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ユーロ円 相場見通し ~今週はECB政策金利、欧州各国のGDP発表と材料盛り沢山~
先週のユーロ円は「123円~124円台」での値動きとなりました、最終的には「124.160円」での越週となっています。
欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大はネガティブ要素ではあるものの、現状為替への影響は限定的ですね。(個人的にはもう少し下落に動くとの予想でしたが・・・)
むしろ週末にかけてはドイツの製造業PMI(10月)の結果が予想よりも良かったこともあり、ユーロが買われる展開を見せるなど、買いも売りも利益を出せた1週間となっています。
今週はECB政策金利や欧州各国のGDP発表などユーロ円に関するイベント・経済指標が多く発表されますので、ユーロのエントリーを考えている方は結果速報は要確認です。
あと今週の相場から欧州は夏時間が終了し、冬時間となる点も注意しておきましょう。
10月29日(木):ECB政策金利、ラガルドECB総裁の会見
10月30日(金):フランスGDP速報値(第3四半期)、ドイツGDP速報値(第3四半期)、イタリアGDP速報値(第3四半期)、スペインGDP速報値(第3四半期)、ユーロ圏GDP速報値(第3四半期)
日足チャート 徹底解説 ~三角保ち合いのブレイク狙い~
それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを確認するとフィボナッチの23.6%ラインを境に価格が推移しており、三角持ち合いを形成していることが確認できます。
今週はこの三角持ち合いを意識したトレードとなるでしょう。
個人的には、ユーロ自体は短期的に買いよりも売り目線であることから、まず週前半は124円台半ばでの戻り売りを狙いつつも、週後半のイベントに備えたいところです。
週後半は先述しているイベント次第なところがあるため、三角持ち合いのブレイク狙いのトレードに切り替え、じっくりとトレード機会を待つことになります。
・「122.50円~125.50円」:三角持ち合いを意識したトレード
ポンド円 相場見通し ~通商交渉は再開も、合意できるかは不透明で方向感に欠ける~
英国とEUとの通商交渉については、22日から協議再開となっています。
来月上旬を目途に交渉は継続するようですが、結局のところ互いに譲歩できるのか、妥協点を見出せるのかは疑問符がつきます。
そのような状況下において、ポンド円も方向感に欠ける値動きとなっています。交渉再開の報道もあり一時137円台まで上昇するも最終的には「136.495円」での越週となっています。
ポンド円に関しては通商交渉の報道次第で上にも下にも大きく動く可能性があるため、エントリーの際にはできるだけ引き付けてトレードをしたいところです。
来週のポンド円に関するイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート 徹底解説 ~137円台半ばで足踏みも、フィボナッチの38.2%ラインを目安に押し目買い狙い~
それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。
ポンド円についてはやや上昇の勢いに陰りが見えています。短期的にはフィボナッチの23.6%ラインの少し下にである「137.50円」を超えきれずに反落していることが確認できます。
とはいえ、フィボナッチの38.2%ラインではしっかりとサポートラインとして支えられていることから、基本的にはこのラインを目安に押し目買いを狙っていくことになります。
注意点はEUとの通商交渉、交渉自体は継続していますが、報道次第で大きく動く状況です。
決裂ともなればポンド円に関しては大幅下落となり兼ねないので、この辺の資金管理はしっかりしておきましょう。
・「135.50円~138.20円」:フィボナッチの38.2%ラインを背に押し目買い狙い。EUとの通商交渉の報道は引き続き警戒。
豪ドル円 相場見通し ~材料乏しく値動きも限定的、やや下値リスクが高い印象~
先週の豪ドル円は材料に乏しく値動きも限定的となりました。
最終的には、「74.695円」での越週となっています。ただ先週高値は75円台にも到達できなったことから、上値の重さを印象付ける結果となりました。
個人的にはやや下値リスクを警戒しておくべきと考えており、基本的には戻り売り狙いを継続してトレード機会を待ちたいところです。
来週の主な豪ドル円に関連するイベント・経済指標は下記の通りです。
10月30日(金):豪・生産者物価指数 第3四半期
日足チャート 徹底解説 ~戻り売り狙いを継続、三角持ち合いブレイクにも要警戒~
それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。
日足チャートを確認すると、上値は先述の通り「75円手前」で止められている一方で、下値はフィボナッチの23.6%ラインでサポートされており、値動きが限定的になっています。
個人的には、今週の豪ドル円の値動きには期待しています。理由として、チャートを見るとわかりますが、現状日足レベルでの三角持ち合いを形成しており、どちらかにブレイクするのは時間の問題でしょう。
MACDも週前半に買いシグナルを示す可能性もあり、75円台での戻り売りを狙いつつも三角持ち合いのブレイクで大きく利益を狙えるチャンスもありそうなので、今週の豪ドル円には注目しています。
ちなみに上にブレイクした場合は直近高値の「76.50円付近」、下にブレイクした場合は長期移動平均線のある「72.70円付近」を想定しておくと良いでしょう。
・「72.70円~76.50円」:やや売り優勢、三角持ち合いのブレイクに要注目。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「122.50円~125.50円」:三角保ち合いを意識したトレードを心掛け、月末のイベントに注目。
・想定レートは「135.50円~138.20円」:フィボナッチの38.2%ラインを背に押し目買い狙い。EUとの通商交渉の報道は引き続き警戒。
・想定レートは「72.70円~76.50円」:三角持ち合いのブレイクに要注目。
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