また、先週(2021年12月6日~12月10日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。
ドル円 相場見通し ~12月16日の米FOMCを意識しつつ、アップサイドリスクを想定~
12月6日週のドル円の値幅は最大で「1.125円」となりました。
先週比で高値は同等、安値終値を上回る底堅い動きとなっていますね。
今週は、一部で既存ワクチンのオミクロン株に対する有効性が公表されました。
オミクロン株への警戒感が和らいだことで、ドル円相場も堅調な値動き、特に112円台ではしっかりと買われる動きを確認できました。
一方で完全にリスクオフ相場が去ったわけではなく、まだ予断を許さない状況であるのも事実です。実際に113円台後半では上値が重く一進一退の攻防となっています。
来週の注目ポイントは何と言っても「米FOMC」でしょう。ここでの結果が年内のドル円の行方を左右しそうです。
そんなドル円に関する12月13日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
12月14日:米生産者物価指数(11月)
12月15日:米小売売上高(11月)、NY連銀製造業景気指数 12月
12月16日:米FOMC・経済予測公表・パウエルFRB議長記者会見、
フィラデルフィア連銀景況指数 12月、米鉱工業生産指数 11月
12月17日:日銀政策金利・黒田日銀総裁記者会見
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・112.50円ラインが支持線として機能
・20日移動平均線をブレイクできず反落
・上値も下値も限定的で一進一退の攻防
・RCIは短期線が上向き、中長期線が下向きで方向感を探る展開
【移動平均線】
現在レート:113.363円
20日移動平均線:113.886円
50日移動平均線:113.652円
100日移動平均線:111.817円
200日移動平均線:110.673円
上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「112.50円~114.50円」:テクニカル的には一進一退の攻防、112円台では買いエントリーを113円台後半では売りエントリーを狙う。
ユーロ円 相場見通し ~オミクロン株の懸念後退で買い戻しの動き、ECB政策金利・ラガルド総裁の発言に注目~
12月6日週のユーロ円の値幅は最大で「1.603円」となりました。
先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
先述の通り、オミクロン株への懸念後退による買い戻しの動きが確認できた1週間となりましたね。
ユーロ自体はオミクロン株の感染報道前から、欧州での感染再拡大が懸念材料とされており、弱気相場となっていました。
欧州での感染再拡大は現在進行形(2021/12/11時点)で続いており、今回の買い戻しの動きも、日足レベルで戻り売りの絶好のチャンスと捉えています。
そんなユーロ円に関する12月13日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
12月16日:ECB政策金利・ラガルドECB総裁記者会見
12月17日:ドイツIFO景況感指数(12月)
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・10月20日を起点とした下落トレンド継続
・買い戻しの動きも129円台に定着できず
・RCIは短中期線が上向き、長期線が下向きで買い優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:128.305円
20日移動平均線:128.638円
50日移動平均線:130.306円
100日移動平均線:129.853円
200日移動平均線:130.519円
上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円はやや買い優勢であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「127.40円~129.50円」:やや買い優勢、リスクオフ相場→リスクオン相場に明確に切り替われば円売りでユーロ円の上昇を期待できる。127円台での買いエントリーは狙いたいポイント。
ファンダメンタル的には12月16日のECB政策金利+ラガルド総裁の会見には要警戒。
ポンド円 相場見通し ~英国は感染拡大で規制強化、英中銀政策金利の発表に要警戒~
12月6日週のポンド円の値幅は最大で「2.046円」となりました。
先週比で高値を下回ったものの、安値終値を上回る結果となっています。
リスクオフ相場は一旦は落ち着きを見せたものの、英国では感染再拡大による規制強化が発表されました。
当然、英国経済の停滞が新たな懸念材料となっており、ポンドの上値を重たくする材料となります。
そんなポンド円に関する12月13日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
連日のように経済指標が発表され、ボラティリティ拡大が期待できます。
特に英中銀政策金利の発表と声明内容には要注目です。
12月15日:英国・消費者物価指数 11月、英国・生産者物価指数 11月、
英国・小売物価指数 11月、
12月16日:英国・英中銀政策金利 12月
12月17日:英国・GfK消費者信頼感調査 12月、英国・小売売上高 11月
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・10月21日からの下落トレンド継続
・20日移動平均線と現在レートが乖離しており、戻りの上昇を狙うのは検討の余地あり
・RCIは短期線が上向き、中長期線が下向きでやや売り優勢
【移動平均線】
現在レート:150.349円
20日移動平均線:151.828円
50日移動平均線:153.629円
100日移動平均線:152.506円
200日移動平均線:152.497円
上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「149.00円~152.00円」:売り買いどちらも狙える相場、英中銀政策金利の発表前後ではボラティリティ拡大が予想される。サプライズには要警戒。
豪ドル円 相場見通し ~オミクロン株の懸念後退で大反発、82円ラインを上抜けるかに注目~
12月6日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.755円」となりました。
先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
注目されていた「豪中銀政策金利」は予想通り据え置き、声明ではオミクロン株について影響は限定的となる可能性が高いとの内容で豪ドル買いに反応しました。
81円台後半では抵抗ラインも多く、ブレイクとはなりませんでしたが、81円台で越週したことで、来週は82円攻略の足掛かりと捉えることができます。
そんな豪ドル円に関する12月13日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日足チャート エントリーポイント解説
【環境認識】
・10月からの下落トレンドは継続
・20日、100日、82円ラインと抵抗線として認識
・RCIは短中期線が上向き、長期線が下向いており買い優勢を示唆
【移動平均線】
現在レート:81.296円
20日移動平均線:81.699円
50日移動平均線:83.163円
100日移動平均線:81.772円
200日移動平均線:82.768円
上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は売り買いどちらも狙える相場であると考えています。
具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。
・「80.50円~82.70円」:買い優勢、80円台での買いエントリーを狙う。上値は81円台後半~82.00円ラインに抵抗ラインが集中。ブレイクすれば上値余地の拡大が期待できる。
まとめ
最後にこの記事のまとめを記載しておきます。
各通貨のエントリーポイントのまとめ
・想定レートは「112.50円~114.50円」:テクニカル的には一進一退の攻防、112円台では買いエントリーを113円台後半では売りエントリーを狙う。ファンダメンタル的には米FOMCの結果が大きく影響すると想定。タカ派的内容となれば、ドル買いが強まりアップサイドリスクを考慮した立ち回りを想定する。
・想定レートは「127.40円~129.50円」:リスクオフ相場が後退するなら、円売りからの上昇が期待できる。127円台では買いエントリーを狙う。
12月16日のECB政策金利とラガルド総裁の会見には要注目。
・想定レートは「149.00円~152.00円」:英国では規制強化の動きありでポンドには重石。上値が重たいが、一方で英中銀政策金利と声明内容には要注目。結果次第では一気にポジションが傾く可能性大です。
・想定レートは「80.50円~82.70円」:エネルギー価格の上昇などに後押しされ、買い優勢。81円台後半~82円にかけて抵抗ラインが集中。このラインを抜けれるかが来週のキーポイント。
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