また、先週(2023年8月14日~8月18日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
注目の経済指標一覧(期間:2023年8月21日~2023年8月25日)
8月21日~25日週については、週末に予定されている『ジャクソンホール会議』に注目が集まります。
特に8月25日にはパウエルFRB議長の講演が予定されており、発言内容次第では為替相場に大きな影響を与える可能性があります。
ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年8月21日~2023年8月25日)
●8月14日週のドル円の値幅は最大で「約1.912円」となりました。
●先週比では、高値安値終値を上回る結果となりました。
●週足は陽線で確定しています。(3週連続)
●今週はFOMC議事録で今後の米・利上げの可能性が示唆されたこともあり、ドル円は堅調に推移しました。一時は昨年11月以来の146円台ミドルに到達するなど年初来高値を更新しています。
●しかし、週後半になると中国恒大が破産法を申請するなど、中国発のリスクオフムードが強まり、リスク回避の円買いが強まったことで、最終的に145円台前半での越週となっています。
【環境認識】
●週末にかけて5日MAは下抜けるも、依然として上昇トレンドは維持
●日足RCIは短中期線が下向き、長期線が上向き
【移動平均線】
現在レート:145.388円
5日移動平均線:145.726円
20日移動平均線:143.193円
50日移動平均線:142.288円
100日移動平均線:139.156円
200日移動平均線:136.466円
上記の環境認識を踏まえた具体的なドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「143.00円~148.00円」:
└基本的にはドル円は上昇トレンドを維持しており買いエントリーで利益を稼ぐことを想定。
└もちろん、中国初のリスク回避ムードには警戒感を持ちつつも、ドル円の下落幅は限定的と考える。(※これはリスク回避時は円買いだけでなく、ドル買いも入ることから、他のクロス円と比較すると一方的な下落が起こりにくいことが要因。)
└下値は20日MAを目安に押し目買いを狙うことになる。
└また、週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言内容には注目、利上げ見通しについて語ることがあれば、ドル円のボラティリティ拡大が期待できる。
ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2023年8月21日~2023年8月25日)
●8月14日週のユーロ円の値幅は最大で「約1.676円」となりました。
●先週比では、高値安値を上回ったものの終値は下回る結果となっていますね。
●週足は陰線で確定しています。(3週間ぶり)
【環境認識】
●上値は159円台で抑えこまれた印象
●中長期の上昇トレンドは維持
●日足RCIは短期線が下向き、中長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:157.986円
5日移動平均線:158.609円
20日移動平均線:157.020円
50日移動平均線:156.168円
100日移動平均線:152.103円
200日移動平均線:147.300円
上記の環境認識を踏まえた具体的なユーロ円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「156.00円~159.50円」:
└週明け中国発のリスク回避相場が継続するか、影響を見極めることになる。
└下値は最大で50日MAを想定、中長期の上昇トレンドは継続していることから20日MA、50日MAを目安に押し目買いを狙いたい。
└上値は159円台が重たい印象があり、159円台ミドルを想定。(利益確定のポイント、または短期の売りエントリーを狙うポイントと考える)
ポンド円 来週の相場見通し(期間:2023年8月21日~2023年8月25日)
●8月14日週のポンド円の値幅は最大で「約3.007円」となりました。
●先週比では高値安値終値を上回っていますね。
●週足は陽線となっています。(2週連続)
●年初来高値を更新しており、一時は2015年12月以来の186円台に到達しました。
●ポンド買いの背景としては、英国のコアインフレの高止まりを受けて、英中銀政策金利の追加利上げ観測が高まったことが挙げられます。
【環境認識】
●5日MAは下抜けたものの、依然として上昇トレンドは維持
●年初来高値を更新し続けている
●日足RCIは短中期線が上向き、長期線が水平
【移動平均線】
現在レート:185.109円
5日移動平均線:185.342円
20日移動平均線:182.774円
50日移動平均線:181.925円
100日移動平均線:175.755円
200日移動平均線:169.025円
上記の環境認識を踏まえた具体的なポンド円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「183.90円~187.00円」:
└他のクロス円同様に週明けはリスク回避相場の継続を見極めることになる
└ポンドに関しては追加の利上げ観測も強まっており、上昇トレンドも継続していることからポンド買い入り易い局面
└中国リスクが落ち着くなら、買いエントリーで利益を伸ばしたい
└下値は6月末~7月第一週にかけてレジスタンスラインとなっていた183.90円ラインを想定(今度はサポートラインとして機能することを想定)
豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2023年8月21日~2023年8月25日)
●8月14日週の豪ドル円の値幅は最大で「約2.074円」となりました。
●先週比では高値安値終値を下回る結果となっています。
●週足は陰線で確定しております。(2週間ぶり)
●中国の景気減速懸念が強く、中国との貿易関係が強い豪州も豪ドル売り優勢となりました。
●また、豪雇用統計も事前予想を下回る結果となり、豪ドル売りを加速させています。
【環境認識】
●6月19日の97.60円台をピークに上値を切り下げた下落している
●100日MAが支持線として機能
●日足RCIは短中長期線が下向き
【移動平均線】
現在レート:93.080円
5日移動平均線:93.757円
20日移動平均線:94.100円
50日移動平均線:94.959円
100日移動平均線:92.780円
200日移動平均線:91.843円
上記の環境認識を踏まえた具体的な豪ドル円のエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「91.80円~94.10円」:
└上値を切り下げて下落中
└中国発のリスクが豪ドル売りを強める
└下値は最大200日MAを想定。
└週明けは100日MAの攻防に注目、明確に下抜けた場合はインパクト大
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「143.00円~148.00円」
⇒買い
※ジャクソンホール会議のパウエルFRB議長の講演内容に注目
・想定レートは「156.00円~159.50円」
⇒中立
・想定レートは「183.90円~187.00円」
⇒買い
・想定レートは「91.80円~94.10円」
⇒売り
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