ダウ平均株価 相場見通し ~CPIショックでインフレ懸念拡大!荒れる金融相場~
5月10日週のダウ平均株価の値幅は最大で「1536.4ドル」となりました。
先週比では高値・終値は上回りましたが、安値は下回る結果となっており、ボラティリティが拡大していることが確認できます。
初週こそ最高値を更新しましたが、35,000ドルタッチ後は反落。
背景には、5月12日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が前年比4.2%上昇し、約12年半ぶりの大幅な伸びを記録したことを受け、インフレ懸念が再拡大しました。
そして、クラリダFRB副議長も「CPIの結果は完全に予想外」と発言したことも、マーケットには混乱をもたらした一因となっています。
これらの結果を受けて、一時米長期金利が「1.7%」まで急伸したこともあり、株価はパニック売り(35,000ドル→33500ドル台まで下落)に近い値動きとなりました。
週末には落ち着きを取り戻し、株価は反発を見せ、34000ドル台での越週となりましたが、次週も引き続きインフレ懸念の動向には注意が必要です。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・一時は34,000ドルを割れるも、上昇平行チャネルの値動きは維持
・週明けの値動きに注目
【移動平均線】
現在レート:34,382.1ドル
20日移動平均線:34,100ドル
50日移動平均線:33,400ドル
100日移動平均線:32,200ドル
200週移動平均線:30,300ドル
上記を踏まえると、上昇平行チャネルを明確に下抜けしない限りは、買い目線でのトレードを想定しています。
ただしボラティリティが拡大傾向にあることからも、50日移動平均線等を目安として、深い押し目を待ってのトレードを心掛けたいと考えています。
「33,300~35,000ドル」:買い目線は継続、50日移動平均線を目安に押し目買いを狙う。ボラティリティが拡大傾向にある点は要警戒。
ドル円 相場見通し ~底堅い値動きも110円台に乗せるには米長期金利の上昇が不可欠~
5月10日週のドル円の値幅は最大で「1.437円」となりました。
先週比では高値・安値・終値の全てが上回る結果となっており、底堅い値動きとなっています。
ドル円の底堅い値動きの背景としては、先述の通り米CPIの予想を上回る強い結果によりインフレ懸念が再燃している点が挙げられます。
現在のドル円の値動きを予測する上で、「米長期金利」の動向を抑えるのはマストですが、この米長期金利が一時は「1.7%台」まで上昇を見せており、再びドル円にとっては上昇の後押しとなる形を見せています。
また来週は要人発言の機会も多く、高まるインフレ懸念への発言にも注目が集まります。
そんなドル円に関する5月17日週のイベント・経済指標は下記の通りです。
5月18日:米住宅着工件数(4月)、ダラス連銀総裁、イベント参加
5月19日:米FOMC議事録(4月27日-28日開催分)
5月20日:米景気先行指数(4月)、米新規失業保険申請件数(15日終了週)
5月21日:米製造業PMI速報値(5月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・三角保ち合いを形成(安値切り上げ)
・RCIは中期線が強気も、短期線が下向いており方向感を探る展開
現在レート:109.341円
20日移動平均線:108.700円
50日移動平均線:109.050円
100日移動平均線:107.000円
200週移動平均線:106.000円
・「108.50円~110.90円」:三角保ち合い(安値切り上げパターン)を形成。売り買い柔軟に対応する。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「23,500ドル~29,000ドル」
・想定レートは「101.50円~107.00円」
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