ダウ平均株価 相場見通し ~感謝祭後のボラティリティ拡大に警戒~
ダウ平均株価は「30,000ドル」付近での底堅い値動きが続いています。
米国では新型コロナウイルスの感染再拡大が止まってはいませんが、ワクチンに対する期待感に加えて11月23日週はついに、トランプ米国大統領大統領がバイデン氏への政権移行を認める姿勢を示したことも株式市場は好感しています。
米大統領選の混乱が収束し、バイデン陣営への政権移行もつつがなく行われる運びとなる公算大です。
過去の統計からも米大統領選後の11月~1月の約3か月間は株価は上昇し易いことを考えれば、過去最高値の水準であるレートでも少しずつ買っていく事になるでしょう。
日足チャート 徹底解説 ~底堅い展開、ある程度の高値でも少しずつ買いますべきかを検討~
それでは、ダウ平均株価の日足チャートを確認しましょう。
コロナショックの暴落から反転した3月から続く上昇トレンドは継続しています。
10月後半の米大統領選前の調整下落も、今となっては良い押し目でした。
明らかな下落要因が出てこない限りは、ダウ平均株価は今後も底堅い値動きになると考えます。既に最高値を更新しているわけですが、少しずつでも買っていかないと機会損失となる相場になっています。
目先は短期移動平均線に沿った押し目買い狙いとなります、この3週間ほどは短期移動平均線にすらタッチしないほどの強さを見せてはいますが、節目の30,000ドルや米国でのロックダウンの懸念も残ってはいることから、まずはこのラインを狙ってのトレードを想定しています。
上値余地は具体的な数字を想定するのは難しいですが、節目の価格帯は意識したいものです。
「29,000ドル~31,000ドル」:買い優勢、高値でも少しずつ買いポジションを取る相場
ドル円 相場見通し ~上値重く、米国雇用統計の結果次第では再度103円割れチャレンジか~
今週は「米国・感謝祭」だったこともあり、ドル円の値動きは「1.078円」と先週と比較するとボラティリティは落ち着きを見せています。
先週と比較すると高値は「約0.4円」切り下がっており、安値はほぼ同値であることからも上値の重さを意識せざるを得ない状況です。
足元では米国での新型コロナウイルスの感染者数の増加は止まっておらず、部分的な行動宣言なども継続していることから厳しい状況が続きます。
そして12月4日(金)には2020年最後の「米国雇用統計」があります。結果が悪かった場合はドル売りに拍車がかかることになりますので注意が必要です。
11月30日週のドル円に関連するイベント・経済指標は下記の通りです。
米国雇用統計を筆頭に連日の重要な経済指標の発表や要人発言もあるのでボラティリティの拡大が期待できそうです。
12月1日:日本雇用統計(10月)、米ISM製造業景況指数 (11月)、ムニューシン米財務長官・パウエルFRB議長の要人発言あり
12月2日:米ADP雇用者数 (11月)、ムニューシン米財務長官・パウエルFRB議長の要人発言あり
12月3日:米ISM非製造業景況指数 (11月)
12月4日:米雇用統計 (11月)、米貿易収支 (10月)
日足チャート 徹底解説 ~下落トレンド継続、フィボナッチの23.6%ラインを目安に戻り売りを狙う~
それでは、ドル円の日足チャートを確認しましょう。
ドル円の日足チャートを見ると下落トレンドが継続していることが確認できます。
新型コロナのワクチン期待の反発も弱まっており、ドル安の流れはそう簡単には覆りそうにはありません。
MACDもゴールデンクロスしたのは束の間、再びデッドクロスとなりそうな気配もあることから、フィボナッチの23.6%ライン(104.60円付近)を目安に戻り売りを狙うのが基本的なトレードシナリオとなります。
一方で103円台ではある程度の底堅さを確認できますので、短期的な買いトレードも期待できます。
特に「103.60-70円」のラインでの値動きには注意を払いましょう。先日の様に反発の起点となることも考えられます。
いずれにしても週明けは104円台で売りエントリーから入り、103円台での値動き次第で決済を想定します。
・「103.10円~104.70円」:売り優勢、フィボナッチの23.6%ラインを目安に戻り売りを狙う
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・想定レートは「29,000ドル~31,000ドル」
・想定レートは「103.10円~104.70円」
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