米国・雇用統計1月 ~雇用情勢は改善の兆しを見せるか?~
それでは、直近の米国雇用統計の結果と事前予想を確認しておきましょう。
先月の結果と比べると、今回は非農業部門雇用者は改善の兆しを、失業率は横ばいという事前予想となっています。
米国雇用統計は前回結果との比較、そして事前予想との比較の2点が重要となってきます。
非農業部門雇用者数、失業率について事前予想と比較して、結果の良し悪しを必ず意識するようにしましょう。
また水曜日に発表された前哨戦の「アメリカ・ADP雇用者数1月 」では、事前予想「5.0万人」に対して結果「17.4万人」と予想を上回る結果となったことから、雇用統計の好結果を期待しても良いと推察することができます。
加えて、目先のドル円は「非常に強いドル高」の流れがある点も見逃せません。
実際にドルの強弱を示す「ドルインデックス指数」は、2021年1月につけた「89ポイント台」から現在の「91ポイント台」まで回復しており、ドル高傾向となっていることが確認できます。
以上を踏まえると、基本的には買い目線で今回の雇用統計に挑むことになります。
ドル円 日足チャート 相場見通し ~日足200MAの値動きに注目、雇用統計が良好であればドル買いを後押し~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
上記を踏まえると、テクニカル的にも買い目線でのトレードを想定することになります。
現在のドル円のレートは「105.345円(2021年2月5日18時時点)」となっており、上昇平行チャネルの上限付近+200MA(緑)のやや下で推移しています。
この価格帯で推移したとして、上昇平行チャネルのセンターラインである「105.00円台」を背に押し目買いを狙うトレードが無難でしょう。
特に米国雇用統計の結果が予想以上だった場合は、積極的に買いエントリーを仕掛けたいと考えています。
気を付けるポイントとして2点挙げておきます。
上記の注意ポイントを踏まえた上で、米国雇用統計に臨みましょう!
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・大前提として、目先はドル買いの強さに注目
・米国雇用統計の結果が事前予想よりも大幅に良かった場合は、買いエントリー
・米国雇用統計の結果が事前予想と同程度だった場合は、積極的に押し目買い
・米国雇用統計の結果が事前予想よりも悪化した場合は、慎重に押し目買いを狙うもしくは短期の売りエントリーで追随
・日足200MA(105.60-70円)付近の値動きを意識する
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