【金融政策ウィーク・ドル円は118円を目指す】FXドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円週間相場見通し【2022/3/12】

本記事では、ドル円、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円について、2022年3月14日から3月18日にかけての相場見通しを解説します。

また、先週(2022年3月7日~3月11日)のドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円に関する記事も下記から合わせてご確認いただけます。

ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年3月14日~2022年3月18日)

ドル円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

ドル円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

【振り返り】
・3月7日週のドル円の値幅は最大で「2.530円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
・2022年の高値を更新し、2017年1月以来の117円台での越週。
【考察】
・ドル円上昇の背景ですが、「米・2月消費者物価指数」の結果が前年比7.9%と約40年ぶり高水準を記録したことで、利上げ観測期待が非常に高まったことが考えられます。
・3月16日に予定されている米FOMCでは、「0.50%」の大幅利上げも想定されており、日米関係の金融政策の違いによるドル円の続伸は今後も濃厚だと考えています。

そんなドル円に関する3月14日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。
日米の金融政策決定会合に要注目。

※3月13日より米国市場は夏時間となります

3月15日:米生産者物価指数(2月)
3月16日:米小売売上高(2月)、米FOMC声明、
パウエルFRB議長記者会見

3月18日:日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁記者会見、
日本消費者物価指数(2月)

日足チャート エントリーポイント解説

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

ドル円(USD/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

【環境認識】
・116.20-116.30円の抵抗ラインをブレイク
・移動平均線はパーフェクトオーダー維持
・RCIは短中長期線が上向いており、買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:117.264円
20日移動平均線:115.391円
50日移動平均線:115.116円
100日移動平均線:114.533円
200日移動平均線:112.555円

上記の環境認識を踏まえると、来週のドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.116.30-116.90円:直近の抵抗ラインである116.30円ラインを目安に116円台での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「118.00-118.60円」

※過去チャートを見ると118円台まで機能しそうな抵抗ラインはなく、あっさりと117円台を上昇する可能性あり

【売りエントリーポイント】
1.118.50-118.60円:2016年12月、2017年1月高値の118.60円台を目安に売りエントリーを狙う
└利益確定のターゲットは「117.50-117.60円」

今週のドル円の想定レート
・「116.00円~118.60円」:買い優勢、来週注目のイベントである日米の金融政策決定会合ですが、結果が如実に差が出るようなら2017年1月以来の118円台到達も濃厚と考えます。また、ウクライナ情勢も注視は必要であるものの、有事のドル買いは根強く下落リスクは限定的です。引き続き買い目線で利益を伸ばすことを目指します。

ユーロ円 来週の相場見通し(期間:2022年3月14日~2022年3月18日)

ユーロ円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

ユーロ円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

【振り返り】
・3月7日週のユーロ円の値幅は最大で「4.653円」となりました。
・先週比で高値安値を下回ったものの、終値は上回っています。
・地政学リスクの高まりを受けて週明けも続落スタートとなりましたが、「ウクライナはNATO加盟を主張しない」というニュースや、「プーチン大統領はウクライナと前向きに話す準備がある」とのニュースが流れると買い戻しの動きが強まった1週間となりました。
【考察】
・今週は反発となったユーロ円ですが、ウクライナ情勢はまだまだ予断を許さない状況です。エネルギー価格高騰に伴う欧州経済への下押し圧力は懸念材料であり、株価の動きにも警戒が必要です。
・筆者としては、世界情勢を注視しつつ、基本的には各抵抗線での戻り売り狙いを想定しています。

そんなユーロ円に関する3月14日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

3月14日:ユーロ圏財務相会合
3月16日:ドイツ10年債入札、NATO臨時国防相会合
3月17日:ラガルドECB総裁講演

日足チャート エントリーポイント解説

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

ユーロ円(EUR/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

【環境認識】
・買い戻しの動きで127.90円台での越週
・週末は20日移動平均線が抵抗線として機能
・RCIは短期線が上向き、中期線は-90ポイント台で張り付き、長期線は下向きで売り優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:127.943円
20日移動平均線:128.823円
50日移動平均線:129.726円
100日移動平均線:129.696円
200日移動平均線:130.021円

上記の環境認識を踏まえると、来週のユーロ円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.127.00-127.350円:127円台前半での買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「128.60-128.90円」
※127円割れで損切設定を推奨

【売りエントリーポイント】
1.128.60-128.90円:20日移動平均線を目安に128円台後半での売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「127.50-127.90円」

2.127円を明確に下抜けたタイミングで売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「125.80-126.00円」

今週のユーロ円の想定レート
・「125.80円~129.00円」:売り目線、20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。欧州通貨をトレードする場合は、特にウクライナ情勢を注視する。

ポンド円 来週の相場見通し(期間:2022年3月14日~2022年3月18日)

ポンド円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

ポンド円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

【振り返り】
・3月7日週のポンド円の値幅は最大で「2.421円」となりました。
・先週比で高値安値を下回ったものの、終値は上回る結果となっています。
【考察】
・基本的にはユーロ円と同じ流れになっていますね、エネルギー価格の上昇は英経済にとってマイナスとなるのは事実です。
・ただし、ユーロと違い英国では、英中銀の追加利上げの方向性に変化はないとの見方が強く、3月17日の英中銀政策金利の結果次第では上昇リスクが強まることを想定しておく必要があります。

