また、先週(2022年1月3日~1月7日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 週間相場見通し(期間:2022年1月10日~2022年1月14日)
1月3日週のドル円の値幅は最大で「1.398円」となりました。
先週比で高値安値終値を上回る堅調な値動きを見せていますね。
2022年の初週はリスク選好ムードを追い風に、堅調な値動きで推移するスタートとなりました。
ただし、注目されていたFOMC議事録の内容が想像以上のタカ派的内容となり、米長期金利の上昇につながった反面週後半の株価市場には警戒感から不安定な動きが広まっています。
ちなみに早期利上げの可能性が高まっており、3月利上げのシナリオが濃厚とされています。
金利の上昇で基本的にはドル高基調で116円台定着を狙いましたが、週末の米雇用統計の結果は下記の通り、非農業部門雇用者数が期待外れな結果となりました。
・非農業部門雇用者数
予想45.0万人→結果19.9万人 ×
前回21.0万人
・失業率
予想4.1%→結果3.9% 〇
前回4.2%
それに伴いドル円は115.50円台まで下落しての越週となっています。
経済指標が総じて予想を下回る結果となったこともあり、週末はドル安に振れましたが、やはり米長期金利の上昇によるドル高基調の相場は今後も続くと考えます。
リスクオフ相場が強まらない限りは積極的に円を買う要素もなく、基本的には押し目買い狙いのトレードを次週以降も続けていくことを想定しています。
そんなドル円に関する1月10日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
1月11日:日本景気動向指数(11月)、米上院銀行委員会、
パウエルFRB議長の再任指名承認公聴会開催
1月12日:黒田日銀総裁会見、日本景気ウォッチャー調査(12月)、
米消費者物価指数(12月)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
1月13日:米生産者物価指数(12月)、米上院銀行委員会、
ブレイナードFRB理事のFRB副議長指名承認公聴会開催
1月14日:米小売売上高(12月)、NY連銀総裁講演、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(1月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇トレンド継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・RCIは短中期線が水平、長期線が上向いており、買い優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:115.539円
20日移動平均線:114.613円
50日移動平均線:114.136円
100日移動平均線:112.789円
200日移動平均線:111.200円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「114.60円~117.00円」:買い優勢を示唆、押し目買いのポイントだけ注意。理想は20日移動平均線を目安に114円台での押し目買いを狙う。
米長期金利の動向には引き続き、注視する。
ユーロ円 週間相場見通し(期間:2022年1月10日~2022年1月14日)
1月3日週のユーロ円の値幅は最大で「1.58円」となりました。
先週比で高値安値終値を上回る堅調な値動きを見せていますね。
週前半はリスク選好を後押しに131円台後半まで上昇したものの、週後半にかけてはやや失速。
それでもクロス円の中では比較的、堅調な値動きを見せた印象を受けます。
ユーロ圏の経済指標がいくつか発表されましたが、独鉱工業生産や貿易収支、仏鉱工業生産などは冴えない結果だったことを考えると健闘したと言えるでしょう。
欧州での感染者数の動向は高止まりしていますが、このニュースでは積極的なユーロ売りにはもう繋がらないようです。
そんなユーロ円に関する1月10日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
1月12日:ユーロ・鉱工業生産指数 11月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・200日移動平均線を上抜けるも131円台で揉み合い
・RCIは短中期線が水平、長期線が上向いており、買い優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:131.261円
20日移動平均線:129.599円
50日移動平均線:129.546円
100日移動平均線:129.916円
200日移動平均線:130.517円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「130.50円~132.50円」:買い優勢、200日移動平均線が支持線となると想定し130円台での買いエントリーを狙う
ポンド円 週間相場見通し(期間:2022年1月10日~2022年1月14日)
1月3日週のポンド円の値幅は最大で「2.882円」となりました。
先週比で高値安値終値を1円以上も上回る強い値動きを見せています。
ポンド円は年末の上昇を引き継ぎ、週前半は上値を追う値動きを見せました。背景にはリスク選好による株高や英中銀による追加の利上げ観測が要因として挙げられています。
ただしFOMC議事録の発表後は、上値を伸ばしきれずに反落しています。
とは言え、下げ幅は限定的で156.90円付近での越週となっており、下落も調整の範囲内といった印象です。
そんなポンド円に関する1月10日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
1月14日:英国・貿易収支 11月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・上昇トレンド継続
・20日移動平均線と現在レートが3円以上乖離するほど短期的な買いの強さを確認できる
・RCIは短中期線が水平、長期線が上向いており、買い優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:156.961円
20日移動平均線:153.356円
50日移動平均線:152.903円
100日移動平均線:152.852円
200日移動平均線:152.716円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「156.00円~158.50円」:買い優勢、156円台前半での買いエントリーを狙う。
株価の動きには引き続き要注目、リスク選好ムードが継続するかを見極めたい。
豪ドル円 週間相場見通し(期間:2022年1月10日~2022年1月14日)
1月3日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.669円」となりました。
先週比で高値安値を上回るも、終値は下回る結果となっています。クロス円の中では弱い動きですね。
今週の豪ドル円は一時は84円台まで上昇するも週後半にかけて失速し安値更新する事となりました。留意点としては、2021年12月6日を起点とした上昇トレンドは継続しています。
そんな豪ドル円に関する月日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・下落トレンドラインが機能、三角保ち合いを形成
・RCUは短期線が下向き、中期線が水平、長期線が上向きと方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:82.934円
20日移動平均線:82.425円
50日移動平均線:82.461円
100日移動平均線:82.191円
200日移動平均線:82.609円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「82.00円~84.00円」:売り買いどちらも狙える相場、三角保ち合いのラインを意識してトレードシナリオを組み立てる。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「114.60円~117.00円」:米長期金利の上昇が後押し、押し目買いを狙って利益を伸ばす。
・想定レートは「130.50円~132.50円」:200日移動平均線を目安に買いエントリーを狙う。
・想定レートは「156.00円~158.50円」:156.00円ラインがポイント、維持するようなら押し目買いで利益を伸ばす。
・想定レートは「72.50円~75.00円」:三角保ち合いを形成しており、ブレイク狙いもあり。
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