【ECB政策金利&ラガルド総裁に注目】FXユーロ円・ポンド円・豪ドル円【2021/3/6】

本記事では、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2021年3月8日から3月12日にかけての相場見通しを解説します。

ユーロ円 相場見通し ~底堅い値動きで方向感を探る展開~

ユーロ円の1週間の値動き(2021/3/1-3/5)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2021/3/1-3/5)

3月1日週のユーロ円の値幅は最大で「1.456円」となりました。

先週比で高値は下回る結果となりましたが、安値・終値は上回っており底堅い値動きにはなっています。

129.00円を中心に128円台では買い支えられ、129円台半ばでは売られる展開が続いており、方向感を探る展開となっています。

3月8日週にはECB理事会・ラガルドECB総裁の会見が予定されており、金利に関する発言には注目が集まります。

そんなユーロに関する3月8日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

3月8日:ドイツ・鉱工業生産指数 01月
3月11日:ECB政策金利、ラガルドECB総裁 記者会見
3月12日:ユーロ・鉱工業生産指数 01月

日足チャート エントリーポイント解説

2021年3月6日時点のユーロ円の日足チャート画像

ユーロ円(日足チャート):2021/3/6時点

それでは、ユーロ円の日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇トレンド継続中
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・129円台後半は重たい印象
・RCIは短期線が77ポイント、中期線が93ポイント、長期線が70ポイント
上記を踏まえると、買い目線は継続も130円到達は「ECB政策金利&ラガルド総裁の会見」次第と言った印象です。
具体的には128.60-128.80円付近から買い下がるトレードを想定しています。
サポートラインとして日足20MA(赤:128.00円)を想定しており、日足20MAを明確に割り込むようなら損切りすることになります。
利益確定ポイントは2月25日高値の129.90円台がターゲットとなります。
今週のユーロ円の想定レート
・「128.00円~129.90円」:買い目線、日足20MAをサポートラインとして128円台から買う。

ポンド円 相場見通し ~150円攻略中、押し目を待って買う通貨~

ポンド円の1週間の値動き(2021/3/1-3/5)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2021/3/1-3/5)

3月1日週のポンド円の値幅は最大で「2.621円」となりました。

先週比で高値・安値・終値を全て上回る結果となっており、強い値動きは継続しています。

流石に心理的節目でもある「150円」は攻略に時間が掛かってはいるものの、戻り売りの圧力に負けずしっかりと買い支えられています。

引き続きポンドに関しては、下がるのを待ってしっかり買いで拾っていくトレードを心掛けたいと思います。

そんなポンドに関連する3月8日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

3月8日:ベイリー英中銀総裁会見
3月11日:英国・RICS住宅価格指数 02月
3月12日:英国・貿易収支 01月

日足チャート エントリーポイント解説

2021年3月6日時点のポンド円の日足チャート画像

ポンド円(日足チャート):2021/3/6時点

それでは、ポンド円の日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇トレンド継続
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・RCIは短中長期線の全てが80ポイントを超える(約1か月)
上記を踏まえると、引き続き買い目線でのトレードとなります。
RCIは日足レベルで1か月以上も短中長期線の全てが80ポイントを超えており、過熱感とは何だったのかと思えるレベルになっています。
トレンドフォローで日足20MAタッチでの押し目買い狙いも、そもそもそこまで下落すらしていないことから、「148円台で買えたらラッキー」くらいの上昇の強さを維持しています。
150円台付近は高値掴みとなる可能性を考慮して、今の価格帯はスルーするとして、強気に行くなら149円台前半で買い、安全に行くなら148円台まで待っての押し目買い狙いのトレードが想定されます。
注意点は150円台での値動きですね、先週高値を更新できず揉み合うようなら、次第に反落の可能性も高まりますので要警戒です。
今週のポンド円の想定レート
・「148.00円~151.50円」:買い優勢、下がったら買う。

豪ドル円 相場見通し ~経済指標は好調も目先は調整局面入り~

豪ドル円の1週間の値動き(2021/3/1-3/5)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2021/3/1-3/5)

3月1日週の豪ドル円の値幅は最大で「1.987円」となりました。

先週比では高値は下回るりましたが、安値・終値は上回る結果となりました。

中長期的には上昇トレンドは継続していますが、短期的には調整局面にあると言えます。

ただし押し目ではしっかりと買いを狙っていい通貨です。

というのも、3月2日の豪中銀政策金利も「0.1%」と予想通りの据え置きで無難にこなし、3月3日に発表された豪GDP(10-12月期)は「予想+2.5%→結果+3.1%」と良好な結果となりました。

直近の経済指標も良く中長期的なトレンドは崩れていないことからも、押し目を模索する1週間となりそうです。

そんな豪ドルに関する3月1日週のイベント・経済指標は下記の通りです。

3月10日:豪・Westpac消費者信頼感指数 03月

日足チャート エントリーポイント解説

それでは、豪ドル円の日足チャートを元に環境認識を行います。

・上昇平行チャネル内での値動き
・移動平均線はパーフェクトオーダーを維持
・RCIは短期線が中長期線をデッドクロスしており、短期的な調整下落を示唆
上記を踏まえると、短期的には売り買い柔軟に対応することが求められます。
買い目線の場合は日足20MA(赤:82.50円)を目安に82円台での押し目買いを狙うことになります、買いの場合は中長期的なフォローもありますので無難でしょう。
一方で売り目線の場合は先週高値の84円台からの戻り売りを狙うことになります。
但し、売りエントリーはあくまで短期トレードに留めるようにしておきましょう。
理由はおわかりでしょうが、中長期的には上昇トレンドで買い目線なので、その点は意識してトレードをするようにしましょう。
今週の豪ドル円の想定レート
・「82.50円~84.50円」:短期的には調整局面、売り買い柔軟に対応。買いは日足20MAを目安に押し目買いを狙う。売りは84円台で短期トレードを想定。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ユーロ円:買い優勢
・想定レートは「128.00円~129.90円」:日足20MAをサポートラインとして128円台から段階的な買いを想定。
・ポンド円:買い優勢
・想定レートは「148.00円~151.50円」:下がったら買う、強気にいくなら149円台前半、待てるなら148円台で買う。
・豪ドル円:短期トレードなら売り買いどちらも狙える
・想定レートは「82.50円~84.50円」:調整局面にあり、84円台で売り。82円台では買いを想定。

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