。日銀は今回のYCC修正を決断したことで、当面の間、追加の金融緩和政策の変更を行わないと見方が浮上し、何と急落分を帳消しにする反発を見せて越週しています。
【環境認識】
●FOMC、日銀会合とビッグイベントの影響で直近は荒れた値動き
●ただし、100日&200日MAを割り込む気配なし、下落幅は限定的
●日足RCIは短期線が下向き、中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:141.154円
5日移動平均線:140.607円
20日移動平均線:140.932円
50日移動平均線:140.929円
100日移動平均線:137.366円
200日移動平均線:136.589円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「139.00円~143.00円」:日米の金融イベントを消化したものの、今週も米雇用統計を筆頭に重要な経済指標が目白押しの1週間となる。
各指標の結果を見つつ、エントリーを模索することになる。週明けは20日MA付近の値動きに注目。すんなり上がるようなら買い、上げ渋るようなら売りと柔軟に対応したい。
また、直近のパウエルFRB議長は追加の利上げはデータ次第と明言していることから、米経済指標が市場予想を上回るようなら利上げ期待⇒ドル買い波及の展開が想定される。
いつも以上に指標の結果には注目したい。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年7月31日~2023年8月4日)
●7月24日週のユーロ円の値幅は最大で「約6.375円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(2週間ぶり)
●ECB&ラガルド総裁の会見では、今後の追加利上げは明言されず、また短期的には欧州経済の景気見通し悪化に言及しており、ハト派的な内容となりました。
●上記を受けてユーロ売りが優勢となっています。
【環境認識】
●YCC修正の混乱で一時は50日MAを割り込む荒れた展開
●週末にかけて20日MA付近まで急反発
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:155.430円
5日移動平均線:155.202円
20日移動平均線:155.851円
50日移動平均線:153.813円
100日移動平均線:149.789円
200日移動平均線:146.417円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「153.00円~157.00円」:先週末にかけて荒れた値動きとなったので、いつも以上に週明けの値動きには警戒したい。20日MAを目安にエントリーを検討することになる。
また週明け早々に「ユーロ消費者物価指数」が発表されるので、結果には要注目。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年7月31日~2023年8月4日)
●7月24日週のポンド円の値幅は最大で「約6.033円」となりました。
●先週比では高値安値終値が下回る結果となっていますね。
●週足は陰線となっています。(2週間ぶり)
●今週のポンド円はYCC修正の影響をもろに受けた形で乱高下しました、24時間で181円台→176円台まで5円急落し、その後181円台まで急落分を帳消しにする荒れた展開を見せています。ポンドらしい(笑)
【環境認識】
●週末50日MAを一時割り込むも、最終的に20日MA付近まで急反発して越週
●日足RCIは、短長期線が下向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:181.316円
5日移動平均線:180.845円
20日移動平均線:181.618円
50日移動平均線:178.940円
100日移動平均線:172.505円
200日移動平均線:167.867円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「179.00円~184.00円」:今週は何と言っても「英中銀政策金利」の発表に注目したい。事前予想では「0.25%」の利上げが予想されている。また今後の利上げ見通しなども確認したい。ハト派的な内容となったEUと違い、今後の利上げについて言及されるようならポンド買いが強まることが想定される。
また、週明けは20日MA付近の値動きに注目。この付近は抵抗ラインとして機能しており、戻り売りを狙いたい。ただし月末フローなどもあり、仮に20日MAをブレイクした場合は、アップサイドリスクが高まるので、柔軟に対応したい。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年7月31日~2023年8月4日)
●7月24日週の豪ドル円の値幅は最大で「約4.072円」となりました。
●先週比では高値を上回ったものの、安値終値を下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しております。(2週間ぶり)
●26日に発表された豪消費者物価指数が市場予想を下回ったことで、豪ドル売り優勢の相場となっています。
【環境認識】
●50日MAを下抜ける
●100日&200日MAはサポートラインとして機能
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:93.818円
5日移動平均線:94.632円
20日移動平均線:94.959円
50日移動平均線:94.391円
100日移動平均線:91.927円
200日移動平均線:91.868円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「92.90円~94.90円」:今週は豪中銀政策金利が発表される。事前予想では金利据え置きが想定されており、直近の豪経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで、インフレも落ち着きつつあると市場は見ている。声明でハト派的な内容となった場合は、豪ドル売りが強まる可能性が想定される。
上値は50日MAを目安に、下値は①93円ライン②100日&200日MAを目安に売り買い柔軟に対応したい。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「139.00円~143.00円」
⇒中立
※米雇用統計を筆頭に連日のように重大な経済指標あり
・想定レートは「153.00円~157.00円」
⇒中立
※ユーロ消費者物価指数の結果に要警戒
・想定レートは「179.00円~184.00円」
⇒中立
※英中銀政策金利の結果に要警戒
・想定レートは「92.90円~94.90円」
⇒売り
※豪中銀政策金利の結果に要警戒
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