また、先週(2024年2月26日~3月1日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2024年3月4日~2024年3月8日)
3月4日週も米雇用統計を筆頭に要注目の経済指標が多く発表されます。特に以下の指標には要警戒です。
■3月5日(火)
・植田日銀総裁、金融庁・日経共催国際シンポジウム出席
・アメリカ・ISM非製造業景気指数 02月
■3月6日(水)
・パウエルFRB議長会見
・アメリカ・ADP雇用者数 02月
・アメリカ・JOLTS求人件数 01月
■3月7日(木)
・ユーロ・ECB政策金利 03月、ラガルドECB総裁会見
・パウエルFRB議長会見
■3月8日(金)
・アメリカ・雇用統計 02月
ドル円 来週の相場見通し(期間:2024年3月4日~2024年3月8日)
●先週比では、高値を僅かに上回ったものの、安値終値を下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(5週間ぶり)
●週前半は、翌週に米雇用統計を控えており、値動きは限定的なものになりました。
●週後半に、高田日銀審議委員が「2%目標の実現がようやく見通せる状況になってきた」と述べたことで、円買い優勢となる場面も見られました。(ドル円は一時149円台前半まで下落)
●最終的に植田日銀総裁が発言内容を否定したことで、週末は円売りが優勢となり、ドル円も150円台を回復しての越週となっています。
【環境認識】
●150円台後半で上値が重い印象
●週明け20日MA付近の値動きに注目
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:150.067円
5日移動平均線:150.378円
20日移動平均線:149.864円
50日移動平均線:147.216円
100日移動平均線:147.799円
200日移動平均線:145.954円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「148.80円~152.00円」:3/4週は米雇用統計を筆頭にパウエルFRB議長、植田日銀総裁の発言機会もあり、ファンダメンタルの影響が強い1週間となることが予想されます。
日本側(日銀)はマイナス金利解除後も金融緩和策を継続する方針が示されており、このスタンスを軸に各指標や各要人の発言内容を確認することになります。
一方で米国側(FRB)は利下げ開始時期に注目が集まっており、ここにきて2024年前半⇒後半にトーンダウンしている報道が多いことが、ドル買いを根強くサポートしています。
米国雇用統計の結果やパウエルFRB議長が早期利下げに慎重なスタンスを述べた場合は、米金利上昇⇒ドル買いフローが強まることが想定され(逆の場合もしかり)、その場合は、ドル円は2023年最高値更新を目指すと予想します。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2024年3月4日~2024年3月8日)
●先週比では、高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(4週間ぶり)
【環境認識】
●5日MAは下抜けたものの、20日MAがサポートラインとして機能
●上昇トレンド継続
●日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:162.686円
5日移動平均線:162.946円
20日移動平均線:161.713円
50日移動平均線:160.018円
100日移動平均線:159.831円
200日移動平均線:157.961円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「161.00円~164.50円」:今週はECB理事会&ラガルド総裁会見の内容に注目が集まります。直近のラガルド総裁は「ECBはインフレに関してまだ目標に達していない」とのタカ派的な発言を述べており、今回もタカ派的な内容であれば、ユーロ買いを後押しすることが想定されます。
一方で利下げ開始時期について、ハト派的な内容であれば、ユーロ売り優勢となることが想定されます。
ラガルド総裁の発言内容次第ではありますが、買いのターゲットは2023年最高値付近、売りのターゲットは161円付近を予想します。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2024年3月4日~2024年3月8日)
●先週比では、高値安値を上回ったものの、終値は下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(4週間ぶり)
【環境認識】
●5日MAは下抜けたものの、20日MAがサポートラインとして機能
●日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:189.833円
5日移動平均線:190.395円
20日移動平均線:189.187円
50日移動平均線:186.566円
100日移動平均線:185.366円
200日移動平均線:183.437円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「188.00円~192.00円」:週明け20日MA付近での値動きに注目、下げ渋るようなら買いエントリーを狙います。仮に下抜けた場合は売りエントリーでついていく事になります。イベント盛り沢山な1週間のため、ポンド円もボラティリティ拡大が予想され、売り買い柔軟に対応します。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2024年3月4日~2024年3月8日)
●先週比では、高値安値終値を下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(4週間ぶり)
●同じオセアニア地域であるNZ中銀が政策金利を据え置き、かつ政策報告で2024年上半期のインフレ見通しが引き下げられたことで、NZドル売りが強まりました。この影響もあり、豪ドルも連れ安となっています。
【環境認識】
●一時20日MAを下抜ける
●直近の三角保ち合い上限ラインがサポートラインとして機能
●日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:97.944円
5日移動平均線:98.043円
20日移動平均線:97.736円
50日移動平均線:97.267円
100日移動平均線:96.796円
200日移動平均線:95.679円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「97.20円~99.10円」:直近の三角保ち合いの上限ラインがサポートラインとして機能すると想定し、このラインを目安に買いエントリーを狙います。上値のターゲットは年初来高値を想定しています。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「148.80円~152.00円」
⇒中立
※米雇用統計、パウエルFRB議長、植田日銀総裁の発言内容に要警戒
・想定レートは「161.00円~164.50円」
⇒中立
※ECB理事会&ラガルド総裁会見内容に要警戒
・想定レートは「188.00円~192.00円」
⇒買い
・想定レートは「97.20円~99.10円」
⇒買い
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