また、先週(2023年10月2日~10月6日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年10月9日~2023年10月13日)
10月9日週は『アメリカ・消費者物価指数』を筆頭に注目すべき指標が連日のように発表されます。
特に以下の指標の内容に注目が集まります。
2023年10月11日(水):『アメリカ・生産者物価指数 09月』、『FOMC議事録』
2023年10月12日(木):『アメリカ・消費者物価指数 09月』
2023年10月13日(金):『アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数 10月』
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年10月9日~2023年10月13日)
●10月2日週のドル円の値幅は最大で「約2.871円」となりました。
●先週比では、高値を上回ったものの、安値終値を下回る結果となりました。年初来高値は更新しています。
●週足は陰線で確定しています。(5週間ぶり)
●今週は荒れた1週間になりました、週明けはドル買い主導の相場でドル円も昨年10月以来の150円台に到達しました。しかし、到達後に大口の売りが入ったことでドル円は150円台⇒147円台前半まで急落(他のクロス円も同様に急落)。
●鈴木財務相は、この急落について、ノーコメント(円買い為替介入の明言は避ける。)
●上値の重い展開が続くかと思われましたが、週末にかけて、米雇用統計の予想以上の好結果を受け、米利回り上昇⇒ドル買いのフローもあり、ドル円は149円台を回復しての越週となっています。
【環境認識】
●基本的に20日MAでサポートされる(大口の円売り時は、一時20日MAを下抜けた)
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:149.255円
5日移動平均線:149.131円
20日移動平均線:148.389円
50日移動平均線:146.496円
100日移動平均線:143.713円
200日移動平均線:138.432円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「148.30円~150.50円」:10月2日週は150円到達後に円買い為替介入を想起させる急落があったものの、最終的に149円台を回復して越週しています。値動きを見るに特に147~148円台前半での買いの強さ(底堅さ)が確認できる結果となっています。
このことから、基本的には20日MAを目安にした買いエントリーを狙いつつ、再び150円台を目指すと想定。
また、今週はFRBが利上げを実施するかを見通す上で重要な指標となる『米消費者物価指数』が発表される、結果には要注目です。仮に高インフレとなれば⇒追加利上げ期待上昇⇒ドル買いのフローが想定できます。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年10月9日~2023年10月13日)
●10月2日週のユーロ円の値幅は最大で「約4.120円」となりました。
●先週比では安値を下回ったものの、高値終値は上回る結果となっていますね。
●週足は陽線で確定しています。(2週間ぶり)
●今週のユーロ円は、クロス円急落時に一時157円台⇒154円台まで急落したものの、最終的に158円台手前まで反発しての越週となっています。
●ラガルド総裁を筆頭にECB高官からタカ派的な発言が相次いだこともあり、早期の利下げ観測が後退したことで、ユーロ円の底堅い値動きに繋がりました。
【環境認識】
●一時100日MAを下抜けるも、最終的に20日&50日MAを上抜ける乱高下した相場
●日足RCIは短期線が上向き、中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:157.951円
5日移動平均線:156.819円
20日移動平均線:157.468円
50日移動平均線:157.736円
100日移動平均線:155.775円
200日移動平均線:149.849円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「156.50円~159.00円」:荒れた1週間の翌週なので、難しい。まずは週明けの値動きに注目したい。
158円台前半~ミドルにかけては、9月以降レジスタンスラインとなっており、このラインを早々にブレイクするようなら続伸が期待でき、買いエントリーを狙う。逆に上げ渋る展開ならば、反落期待で売りエントリーを狙う。ユーロ円は売り買い柔軟に対応したい。
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年10月9日~2023年10月13日)
●10月2日週のポンド円の値幅は最大で「約4.889円」となりました。
●先週比では高値安値を下回ったものの、終値を上回っています。
●週足は陽線となっています。(2週間連続)
●週末の欧米株の上昇を受け、リスク選好ムードの高まり⇒ポンド買いが強まりました。
【環境認識】
●約1か月ぶりに20日MAを上抜ける、下落トレンドは継続
●RCI短期線は上向き、中期線が水平、長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:182.639円
5日移動平均線:181.125円
20日移動平均線:182.185円
50日移動平均線:183.312円
100日移動平均線:181.126円
200日移動平均線:172.262円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「181.00円~184.50円」:週明け50日MA+下落トレンドライン付近の値動きに注目、上げ渋る場合は売りエントリーを狙い、上方ブレイクした場合は買いエントリーを狙う。
ポンド円も売り買い柔軟に立ち回りたい。また、欧米株の動向を注視する。(株が続伸するようならリスク選好でポンド買い優勢となる可能性大)
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年10月9日~2023年10月13日)
●10月2日週の豪ドル円の値幅は最大で「約3.412円」となりました。
●先週比では高値安値終値を下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しています。(7週間ぶり)
●10月3日に発表された豪中銀政策金利は金利据え置きとなりました(政策金利:4.10%)、一部で利上げ期待の声もあったこと、声明も前回とほとんど変更点がなかったことで、豪ドル売りが優勢となりました。
【環境認識】
●100日MAを下抜けたものの、週末にかけて反発、最終的に各日足移動平均線を上抜ける
●日足RCIは短長期線が上向き、中期線が水平
【移動平均線】
現在レート:95.294円
5日移動平均線:94.679円
20日移動平均線:95.047円
50日移動平均線:94.432円
100日移動平均線:94.411円
200日移動平均線:92.345円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「94.40円~96.90円」:豪中銀政策金利の据え置き、大口の円買いフローもあり直近の上昇トレンド(7月28日安値起点)は崩壊したものの、週末にかけて95円台まで反発しています。
今週は再度上昇トレンドを形成し直すにかに注目、20日~100日MAを目安に押し目買いを狙いつつ、上値余地を模索したい。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「148.30円~150.50円」
⇒買い
・想定レートは「156.50円~159.00円」
⇒中立
・想定レートは「181.00円~184.50円」
⇒中立
・想定レートは「94.40円~96.90円」
⇒買い
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