また、先週(2023年7月11日~7月14日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年7月17日~2023年7月21日)
7月17日週は重要な経済指標・イベントが連日発表されます。
7月18日の【アメリカ・小売売上高 06月】、
7月19日の【NZ・消費者物価指数 第2四半期】、【英国・消費者物価指数 06月】、
7月21日の【日本・消費者物価指数 06月】の結果には特に注目が集まります。
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年7月17日~2023年7月21日)
●7月10日週のドル円の値幅は最大で「約5.774円」となりました。
●先週比では、高値安値終値の全てを大きく下回る結果となりました。
●週足は陰線で確定しています。(2週連続)
●今週の最大のトピックとしては日銀の金融緩和の修正観測が強まった事でしょう。具体的には、7月28日に予定されている日銀会合において、YCCの許容変動幅の拡大が実施されるのではないかとの想定が強まっています。
●日銀の金融緩和路線の維持を想定していた相場は混乱。円買いが強まりクロス円は総じて下落、特にドル円は大陰線(142円台→137円台まで急落)での越週となっています。
●また、米CPIの伸びが鈍化したことで、今年のアメリカの利上げ期待が2回から1回に減少するのではとの思惑も出て来ており、ドル売りに繋がっています。
【環境認識】
●20日⇒50日MAを明確に下抜けており、売りの勢いは強い
●100日&200日MAの重なる137円付近で反発
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:138.775円
5日移動平均線:139.382円
20日移動平均線:142.484円
50日移動平均線:140.121円
100日移動平均線:136.920円
200日移動平均線:137.005円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「136.90円~140.10円」:下値は100日&200日MAの重なる137円付近、上値は50日MAのある140円付近を想定し、この中での値動きを想定。
やはりポイントはドル円急落の要因である日銀の金融緩和の修正観測の動向。修正観測が強まっていることから、基本的には上値は重たい印象を持っています。
ニュースの続報次第で、更なる急落もあり得ます、逆もしかりです。
いずれにしても情報収集を怠らずに、いつも以上にアンテナを張っておきたいところです。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年7月17日~2023年7月21日)
●7月10日週のユーロ円の値幅は最大で「約3.347円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(2週連続)
●先述の通り日銀の金融緩和、YCC修正観測が強まったことで、週前半から下落するも153円台で下げ止まると、週後半は反発しての越週となっています。
●ユーロとしては、7月の利上げも濃厚で、その先の利上げ可能性も強まっていることから根強いユーロ買いは続くことが想定されます。
【環境認識】
●20日MAを下抜けるも、50日MAに触れることなく反発
●週後半にかけて20日MA近くまで再上昇
●日足RCIは短期線が上向き、中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:155.749円
5日移動平均線:154.945円
20日移動平均線:156.224円
50日移動平均線:152.302円
100日移動平均線:148.641円
200日移動平均線:145.918円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「153.90円~157.50円」:週明けは20日MA付近の値動きに注目したい。このラインで上げ渋るようなら売り、ブレイクすれば買いエントリーを狙う。基本的にユーロ自体は利上げ余地が残っており、中長期的には買い目線は継続しています。
また、他のクロス円同様に日銀の金融緩和、YCC修正観測の動向には要警戒。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年7月17日~2023年7月21日)
●7月10日週のポンド円の値幅は最大で「約3.751円」となりました。
●先週比では高値安値終値の全てが下回る結果となっていますね。
●週足は陰線となっています。(2週連続)
●ユーロ同様に週前半は下落するも、週末にかけて反発を見せる値動き
【環境認識】
●一時180円を割り込んだものの、179円台半ばで下げ渋ると週末にかけて反発、181円台後半での越週
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:181.677円
5日移動平均線:181.203円
20日移動平均線:182.274円
50日移動平均線:176.835円
100日移動平均線:170.686円
200日移動平均線:167.195円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「179.40円~183.90円」:週明けは20日MA付近での値動きに注目。
20日MAを明確に上抜けた場合は買い、上げ渋るようなら売りエントリーを狙う。
また、下値は179円台半ばを想定、上で売っていた場合は利益確定ポイント。下げの勢いにもよるが179円台では中長期の買いエントリーも検討したい。
※7月19日に予定されている【英国・消費者物価指数 06月】の結果には要警戒。
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年7月17日~2023年7月21日)
●7月10日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.273円」となりました。
●先週比では高値を上回ったものの、安値終値は下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しております。(2週連続)
【環境認識】
●20日~50日MA間での値動き
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:94.887円
5日移動平均線:94.419円
20日移動平均線:95.679円
50日移動平均線:93.674円
100日移動平均線:91.493円
200日移動平均線:91.811円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「93.00円~96.00円」:基本的には20日MA~50日MA間での値動きを想定。
上記のレンジ間で売り買い柔軟に対応することになりそうです。
また、今週は豪雇用統計が発表されるものの、政策金利や消費者物価指数程ではないが注目したい。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「136.90円~140.10円」
⇒売り
・想定レートは「153.90円~157.50円」
⇒中立
・想定レートは「179.40円~183.90円」
⇒中立
・想定レートは「93.00円~96.00円」
⇒中立
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