そんなポンド円に関する3月14日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

3月15日:英国・ILO失業率 01月、英国・雇用統計 02月
3月17日:英中銀政策金利、ベイリー英中銀総裁記者会見

日足チャート エントリーポイント解説

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

ポンド円(GBP/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

【環境認識】
・200日移動平均線付近まで反発
・RCIは短期線が上向き、中期線は-90ポイント台で張り付き、長期線は下向きで売り優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:152.871円
20日移動平均線:154.370円
50日移動平均線:155.202円
100日移動平均線:154.039円
200日移動平均線:153.284円

上記の環境認識を踏まえると、来週のポンド円は売り優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.151.80-152.20円:先週後半の安値を目安に152.20円から買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「153.00-153.30円」

【売りエントリーポイント】
1.153.30-153.40円:200日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「152.30-152.40円」
2.154.00-154.30円:100日→20日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「153.00-153.30円」

今週のポンド円の想定レート
・「151.50円~154.50円」:売り優勢、基本的には200日移動平均線など各抵抗線を目安に売りエントリーを狙う。ただし英中銀政策金利の結果次第では、上昇シナリオも十分にある点は認識しておきたい。

豪ドル円 来週の相場見通し(期間:2022年3月14日~2022年3月18日)

豪ドル円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

豪ドル円の1週間の値動き(2022/3/7-3/11)の画像

【振り返り】
・3月7日週の豪ドル円の値幅は最大で「2.085円」となりました。
・先週比で高値安値終値の全てを上回る結果となっています。
【考察】
・ファンダメンタル的には、オーストリアは地政学的リスクで欧州よりも低いことや、好調な経済指標が豪ドル買いを後押しする環境にあります。テクニカル的にも後述のチャート分析でもわかる通り、三角保ち合いを上方ブレイクしたことで、続伸しています。2週連続で年初来高値を更新しており、2021年10月以来の86円台を視野に入れつつ、買い目線でのトレードを継続します。

そんな豪ドル円に関する3月14日週の注目すべきイベント・経済指標は下記の通りです。

3月17日:豪雇用統計(2月)

日足チャート エントリーポイント解説

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

豪ドル円(AUD/JPY) 日足チャート画像(2022/3/12時点)

【環境認識】
・三角保ち合いを上方ブレイク、過去の下落TLを支持線に高値更新
・移動平均線はパーフェクトオーダー成立
・RCIは短中期線が水平、長期線が上向いており、買い優勢を示唆

【移動平均線】
現在レート:85.487円
20日移動平均線:83.584円
50日移動平均線:82.810円
100日移動平均線:82.752円
200日移動平均線:82.257円

上記の環境認識を踏まえると、来週の豪ドル円は買い優勢であると考えています。

具体的なエントリーポイントは下記の通りとなります。

【買いエントリーポイント】
1.84.50-84.90円:84円台半ばを目安に買いエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「85.90-86.20円」

【売りエントリーポイント】
1.86.00-86.20円:2021年高値を目安に売りエントリーを狙う。
└利益確定のターゲットは「85.00-85.20円」
今週の豪ドル円の想定レート
・「84.00円-86.50円」:買い優勢、84円台では積極的に買いエントリーを狙う。ターゲットは2021年最高値の86.20円を想定。

まとめ

最後にこの記事のまとめを記載しておきます。

各通貨のエントリーポイントのまとめ

・ドル円:買い優勢
・想定レートは「116.00円~118.60円」:下値余地は限定的で基本的には買いトレードで利益を伸ばす。注目は日米の金融政策決定会合ですが、大方の予想通り続伸の後押しとなる可能性が濃厚です。2017年1月以来の118円台到達を想定。
・ユーロ円:売り優勢
・想定レートは「125.80円~129.00円」:200日移動平均線を目安に売りエントリーを狙う。引き続きクライナ情勢を注視する。
・ポンド円:売り優勢
・想定レートは「151.50円~154.50円」:基本的にはユーロ同様の値動きを想定、ただし英中銀政策金利の結果次第ではポンドの独歩高もあり得るため、要警戒。
・豪ドル円:買い優勢
・想定レートは「84.00円-86.50円」:84円台では積極的に買いたい、上値は2021年最高値の86.20円をターゲット。オーストリアは地政学リスクが他国よりも低く、好調な経済指標の後押しもあり堅調な値動きを想定しています。

LINE FXで1回取引で5,000円プレゼントキャンペーン実施中!

FX取引を「LINE FX」で始めよう!

今なら、口座開設&1回の取引で「5000円プレゼントキャンペーン」実施中です。

■LINE FX が選ばれる4つの魅力
1.取引コストが安い!
– 業界最狭水準スプレッド【AM9:00 – 翌日AM3:00】原則固定・例外あり
2.取引タイミングを逃さない!
– 使いやすくストレスフリーな取引を実現したLINE FX取引専用アプリ
– LINEならではの通知機能で経済指標や相場の急変動をお知らせ
3.高水準のスワップポイント!
– 人気の高金利通貨はもちろん主要な通貨でも高水準で提供
4.安心できる取引環境!
– お客様のお取引を無料でサポートしてくれる充実のサポート体制
– 安心の信託保全

このレベルのお得なキャンペーンはなかなかありませんから、口座を持ってない方はこの機会を逃さないようにしましょう!ご興味ありましたら、下記リンクからご登録をお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました