本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年1月11日から1月15日にかけての相場見通しを解説します。
また、2021年1月11日から1月15日にかけてのドル円・NYダウ平均株価の相場見通しについて、下記からご一読頂けます。
また、先週(2021年1月4日から1月8日)のユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ユーロ円 相場見通し ~リスク選好継続で押し目買いを狙う~
ユーロ円の1週間の値動き(2021/1/4-1/8)
2021年初めの週のユーロ円の値幅は最大で「1.443円」となりました。
米国雇用統計ウィークなど経済指標やイベントが盛り沢山な1週間ということで、高値も先週比で「0.26円」ほど更新しており、リスク選好の相場は継続しています。
米10年債利回りの急騰によるドル買いの動きが強まっていることが気になるポイントではありますが、ユーロ円に関しては引き続き押し目をしっかりと買うトレードが基本戦略となります。
また、1月11日週のユーロに関するイベント・経済指標は下記の通りです。
特筆すべき指標はありませんので、どちらかというと相場全体がリスク選好を継続するかを意識しておくと良いでしょう。
日足チャート 徹底解説 ~2018年12月以来の128円台へ、ドル買いの動向には要注意~
それでは、ユーロ円の日足チャートを確認しましょう。
ユーロ円(日足チャート):2021/1/9時点
環境認識を行います。
・上昇トレンド継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・RCIは短期線68ポイント、中期線60ポイント、長期線89ポイント。長期線が90付近で張り付いており、再び短期線が上向く。
上記を踏まえると、引き続き押し目買いを狙うことになります。
押し目買いを狙うポイントとしては、意識されている「126.70-80円ライン」から20MA(赤色)付近の126.50円での買いエントリーを模索したいところです。
上昇平行チャネルの下限+フィボナッチの50.0%ラインが重なる126円台前半が底堅い印象はあるので、チャンスがあればしっかりと買いたいと思います。
利益確定のターゲットとしては、2018年12月以来の128円到達が視野に入ります。
ただし、ユーロドルはやや上昇の勢いに陰りが見え、ドル買い強まっている背景を考えると大きめの調整もありそうなので、ドル買いの動向には注意しておきましょう。
今週のユーロ円の想定レート
・「126.00円~128.00円」:買い目線。20MAをサポートにしっかりと押し目買いを狙う。利益確定のターゲットは2018年12月以来の128円台。ドル買いの動向には要警戒。
ポンド円 相場見通し ~英ロンドンが重大インシデントを宣言で週明けのポンドは要警戒~
ポンド円の1週間の値動き(2021/1/4-1/8)
1月4日週のポンド円の値幅は最大で「1.865円」となりました。
ポンド円としては、通常通りのボラティリティといったところでしょうか。
リスク選好ムードが継続するのであれば、ポンドは買いたい通貨筆頭なわけですが、週明けは少し警戒が必要です。
なぜ週明けのポンドは警戒が必要なのか?
英国首都のロンドンは1月8日、新型コロナウイルスの変異種が国内で制御不能となり、医療機関で対応できない恐れがあるとして、「重大インシデント」を宣言したからです。
重大インシデントは通常、「重大な被害、損害、混乱、または人間の生命や福祉、不可欠なサービス、環境や国家安全保障に対するリスク」などがある事態に適用されます。
まぁ、特に問題視されずに、リスク選好ムードを追い風に上昇していきそうな気配もありますが、週明けの動きを見てからでも遅くはないでしょう。
そんな注目のポンドですが、1月8日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
1月14日:英国・RICS住宅価格指数 12月
1月15日:英国・鉱工業生産指数 11月、英国・貿易収支 11月、英国・製造業生産高 11月
日足チャート 徹底解説 ~2020年9月1日以来の142円台へ、テクニカル的には上昇要素多し~
それでは、ポンド円の日足チャートを確認しましょう。
環境認識を行います。
・上昇トレンド継続
・移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・RCIは短期線70ポイント、中期線69ポイント、長期線76ポイントとなっており、上昇を示唆
・直近は日足20MA+平行チャネルのセンターラインがサポートラインとして機能
・フィボナッチの50.0%ラインはあまり機能しているとは言い難い
上記を踏まえると、買い目線は継続も大きめの陰線があるため、押し目は深いポイントを狙いたいところ。
週明けは先述の「重大インシデント宣言」もあり、下落調整の可能性を考慮して、20MA+平行チャネルのセンターラインの重なる「139.50-70円ライン」を背に押し目買いを想定しています。
利益確定のターゲットは2020年9月1日高値の「142.70円」を目標に設定。
いずれにしても、リスク選好ムードが継続している状況下では、ポンドは買いたい通貨ではあるので、週明けの動向に注意を払った上で買いトレードをメインシナリオに行いたいと考えます。
今週のポンド円の想定レート
・「139.50円~143.00円」:買い目線。週明けに下落調整の可能性はあるものの、押し目買いの機会と捉える。大勢はリスク選好ムードでポンドは買いたい通貨。
豪ドル円 相場見通し ~80円到達も上昇の勢いは衰えず、短期中期に続き長期も強気相場入り!~
豪ドル円の1週間の値動き(2020/1/4-1/8)
1月4日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.074円」となりました。
いやはや豪ドルの勢いが止まりません、2019年4月以来の80円台到達後も勢いは留まらずに、一時は「80.910円」まで上昇。
最終的には「80.70円台」での越週となったものの、2018年12月以来の81円台に向けて視界良好です。
背景には堅調なオーストラリア経済はもちろん、リスク選好ムードや新型コロナウイルスのオーストラリアでの感染者数は9月11日以降の1日当たりの新規感染者数は「50人以下」になっており、明確に減少傾向にある点が挙げられます。(※オーストラリアの人口は約2565万人。)
新型コロナの変異種などでダメージを負っている欧米とは違い、オーストラリアはダメージは少な目ですからオセアニア通貨が買われる後押しとなっています。
引き続き買い目線でトレードを組み立てるわけですが、そんな豪ドルに関する1月11日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート 徹底解説 ~上昇の勢い強し、RCIは過熱感を示唆で調整の可能性ありで買いの機会到来か?~
それでは、豪ドル円の日足チャートを確認しましょう。
豪ドル円の1週間の値動き(2021/1/4-1/8)
環境認識を行います。
・上昇トレンド継続、上昇平行チャネルの上限付近の値動き
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・RCIは短期線95ポイント、中期線91ポイント、長期線96ポイントでいずれも90ポイント以上の強気相場。流石に過熱感あり
上記を踏まえると、豪ドル円は買い目線ではあるものの、RCIは過熱感を示唆しており調整下落の可能性があると想定しています。
ただ調整下落は押し目買いの絶好の機会と捉えています。
押し目買いのポイントしては、20MA(赤)からは「1.5円以上」も乖離しており、流石に20MAタッチでの押し目買いは欲張り過ぎだと考えます。
そのため、上昇平行チャネルのセンターライン(80.00円付近)をサポートラインとして認識しての押し目買いが現実的でしょう。
利益確定のターゲットとしては、目先は2018年12月以来の「81円台や82円台」。中期的には週足レベルのレジスタンスラインである「84円台」も十分に到達の可能性があると考えています。
今週の豪ドル円の想定レート
・「80.00円~82.50円」:買い優勢、RCIは過熱感を示唆しており調整下落の可能性あり。ただし少々の下落は押し目買いの絶好の機会と捉える。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
・ユーロ円:買い優勢
・想定レートは「126.00円~128.00円」:20MAをサポートラインとして押し目買いを狙う。ドル買いの動向には要注意。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「139.50円~143.00円」:リスク選好ムードで基本的には買い、ただし週明けの値動きには要警戒。(英ロンドンの重大インシデント宣言)
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「80.00円~82.50円」:今買いたい通貨ナンバーワン!RCIは過熱感を示唆しているため調整下落の可能性はあり。
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